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湿気はビールで吹き飛ばせ 7月25日
  6時過ぎ起床。
  モヤとキリの中間のような空模様。昨晩はエアコンをドライにしたまま過ごし た(寝ている間は切ったが)。おかげでよく眠れた。7時間グッスリ。昨晩の読 書から。


  『心が雨漏りする日には』中島らもを読了。
  2004年に急逝(きゅうせい=とつぜん亡くなること)した著者による、2002年 のエッセイ集。内容は著者本人が長く患った「うつ」について。

  エッセイの名手として知られた著者だけあって、「うつ」になった自分を面白 おかしく描く。「うつ」が発症した日の記述では、精神科に向かう自分の姿を「 もう1人の自分」の立場から冷静に描写している。

>おれは昔からそうなのだが、どんな状況下にあっても、自分自身を観察するも う一つの目のようなものを持っている。

  病状は深刻なものになる。
  自殺念慮。躁病の発症。同時進行するアルコール中毒。そのいずれの状況をも 、著者は乗り越えていく。しかし終わりはない。

  本書は「うつ」を気楽に考えるために読む本かもしれない。
  巻末にある精神科医との対談では「うつとうつ病は違う」という記述も見られ る。対談者の芝伸太郎。精神科医の敷居が低くなったことを歓迎する一方で、軽 い警告を発している。

>例えば、失恋したと。それで落ち込んで、うつだと言って来られるんですね。 それは普通ですよと(笑)

  「うつ」が気になる人は読んでみてください。
  単純にエッセイとしても楽しめるのが著者の力量とも言える好著。


  7時半から仕事。
  とりあえず次のターム、つまりC期の準備は完了したことにする。まだもう少 し積み上げる部分があるような気もするが、これもやりだせばキリがない。

  布団を干したのはいつだったか。
  ストレスと湿気がたまる。この1週間は毎日のように、じゃなくて毎日洗濯を している。乾かすヒマがないからだ。仕事のせいじゃなくて、あくまで湿気のせ い。

  ヒマではないが、キッチンの掃除。
  キッチンマット代わりに敷いていたカーペットをはがす。もう6年間も放置し てあったことだし、思い切って交換するつもり。しかし脱がして、じゃないや剥 がしてみたら汚いのなんの。とつぜんダスキンのオバサンと化して床磨き。


  夏向けの体力維持講座その1。
  昨日からお酢を飲み始めた。お猪口1パイ、大さじなら2杯か。息を詰めてグ イッと飲む。すぐに麦茶などで流し込む。1週間続けると、確実に体力がついて くる。本当。お金があるひとは「やずやの香×」などもあるが、不当表示なども あるので注意。


  焼ソバなぞ食べてから千葉校へ。
  授業は問題なく終わり帰宅。今日はB期の最終日。このタームは1日2コマで ラクをしてきたが、明後日からは4コマのタームが3発、その後は横浜。これか らが本番になる。


  窓を開け放して料理。
  床を乾かしておいたので、フローリングが素足に気持ちよい。

・コチ(という魚)の煮付け。アラまで食べられるから家計の節約になるし、何 より酒のツマミにぴったり。
・ナスとキュウリを塩もみして、昆布と大葉をまぶして浅漬け。夏の味がする。
・エシャレットはそのまま味噌をつけて食べる。1年中あるけど、やはり夏がい ちばんおいしい。
・ヤマイモを1センチ厚に切って、油で焼く。焦げ目がつくあたりで引き揚げれ ば、サクサクとした食感が残る。

  下ごしらえを朝にできなかったから、ここまでで25分。
  いつも書くように、30分以内で仕上げるのが自炊のコツの1つ。あんまり長く やっていると、虚しくなる。


  そして何よりも大切なビール。
  痛風が気になるけど、いつもより多目の850ML。こんな気持ちのいい夜に、 気分よく飲まずして何が人生か!
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