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1000問イッキ解き! 10月19日
  9時起床。
  もらったメロンパンで朝食。あ、この日記はやたらに長いので、覚悟して読み飛 ばしてください。エッセイにも「語る」にも転用できない内容のため。


  昨日、城南予備校から「英文法+語い・語法1000」という問題集が送られてき た。
  IMクラス以上では2学期に短文問題系の授業がない(週2コマとも長文なの です)ということで、生徒様に演習していただくために新作した問題集だと聞い ている。

  形式はいわゆる「桐原の英頻」と同じように、見開きで左側が設問・右側が解 答と簡易解説である。
  問題数は1000問で、20のユニットに分かれている。「桐原の英頻」と異なるの は以下の点。

・1ユニットのうち、最初の30問がランダムな文法問題
・途中の10問が語彙問題
・最後の10問が入試問題そのままの演習
・後半に行くほど難度が上がる

  ふ〜ん、面白そうじゃない。
  長所は文法問題のランダムな配列であろう。「仮定法」とか「前置詞」とかタ イトルがついてると、この時期の演習には向かないからね。問題形式は4択が中 心だが、正誤や並べ替えや空所記述などイロイロある。だいたい入試の出題頻度 を同じくらいにしたような感じ。


  よし、やってみるか。
  そう、1日1000題を一気に解くのだ。読むのではなく、解く。生徒様と同じよ うにやるのだ。ルールを決める。

1、カンニングしない(笑)
  →見開き右側を解答用紙で隠す

2、すぐに答え合わせ
  →見開き左側を解き終わったらすぐにやる

3、100問1セット
  →時間を計る

4、解答は即決する
  →悩んだらパスする

5、解答は紙に書く
  →マルつけが曖昧になるのを防ぐ

  難しいのは1、じゃなくて、やはり4だろう。
  少しでも悩んだら「解けなかった」という扱いにするのだ。生徒様は1と2と 5を真似して、3は30問くらい、4は普通の模試感覚でやること。

  最初の100問、たけし、イキまーす!


  結果。

  解答時間(マルつけと復習含む)=16分
  正解率=99%

  いやいや、「4、解答は即決する」がキツイのなんの(-_-;)
  解答書き(チラシの裏を使用)・マルつけ(×だけつけた)を含めて、1問に かけた平均時間は9.6秒。言ってはナンだが、ほとんど問題文読んでないし( かたちだけで解く)。4択だけならもう少し速くできると思うが、連立完成や正 誤問題も少々含まれているのだよ。


  ところで本書の欠点を紹介しよう。

・解答の文字が小さい
  →意外にマルつけがやりにくかった。でも、あんまり文字を大きくすると電車 内で解く生徒様あたりが「見えちゃって困るかも」という配慮なのかもしれない 。

・解説が薄い
  →「桐原の英頻」や「ネクスステージ」などと同様に、「なぜその解答が出る のか」という解説しかない。「なぜその解答に至るのか」という解説が必要なは ずだが、これは問題集のコンセプトからしてやむを得ないのだろう。

・表紙カバーの折り返しが短い
  →表紙を1回めくった左側に、本そのものとカバーの一部がありますよね(全 ての書籍は同じだ)。そのカバーの折り返し幅が5.5センチ(本体の横幅は15 センチ強)。ちなみに「桐原の英頻(全解説のほう)」は7.5センチ。

  それがどうしたんだよって?
  それだけカバーがはがれ易いんだよね。家でやる時はカバーをはずすのが鉄則 だからいいけれど、電車内でやるときはどうするだろう。本書は本屋で買うもの ではないから(予備校が配布する)、紙製のブックカバーが入手できない。世間 の人に見られるのが恥ずかしいからカバーの裏表を逆にする人が多いだろう。

  もちろん、裏にしたってカバーの折り返し幅は変わらない。
  するとやはり、カバーがはがれ易いという欠点が見える。まあこんなことをチ マチマ気にするのは僕がA型だからなんだろうけど、ここはもうちょっと考えて 欲しいところだった。経費削減の一貫なのかもしれんね・・・なんて書くとただ でさえアブナイ来年度の契約可能性が減るよなぁ(^^ゞ


  300こなしてスーパーへ。
  中華弁当を使う。昼休みということで読書。

  『花も実もない人生だけど』中村うさぎ読了。
  著者はショッピングの女王として知られる作家。ブランド品買いまくりで借金 地獄というとんでもない女である。その著書を何度か手に取ったことはあるけど 、ショッピング狂いの話に興味がないので、本書が「初うさぎ」。

