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ハンパな一日 12月18日   痛恨の寝坊。   カーテンの隙間から差し込む光で 「ああ今日は晴れているぢゃないか。布団を干さないと読者が悲しむぢゃないか 」 と思っていたけれど、寒いのなんのあんた、冬の朝に早起きはできません。   今日も悪夢だった。   むかし住んでいたアパートの風呂が汚れているというもの。「水廻りの汚れ」 の悪夢が多い。あくまで自分としては「何かがうまく回っていない」ことの示唆 （しさ＝示すこと）ではないかと思っている。   夢と寒さ以外に寝坊の理由（別名：言い訳）を探す。   そうか、昨晩はメールを書いていたのだ。人さまの恋愛に関するネタで苦労し た。もちろんウラ若き♀からの相談ではなく（それならばここには書かない）、 あくまで世間話に近い、しかし真剣なメールだった。   恋愛を語ることは難しい。   一般化すれば陳腐（チンプ＝下らないこと）になり、個人化すれば読み手の興 味を引かない。自己の闇の中に言葉を捜し、世間の光の中に夢を求め、ブーメラ ンのように自分に帰ってくる問題が恋愛だ。メールを書き終えても自分への掘り 下げは終わらず、少しだけ呑みすぎたのかもしれない。   朝食はチャーハン。   １週間前のエリンギが冷蔵庫で眠っていたため。ハム・玉ねぎ・長ネギと一緒 にみじん切りする。中華なべも久しぶりで油のノリが悪い。しかしお味は悪から ず。   出勤確認のためにカバンの中身を整理。   ケータイを見たら珍しくメール。昨晩受信していたものをバックレしていたよ うだ。ケータイ嫌いもここまでいくと、周囲の迷惑かもしれんの。   出勤までの残り時間が中途半端。   もちろん布団も洗濯物も干してあるが、何かをまとめてやるほどの時間もない 。やはり早起きしないと人生はうまくいかない。予習の再チェックや読書など、 全てをチョコチョコといじましく。   高２のハイレベルクラスが難しい。   問題が難しいのではなく、どこまで説明するかしないかを決めるのに苦労する 。通常の授業で担当していればそんなことはありえないが、今の千葉でも明々後 日からの市川でも初顔あわせの生徒様ばかり。   いちばんマズイのは長文の授業で単語や文法の説明をすること。その次は精読 ばかり説明すること。   さりとてテクニカルに解き方や読み方だけ説明するほどの力は２年生にはないだろうし 、現実的に単語も文法も精読も大切だ。という感じで少ない時間を使い切る。   千葉校着。   講師用の洗面所にはうがい薬がないので持参している（なぜか紙コップだけは ある）。ちなみに市川校には紙コップがなく、うがい薬だけがある。理由は不明 。この季節に限ったことではないが、ノドは大切な商売道具なので休み時間ごと のうがいは欠かせない。   千葉校去る。   すごく寒い。本当に今年も冬が来たんだ。帰宅して風呂につかる。今年もやは り腰痛はきつく肩こりもきつい。３コマだけなのに足も張っているから風呂は欠 かせない。からだは毎年老化していく。   夕飯は昨日の続き。   残り物のアジ刺はヅケにしてある。湯豆腐その他。何となく暗い気持ち。恋を していないからなのか、お金がないからなのか、ハンパに忙しいからなのか、よ くわからない。まずは明日早起きすることだろう。小さなことができなければ、 大きなことなんかとてもできまい。    これまでの日記はコチラ