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恒例の夏くじらだよ 8月22日
  やっほー、くじらだよ。
  みなさん、こんにちわー。
  師匠の弟子のくじらだよ。おいら、今年は「語る」シリーズばっかり書いてて忙しいよ。

  師匠はね、今日はたぶん津軽半島を激走しているよ。
  日曜日に言ってたよ。

「月曜の夜が十和田湖泊。そこで嫁をゲット」
「旅先でゲットするの?」
「そのまま翌日、津軽半島にドライブ」
「ありえるの?」
「これは婚前旅行か新婚旅行か…」
「それってさ」
「何だ?」
「ラチとか、人さらいって言うんじゃない?」
「人聞きの悪いことを言うなッ!」

  津軽半島って言えば、太宰治さんだよ。
  みんな知ってる? 
  「生まれてすみません」が大正時代に流行したらしいよ。まだ流行語大賞がなかったんだって。師匠は太宰さんの生家に行って表彰するって言ってたよ。

  でね、今日は津軽半島の先っぽに行くんだって。
  どうしてかって言うと、師匠は石川さゆりさんの『津軽海峡冬景色』が大好きだったからだよ。師匠が小学校2年生のときに、初めて全部の歌詞を覚えた歌なんだって。さいしょが演歌っていう生い立ちが師匠らしいよね。

♪つがぁーるかいきょうぉぉ、ふーゆげーしぃきぃぃぃ!

  そのままじゃんって師匠に言ったら、

「そのままでなんか悪いのかよぉぉ!」

って怒鳴ってたよ。怖いよう。
  ということで津軽半島の先っぽにいる皆さん、午後2時ごろに海に向かって歌っているナイスミドル(って書けって言われたよ)がいても気にしないでね。おいらの師匠は悪いひとじゃないんだよ。ちょっとヘンな人だけどね。


  ではでは皆さん、またね。
  師匠はきっとオミヤゲを買ってきてくれるよ。
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