  これがなかなか面白い。
  雑誌の連載が2年半に渡ったため、前半(ホストクラブネタが中心)と中後半 (人生悩み劇場)でトーンがかなり異なる。中後半がいい内容だ。

>あのさ、人って、自分の部屋を自画像にしたがるんじゃないのかな。「かわい い私」像を描きたい人は「かわいい小物」をいっぱい飾りたがる。「整理された 部屋」に執着する人は、おそらく「頭の中がきちんと整理された(すなわち整理 能力のある)知的な人間」という自己イメージをもっているのではないか。つま り、人の生活空間は、その人自身の拡大された自我なのよ。

>「幻想なんて、所詮、虚しいものではないか」という人がいる。では、お尋ね するが、幻想よりも虚しくない現実を、あなたは生きているのだろうか。もしか して、我々が現実だと思っているものは、幻想なんかよりも遥かに虚しいもので はないのか。雪の中で必死にマッチを擦り続けた少女を、あなたは虚しい奴と嘲 笑えるほど幸福なのか。

  思いあたるフシがかなりある。
  ふざけた女だけど、それだけに考えていることがあるんだね。しかしまあ、前 半の「ホストクラブ入れあげのアタシ」が後半に来ていたら印象はだいぶ違うだ ろう。カバーの奥に、本の本質が隠れているのだ。


  ということで5時近くまで粘って900問。
  500を超えたあたりから疲労困憊( exausted )になってくる。プールへ逃避。 イキオイ余って「ようし! こっちも1000(M)だ!」と張り切る。結局1100M 。元気だな俺。

  出来合いのピザを食べて、最後の100問。
  7時前、終了。問題の難易度アップもさることながら、明らかに脳が疲れてき て精度がガタ落ち。おおまかに言って、100問を解くのに必要な平均時間は20分 くらいか。後半のほうはケッコウ難しい並べ替えも出てきて、「4、解答は即決 する」のが絶対にムリ。正解率96.2%(38問ミス)。即決の条件をはずせば98% は行けるはずだが・・・まあこれだけの母集団になると100%はムリだろう。


  長すぎる日記だなオイ。
  ここまで書くのに40分もかかったぞ。では以下カンタンに感想など。

・語い問題は難しい
  →単語問題に限定されているためだろう。日東駒専あたりまでが目標となる生 徒様は、あと回しでもいいのではないか(熟語問題のほうが圧倒的にたくさん出 題されるから)。

・熟語問題が少ない
  →「入試問題そのままの演習」のところにチラチラ出てくるが、前述のように 単語問題のレベルが高いので、「語い問題」の半分くらいを熟語問題にしてもい いのではないか。熟語は熟語集でインプットし、熟語問題でアウトプットするの がコツだから。

・問題の選定は良い
  →新しい問題が多いし、語いを除けば極端にマイナーな設問はほとんどなかっ た。ほどよく「エグイ」問題が入っているのも良し。ただ、IMの生徒様だとち ょっと自分でやるにはキツイ部分が多いかもしれない。EXのレベルに合わせて 作ったんですかね?


  この日記を書くために問題集の内容点検。
  8時前から書き出して、今は8時45分。そろそろメシでも・・・いやいや、「 ちょっとここ、どうかな?」という設問について2箇所ほど。

  いや。
  ちょっと英語の話が詳しすぎるから、読みたい人は文末の付記をご覧ください 。たまには城南生の皆様にも無料サービスしないとね。


  9時過ぎ、力つきて夕食。
  イワシの刺身、アジの刺身、高野豆腐の煮付け、塩もみキャベツ(ミョウガと昆布入り)、ナスの油炒め、玉ねぎスライス(冷水にさらしてポン酢とオカカで和える。美味)など、体と家計にやさしいメニュー

  木曜恒例の独りデートはちょっとお休み。
  いろいろと考えることがあるし、やることがある。たまには立ち止まって、脳と体をいじめて悪いことはない。どんなにやさしいことでも、量をこなして悪いことにはなるまい。


付記;城南生に連絡

城南予備校で今週あたりに配布された(はず)「(トップレベルゼミ)英文法+ 語い・語法1000」。
その中の「ここ、ちょっと解答・解説おかしくな〜い?」部分についての簡易解 説をメールで配布します。といっても3箇所だけですが。もちろん無料。
興味のある方は以下を読んでください。なお、信原の授業を受講した・している 生徒様限定です。

1、メールの件名に書くことは3つ。
・解説おくれ
・本名
・予備校の会員番号
2、メールの本文に書くことは2つ
・「添付ファイル希望」または「メール本文貼り付け希望」
・受講した・している信原の授業(平常クラスレベル・講習などテキトーでいい )
→「添付ファイル」は「メモ帳」を使用。
→「メール本文貼り付け」は読みにくいですが、PC上の管理は便利?
3、信原の公認アドレス→kujiranosumika@hotmail.com
→「ここ」のページの下のほうに、1クリックでメーラーが開くアイコンがあり ます。
→メールアドレスは家族のものでOK

後日追記:配布は終了しました。
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