予備校講師でわるかったな！

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make one's way

7月27日

  ６時半起床。
  12時前にベッドに入ったのだが、よく眠れなかった。本格的な夏の開幕にコーフンしていたのだ。というのはウソで、暑かっただけ。

  掲示板の返事を急いで書いたら眠くなった。
  体力維持が勝負の期間でもあるから、あっさりとベッドに戻る。睡眠時間が減ると、どうしても体力が落ちる。僕には基礎体力が絶望的に不足しているから、専守防衛が仕事の１つでもある、と言い訳。

  起きてみたら８時34分。
  くう・・・。俺のあおい、じゃないや朝の連ドラを見逃した。ＤＶＤか、せめてビデオがあれば済むことだが、貧乏な予備校講師にその余裕はない。

  急ぎ朝食をすませ、予習の再チェック。
  リンリンと電話が鳴って、出てみればマンション屋。またかよ。用事は

「お前の源泉徴収表（＝年収を示す公的な書類）は信用できないと銀行が言っている。即座に免許証などの身分証明書をファックスしろ。できなければ、手付金は即座に没収し、マンションは解約だ」

とのこと（一部脚色）。
  あの、ファックスないんですけどと答えたら（しかし貧乏だな）、

「ならば職場から送れ。文句を言う権利はお前にはない。なぜならお前は汚れた職業、予備校講師だからだ、人にして人にあらず。人権は認めない」

とのこと（大部分脚色）。
  あの、そんなこと頼める立場にないんですけど。市進も生×減で今が正念場なんですけど。

  やむなく近くのコンビニへ。
  時間がないんだけどなあ。汗だくで校舎へ。

  夏向けの体力維持講座その３。
  ウコンです。サプリメント（栄養補助食品）。
  ウコンは沖縄で取れる薬草で、僕は現地から取り寄せています。毎日飲んで３ヶ月分くらいで１万円だったかな。これは本来「肝機能」を向上させるものです。「肝機能」というと「アル中」を連想しますが、肝臓は暑いときに頑張る臓器でもあります。「肝心要（かんじんかなめ）」という表現もあるくらい、肝臓は大切な臓器の１つです。
  ウコンに限らず、貧血症の人は「鉄分（Ｆｅ）」もいいです。ビタミンＣと一緒に取るといいのですが、ほとんどの鉄分サプリメントはＣ配合です。ま、あんまり頼るべきものじゃないですけどね、基本は食事です。

  弁当を持参した。
  昨日の残り物のウナギがあったからだ。時間もなかったし、通勤前に家で食べるほど空腹でなかったし、外食するお金もないからだ（泣きたくなるほど貧乏だ）。

  プリントなど印刷してから、もそもそ食べる。
  しかし、これが旨い。自分で作る弁当はこれほど旨いのか。ちゃんと熱気を抜いてからフタをしたのも良かった。ご飯にほのかに残る温かさ。少し濃い目にした味付け。なんのかのと「うな重」でもある。やはり、人生の喜びの大切な１つは自炊だった。

  教室へ。
  大学別ゼミ２コマ→総合Ｃクラス。どちらも人数は多いとは言えないが、少なくもない。出席率もバツグンに良くて（どちらも95％を超えていた）悪い気分ではない。授業の細かいネタはまた明日以降に。今はちょっと忙しいし。

  なかなか楽しめた、というのが今日の時点の感想。
  やはり、授業は楽しくなければいけない。人数が多くなければいけない。人数が少ないと思い切ったアクションも取れないし、しょうもない下ネタも言えなくなる。貧すれば鈍するという。前世紀の、と言ってもたかが６年前だけど、あの活気を市進に取り戻さなければいけない。楽しくなければ、仕事に価値を見出せない。

  帰宅して風呂。
  あついあついと出てから料理。昨日の残り物と、一口ヒレステーキなど。エアコンはつけない。夏の暑い夜の空気を吸い込んで、おいしくビールを飲んで、汗だくになる必要がある。初日の疲労は、明日に持ち越すわけにはいかないのだ。

注： one's には主語にあわせた所有格を用いる。Ｃクラスの皆さん、大丈夫ですね？

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