予備校講師でわるかったな!





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夏の終わりが始まって 8月26日
  夏講が再開。
  既報のように、例年最終タームは1日4コマだったが今年は2コマだけ。時給 労働者としては非常に痛い。その後イロイロと調査してみるとコマ数減は僕に限 った話ではないようだ。それはそれで良かったような気もするが、よく考えると それはそれでマズイような気もする。


  連続コマは「大学別T」という講座。
  いわゆる日東駒専の問題を扱うことになる。このレベルだと「大学別」も何も ない。入試の現状を見ると大学別の対策が必要なのはMARCH以上の一部の大 学・学部に限られている。

  大学別対策という考え方にはムリが出てきた。
  僕が所属しない某予備校では、単発講座とはいえ「MARCH成蹊成城明学学 習院ゼミ」などという講座まであると聞く。生徒数の減少により、予備校サイド が細分化することに無力感を持っているのはよくわかるが(講座が成立しない) 、このあたりはもう少し考える必要があるだろう。


  日記に戻って1限。
  始業チャイムでの出席率は8割ちょっと。3分後に9割程度。失礼な話ながら 、最下位レベルにしては、そして夏講の最後のタームにしてはマシな方ではない か。「夏が勝負だ!」として気合だけ入れて何もしなかった受験生は諦める時期 でもあるからだ。

  予習率は7割くらいか。
  授業進行上、予習をチェックするプリント穴埋め作業をしていただいた結果と して判明したことだ。言われてみて初めて「テキストに折り目を入れる」生徒様 が3割ということでもある。まぁ、そんなもんでしょ。

  「Y谷大塚」という有名な学習塾がある。
  そこでは実際の授業に出る前に、小学生(ハイレベル中学受験対象の塾なので す)は「予習シリーズ」というテキストを解かなければならない。この「予習シ リーズ」を解くために生徒はY谷大塚以外の塾に通う。塾の授業を受けるために 他の塾に通うということになるわけだ。

  市進予備校もそういうシステムを作るべきかもしれない。
  わかりやすく言うと、市進の最下位クラスの生徒様の3割はハイレベルな小学 生以下ということだ。悪く言っているのではなく、それが今はやりの格差社会と いうことである。再チャレンジなどさせなくてよろしい(-_-メ)


  授業は順調。
  イチイチ小学生以下の下層階級に注意しても仕方がないので、日東駒専レベル に必要なことを丁寧に(しかしある程度のテンポを維持して)説明していく。

  2コマだと終わりが早い。
  7日ぶりの授業なので「ちょっと舌の回りが悪いな」と思っていたのが平常ペ ースに戻ったあたりで終了。あっけないなあ、もっと授業がやりたい。


  自宅近辺に戻って昼メシ。
  今日は週末なので外食は危険と判断しつつも、回転寿司へ。しかしこれがまた 異常にマズイ。ランチサービスという味噌汁がある時点で警戒したのだが時はす でに遅かった。ネタのレベルが低いのは我慢できるが(青森で旨い寿司を食べた んだよね)、シャリがベタベタして不気味。3枚食べた時点であきらめて退去。

  食い足りないので帰宅してソーメン50グラムを茹でる。
  うん、これだ。食事ってのはキリっとした食後感があるから楽しい。


  特にやることはないので、クーラーを入れないままにソファで読書。
  難しい本を読んでいたためか、あるいは初日の緊張による疲れがあったのか眠 り猿が到来。いいじゃない、と1時間ちょっと昼寝。

  やおら起きて紅茶を淹れる。
  少しだけパソコンに向かえば夕方。そろそろ夕飯の支度と風呂だね。天気は悪 いにしても涼しいのがありがたい。帰宅食後に和室(除湿機と扇風機アリ)で干 しておいた洗濯モノも乾いている。


  夕飯は昨日の続き。
  やはりヒラメはしめて2日目の今日が旨い。アラは煮付けにする。ナスとキャ ベツで浅漬け、メカブ・納豆・オクラの「ネバ3兄弟」。糠漬けのキュウリ。糠 漬けを自分でも作ろうかといつも考える。そしてビール。ゆるゆると過ぎていく 夏の終わり。
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