予備校講師でわるかったな!





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それぞれに、全力。 8月2日
  5時半起床。
  もう陽が短くなっているようだ。暗くはないが、7月のような明るさはない。 シャワーを浴びて、洗濯などして、掲示板の返事。急ぎの朝食は桃とヨーグルト とヤクルト。

  正式な朝食はマクドナルドのテイクアウト。
  英語では take away と言うはずだ。旨くとも何ともないが、初日なので早めに 校舎入りしないと仕事にならない。プリントの確認、名簿の確認など。


  講習生専用クラスからスタート。
  この講座を担当するのは3年ぶりくらいか。あくまで自分基準ではあるが、超 基礎クラスは技術的には得意なほうだと思う。ただ、受験学年の場合は「入試ま での残り時間」を意識するしかなく、そこが難しい。

  基本的に、我が1年間の中で最低レベルと考えてやってみる。
  スピード・レベルともに最低。これより落とせば受験にならないと書きたいと ころだが、正直に言えば「これでは間に合わないかもな」と感じる設定。これは これで1つの形か。遅すぎるせいか寝る生徒様はいるし、指いじり(小学生か? )を始める生徒様もいらっしゃる。個別注意はせずに、全体的な注意喚起に留め る。

  某講師と休み時間に会話。

「夏からの生徒は、最低レベルですからね」
「そうだよなあ、そういう感じでやったよ」
「春からの生徒より、下になりますからね」
「そうだよなあ、それだけ遅れているからね」

  どちらかが僕のセリフかは書かない。
  この会話で僕が触れなかったのは、タイミングの問題。つまり、3月から受験 勉強をスタートさせた場合と、夏からスタートさせた場合の比較だ。

・3月スタート→10ヶ月後に入試
・8月スタート→5ヶ月後に入試

  講習生は、3月スタートの生徒様が8月(今月!)に入試を迎えるのと同じこ となのだ。
  この記述で落ち込むか必死になるかは、このページの読者自身が選べばいいこ とだ。


  昼休みの某講師(日本史 I )との会話。

 I 「え、先生が講習生クラス?」
僕「クラス適性はどうなのかと」
 I 「もっとも第1印象が悪い講師をあえて?」
僕「でもニコニコしながらやってるよ」
 I 「それはあなた基準でしょ」
僕「そらそうだが(-_-;)」
 I 「講習生が入学するかどうか、非常に厳しい」
僕「だから頑張ってるって」
 I 「そうか! 先生がクビになるか、生徒が入学するか、それを賭けているのか (爆笑)!」
僕「そういう、ありそうでありそうなことを言うんじゃない!!」


  午後はQクラス。
  ここは例によって全力投球。午前中のLKクラスでは90分で4択問題10問を扱 ったが、このクラスでは20問を9分で解説。単純な比較には意味がないが、格差 は20倍になる。経験値の差は受験に限れば非常に重要だということになる。

  しかし、連続授業の2コマ目は低調。
  今年の早稲田(人間科学部)の正誤問題を扱ったものの、デキはかなり悪い。 3割正解の生徒様は、どれほどいただろうか(企業ヒミツなので知っているけど 書かない)。

「市進の模試で、偏差値60なんてのはその程度のものだ!!」

と絶叫。
  かなり残酷な発言ではある。しかし、現役生は受験に対する「自分の位置」の 把握が甘いのは事実であり、この弱点を突かなければもう1つ上の段階には行け ない。鬼になるのは、それが必要だからだ。


  今日は珍しい達成が1つ。
  午前も午後も、出席率100%だった(4限のみ脱落者が1人)。これがなかな か難しいというのも悲しい現状ではあるのだが、とりあえず気分はいい。これが 続けばいいのだけど。

  帰宅しておいしくビール。ぐびぐびぐびぐび。
  中盤戦の始まりは、悪くないスタート。明日から暑くなる様子、体調にくれぐ れも留意。教室はカーディガン持参!!
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