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秋の香りは布団とアゴだし? |
9月3日 |
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7時起床。
もうすぐ通常のシーズンが始まるから、夜型に戻したい。だからもう少し遅く
まで眠りたいけれど、体はやはり朝型を求めるものだ。
飲みすぎた覚えはないけど気持ちだけ2日酔い。
午前中は仕事をするのが基本パターンだけど、たまには読書から1日がスター
ト。8時過ぎ。今日も乾いた晴天。
『自殺予防』高橋祥友を読了。
自殺に興味があって(したいのではない)読んでみた。僕の興味は「なぜ自殺
をしてはいけないのか(していいのか)」にあるのだが、本書はそのタイトル通
りに自殺をいかにして予防するかの提言書である。僕の「購入前」の期待は裏切
られたことになるものの、ところがどっこい素晴しき良書。
日本で自殺が多いという現状の説明、どのような理由で自殺が起こるのか、自
殺と精神疾患の関係の説明、いかにして自殺を防ぐか、自殺者が出た遺族のポス
トベンションの説明と、自殺を減らすための提言が整然と並べられる。
ただ単純に事実を説明するのではなく、自殺を絶滅させようと理想論を説くの
でもなく、家族や本人や職場がいかに自殺以前の人に働きかけ、自殺の数を現実
的に減らせるかを丁寧に語っている。
類書を読んだ経験がないので比較できないが、これだけ真摯に(しんしに=真
剣に)自殺を減らす働きかけをしている人がいるのだな、と幼稚な感想をもった
。
著者のように「自殺の数を減らす現実的・物理的な呼びかけ」をできる人が一
方にいるのなら、またどこかに「自殺を撲滅する理想的・精神的な呼びかけ」を
できる人もいるだろう。僕はこれからも後者の呼びかけをしている本を探してい
くつもりだが、本書の呼びかけにもじゅうぶん納得できたし、また同時にここで
紹介することでこのHPの読者にも広く読んでもらいたいと思う。
9時から2時間みっちり予習。
11時過ぎからの昼食は恒例の焼ウドン。
さすがにちょっと飽きたなあ。夜型に戻すためには、2回目の昼食を3時くら
いにしなければ。
食後はネットの世界をフラフラ。
前にも書いたように(と思う)いくつかの個人サイトを定期的に訪問している
。その中で僕が一番好きなブログに「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の記事が
あった(公式サイトはここです)。そのブログの管理人にはまとめて書きたいこ
とがあるらしく、詳しくは後日にエントリーするとしている。
このイベント(?)については、以前にとある知人に紹介されたことがある。
そのときに紹介された公式サイトを見ても意味がわからず、なんじゃそりゃと
思った。でもまあこうやって記事にぶつかるなら有名なのかともう1度公式サイ
トを見る。
やっぱり意味がわからない。そこで検索をかけていくつかの記事を読んでみる
。要約すると、以下のようになるのか。
・世界各国で行われている「展覧会」である
・暗闇の中を8人1組で、白い杖を持って40分ほど歩く
・その8人には盲人(アテンドという)が1人ついて、参加者を導いてくれる
・視覚情報を捨てることで、触覚や嗅覚など使われることの少ない感覚を取り戻すのが目的
・やたらと人気があって、予約が取れない
こんなところか。
オカルトか宗教なんじゃないかと思ったら厚生労働省なんぞも協賛しているら
しい。30件近くのブログを徘徊したが、そのほとんどが「すごい」「行きたい」
「びっくりした」なんてことしか書いていない。何がすごいのか、なぜ行きたい
のか、何にびっくりしたのかほとんど言及がない。小学生の感想文以前だろ、そ
れじゃ。幼稚園児の日記レベルなら、チラシの裏にでも書いてくれよな。
ブログ日記の「レベルが低すぎるぞ」問題については書きたいことがたくさん
あるが、これはそのうちエッセイで。日記があんまり長いと読者様も疲れるだろ
うし。
1時からまた読書と予習の往復。
日曜なのでお出かけすると痛い目にあうからね。と言っても1日中ヒキコモル
のもどうかということで、3時前から自転車ドライブ。まだちょっと暑いけどお
腹も空いたし、何か食べてこよう。
新しいラーメン屋を発見。
いわゆる「地元の新しい名店」を気取っているらしく、店先には「千葉 Walker 」か何かの紹介記事の切り抜きなどが張り出されている。綺麗な店のようなので
1回くらいはダマされてやるかと入店。カウンターのみで15人が定員というとこ
ろか。和風スープの香りがただよう。アレ系かあ。
ずいぶん昔に荻窪の「○信(?)」で食べたことがある。
と言われても読者はわからんか。カツオだしのしょうゆ味スープで、ラーメン
をここまで和風にして嬉しいか、というような味だった(まずかった)。この店
もそっち系なんですかね。でもあれほどキツメの和風だしの香りでもない。なん
の香りだろう。カツオじゃなくて煮干しかあるいはアゴ(トビウオ)か。店の名
前を冠したラーメンを注文。
メンのお湯きりを20秒くらいやっている。
茹で汁を充分に切らないとスープが不味くなる、ということなのだろうが、そ
んなに神経質になる必要あんのか。そのあいだにメンは伸びるし、そもそもそん
なに激しくやったらメンが崩れちゃうよ。これだからエセ名店系は・・・。
う、うまい。
こんなに旨いラーメンが千葉にあったとは。
また来ることにしよう。紹介できないのが残念だ。
「おどれ、ついさっき感想だけ書くなとホザいておきながら、テメエの日記はど
うなんだよぉぉ!」
という感想も予想されるな。
まあ冗談はさておいて、それほど旨くはない。俺的偏差値62というところか(
これはかなり意味不明な描写だな)。和風6割中華風4割というスープ。ダシは
やはり煮干しかアゴだろうが、ラーメン無知の僕にはわからない。
しかし、どの店にいっても「別に・・・」という感想しか持てない僕が「62」
という評価をするのだから、あるいは一般的なラーメン好きの人からすればケッ
コウ美味しい方なのかもしれぬ。でもやっぱり味の描写ってのは難しい。
4時半に帰宅。
この日記の上の段落までを30分かけて書く。こんなにたくさん書く必要がない
ような気がするんだけど、やはり予習漬けで精神を開放したいと思っているのだ
ろう。まるで他人事だ。
8時過ぎに夕食。
実家でまたまた頂いてきたマグロ中トロの刺身、ナスの油炒め、ご馳走冷奴な
ど。ご馳走冷奴というのは、薬味を工夫するだけのこと。
・豆腐+キムチ
・豆腐+塩ウニ+キュウリ
・豆腐+ニンニクソース+大葉
ニンニクソースというのは、生ニンニクをすりおろしてエキストラバージンオ
イル(オリーブオイルの立派なやつ、でいいのかな)と和えたもの。
この日記をアップしたら、2ヶ月ぶりにウイスキーを飲むつもり。
秋の風と本とウイスキー。日付が変わるころに、太陽のにおいがいっぱいのタ
オルケットにくるまれて眠るつもり。明日は、ちょっとだけ出かけよう。 |
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