各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
|
ふたたび逢うまでの遠い道のり |
11月2日 |
|
晴れているようなので9時起床。
布団を干して朝食をとっていたらモクモクと雲が出てくる。今日は何の予定も
ない。いつもの休日と同じ。まずは読書。
『あなたの話し方がダメな理由』福田健を読了。
話し方を向上させるための実用書。類書のなかではかなり上位にランクされる
のではないか。
内容は1分間スピーチに絞られている。
心構えや物理的な喋り方の技術やネタの集め方や準備の仕方や引用の方法など
、ムリもムラもなく1分間をうまく喋りきる方法を紹介している。
本書を読んだ理由はもちろん授業に活かすため。
一般的なスピーチと予備校の授業は性質を異にするが、共通するルールや法則
があるはず。授業の技術は、大まかに言えば講義内容の充実とプレゼンテーショ
ンの方法に集約される。どちらにも「 It couldn't be better. (これが最高!)
」ということはない。常に改善を目指さなければ未来はない。本書はその助けに
なる1冊に数えられる。詳しくは後日のエッセイで。
ところで本書の内容とは関係ないけど、著者は電車の吊り広告でよくみかける
「話し方研究所」の所長。
「話し方研究所」というディープでベタな固有名詞がうさんくさくて良いよね
。
お昼過ぎにタンメン。
モヤシがないといまひとつ歯切れが悪い。つづいて実家に電話する。慰安をか
ねて夕飯でもご馳走になろうかという算段(さんだん=見込みのこと)。
母は不在で、父は夕方に出かけるという。
父「どうせ来るなら明日でどうだ?」
あのですねパパ、僕は貴殿と違って毎日が日曜日じゃないんですよ(-_-;)
独りデートの中断も長くなった。
観たい映画も展覧会もないのが原因。倹約生活なのでお金もないし、そもそも
買いたいものもない。家にいるばかりでは嫁が来るチャンスが増えないとわかっ
てはいるのだけどね。論理の飛躍にアキレル人もいるだろうなあ。
夕飯をどうすっかなと考えつつ、またも読書。本の話が多くてすいません。悪
いとはまったく思ってないけど。
『運転』下野康史を読了。
テツ関係の本ではないことに注意されたい。自動車評論家のような仕事をして
いる著者が、様々な「運転」を行ったり見学したりするルポルタージュ。かなり
の奇書であり、かなり面白い。
31種類の「乗り物」が紹介されている。
電車、都営バス、長大トレーラー、雪上車あたりまでは予想もつく。
潜水艦、
ヘリコプター、ホバークラフト、競艇ボートあたりになってくると「ほぉ」とい
う気分になってくる。
胃カメラ、馬、アシモ(ホンダの人型ロボット)なんても
のまで出てくると、「それって運転なのかいッ!」と言いたくなる。
ドキドキしたのはグライダーの運転。動力を持たないまま空を飛んで、宙返り
をするシーンが圧巻。
運転したくなったのは熱気球。風で移動するので文字通り「風になった」感覚
を味わえるという。
産業用ラジコンヘリというのは何かと思ったら農薬散布に利用されるという。
普通のラジコンと似ているようでかなり違うらしい。
こういう本を面白いと思う人と「ちょー意味不明」と感じる人に分かれると思
う。文庫で読むにはちょうどいいと僕は感じたのだが、いかがか?
3時前にスーパーに行く。
目鯛を丸一匹買う。980円。3日で食べきるにはちょっと多いかなと迷ったが
、たまには贅沢もよろしかろ。
帰宅したら母から電話。
特に用事はないけれど、目鯛も余りそうなので実家に帰ることにする。魚の切
り身をもって実家帰りという青春はどうなのか。「青春」ってのはどうなのか。
プールでは有線放送が常にかかっている。
最近、来生たかおの『夢の途中』をよく耳にする。唄っているのは来生たかお
ではなく、どこかの♀。
♪さよならは別れの言葉じゃなくて
ふたたび逢うまでの遠い約束・・・
あるいはTBSで『セーラー服と機関銃』というドラマがリメイク(昔は映画
だったか?)されてオンエア中のはずだから、その主題歌なのかもしれない。
『夢の途中』の歌詞を一部入れ替えたのが『セーラー服と機関銃』だったと思
う。もちろんそんなことはどっちでもいいし、ドラマを観るはずもないのだが(
しかし気になるから書いておくのだが)、この唄を聴いて切なくならない奴はい
るのか。泣きたくならない奴はいるのか。
おい、そこの
「え〜ベツにぃ〜、っていうかあ、長澤まさみってぇ〜」
などと言い出す女子高生。貴様にこそ機関銃を・・・なんてしょうもない下ネタ
なぞ書いているんじゃないよ俺。まあ一応は一部手加減した部分があるのだがな
(^_^;)
実家。
目鯛の刺身をメインに、様々な野菜料理。例によって例のごとく、母の様々な
グチを拝聴する。しかしよく喋るな。もちろん全て聞き流す。聞いてあげるのも
親孝行だろうか。再来週からの旅行の打ち合わせなどもしつつ、ワインを1本あ
ける。母もグラス2杯近く飲んだし、3時間くらいかけたのでそれほど酔わず。
帰宅。
こりこりと日記を書きながら1日を振り返る。実に何もしてないな。こういう
のが休日のありかたの1つだとは知っているつもり。しかし、再び逢うためには
最初に逢わないといけないわけで、やや反省(@^^)/~~~
|
|