予備校講師でわるかったな！

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ドイツで開幕

6月9日

  いやはや昨夜はかなり飲みすぎたようだ。
  実家は禁煙なので飲み終えてからタバコを一服、とベランダに出てウンコ座りして（下品ではあるが懐かしい言葉だ）立ち上がろうとしたら、スッテンコロリンと転んでしまった。さすがにひどい音がしたらしく母親が飛んできて「あんた、飲みすぎだろどうみても」となだめられてしまった。

  多少は酔いをさましてから帰宅したつもりだったが、ライターを失くしたことに気がつかなかった。たぶん実家のベランダに投げ出してきたのだろう。
  あんな状態できちんと日記をアップしてから寝ているのが我ながらスバラシイといつものように自画自賛してみるが、５時半に目覚めてみたらレベル３（５段階）の二日酔い。

  といっても吐き気が伴うなどの悪性のものではなく、ただ単純に体が重い。
  外は強い雨。これは梅雨入りなのだろうなぁと天気予報など見てヤクルトを飲み作り置きのウーロン茶を用意して新聞を少し読んでから６時過ぎにベッドに戻る。

  10時に起床。
  食材が乏しいが雨が強くて買い物に出る気にもならず、ご飯を温めて納豆とキムチで軽く済ませる。コーヒーを淹れてひとごこちついたゼ・・・とオトナぶろうと思ったが、やはり二日酔いは消えていない。

  これは参ったと普段はまず観るはずがないＴＶのワイドショーなどを観る。
  秋田の児童殺害主婦は叩かれまくり。当たり前か。新聞の雑誌広告など見ると「デリヘル」とか書かれている。デリバリーヘルス嬢の略なんだろうか。むかし「ホテトル」という言葉があって、これは「ホテルを利用するトルコ嬢」のことだったような気がするが、世の中の進歩は新しい言葉を作るのだな、とヘンな感想。

  しかしそれにしても、デリヘルってどういうシステムなんだろうか。

「もしもしぃ？　30代くらいの人妻、用意してくれるかな」
「かしこまりました。サイズを指定してください」
「小ぶりがいいな、Ｓで」
「スモールをお一つですね。サービスはいかように？」
「そうさなァ、（青少年の正しい成長のために以下略）」

  こんな感じですかね。
  話を戻すと、殺人はもちろん裁かれるべき犯罪ではあるが、デリヘル疑惑なんてことまで言及してどうするんだろうね。そんなことを考えていたらお昼のニュースになってしまった。二日酔いで文字を読むことができないにせよ、なんというムダな時間の使い方なのか。

  午後になってパスタなど食べたら回復軌道にのる。
  二日酔いについて感覚的な説明をすると、自分の体がスポンジだとして、ふだんは水分をタップリ含んでいるのに、その日はアルコールを含んでいるような状態である。アルコールを搾り出して水分を与えていけば「浄化」されていく感じとでも言うのか。つまり食物などから水分を得て、汗などで排出していけば良くなるのだ。

  というわけでサウナ→プール。
  サウナではアセドアルデヒド臭を撒き散らす（注：イメージ）ことになる。まわりのオッサンたちも加齢臭がスゴイのが男子サウナというものであるが、今日の僕も相当に迷惑であったろうな。ゆるゆると750メートル泳ぐ。無事に回復。

  市川校で授業。
  金曜日のＣクラスは何となく生徒様に緊張感が強すぎるような気がする。狭い教室なので僕の「気」がそうさせているかもしれぬ。まったく問題なく終了。

  ＢＢＱ講師Ｃと講師Ｗと一緒に帰宅の電車。
  ある駅でボロボロと乗客が減ったので、Ｃが「サッカーのせいかねえ？」と言う。そこでサッカー談義に移るのかと思ったら、僕を含めて３人とも特別な興味がないとか。Ｃに至っては「今日が日本の初戦じゃねーか」などと主張する。たしか月曜日の夜中だったと思うんだが。

  今日のＭ新聞のある記事によれば、「戦争をのぞけば、サッカー・ワールドカップほど愛国心を高揚させるものはない、と言われる」んだそうだ。

  そうかぁ？
  それほどのモノではないだろうと僕は思うんだけど。サッカーなんて、ただのスポーツの例にすぎないじゃないか。国民総出でサッカーサッカーなんてわめいている民度の低さを責めてもいいんじゃないか。

  ただし、もちろん僕も機会があれば観戦するつもりである。
  日曜日あたりに、仕事のない時間で観戦できる日本の試合があったはずだ。それがブラジルか、もう１つの、オーストラリアではないチームとの対戦だったのか覚えてはいないんだけどさ。なんと言っても、僕だって小学生のころはサッカー部だったのよ。ハイ、そこの生徒さん大笑いしないように(^_^;)

  帰宅したらすごい湿気。
  除湿機をかけて、乏しい食材でビール。つまみは70度で軽くボイルしたソーセージ。ビールとソーセージと言えばドイツである。ザワークラウトやアイスバインがないのが残念である。

「なんだ、結局はサッカーで盛り上がろうとしているんじゃないかッ！」

  いや、別にそういうわけじゃないんですけどね。カタチ作りっていうものよ。

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