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ヒマ人は家事手伝い |
1月19日 |
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7時半起床。
快晴なれど北風強し、布団干し実行不能、ついてはウツ。
朝食はソーメン。
濃縮ダシのおかげで、パンがないときの朝食メニューとして定着しつつある。
ネギ・卵・キノコくらいは常備してあるからとても助かる。
30分くらいかけてメールの返事。
3通。もっとテキパキやらなければいけないのだが、ヒマなのでこうなる。9
時から予習。もともと1月の授業数は少ないが、今年はより少ないので余裕があ
りすぎて困る。緩慢に1時間半で2コマ分。遅すぎるって。
ネットで将棋を観ているからだ。
佐藤棋聖が羽生王将に挑戦する王将戦第2局。佐藤の1勝で迎えている。佐藤
棋聖はこの王将戦で5回連続タイトル戦登場。タイトルは1年に7回あり、次回
の棋王戦も挑戦者に決まっている。あるいはこのHPの読者の中にも「佐藤棋聖
ってよく出てくるな」という認知を持った方がいるかもしれない。
整骨院。
お仕事はお休みですかと質問される。平日のお昼前だもんなあ、老人でなけれ
ば不審者に近い患者なんだろう。説明するのも面倒でちょっと困る。こういうと
きに「僕の名前をネット検索すれば全てがわかります」と言えばいいのだが、逆
に全てをわかってもらっても恐いような気がする。今月の日記なんて失業者のそ
れに近いもんなあ(-_-;)
スーパー。
いつも客の姿が見えない弁当売り場で買ってみる。「ワンコイン唐揚げ弁当」
。ネーミングが安易すぎるんじゃないか。食べてみると、なるほど客がつかない
はずだ。付け合せのコロッケがひどい。安物の冷凍食品を解凍して、2日くらい
冷蔵庫で放置するとこういう味がするのだろう、みたいな食感。ご飯もベタベタ
でまずい。1升くらいまとめて炊くはずで、ならばよほど水加減をハズさない限
りうまく炊けるはずなんだが。唐揚げの下に敷かれたスパゲッティもひどい。マ
ロニーちゃんと輪ゴムを雑種交配するとこういう味になるのではないか。これだ
けまずい弁当を作るのは1つの達成だろう。味の比喩を見つけるのが大変だった
よ。
ヒミツの花園を1時間。
急ぎプールで600Mを済ませて外出。友人の実家に招かれている。待ち合わせ
には8分遅刻。すまんすまん。忙しい人は時間に正確でヒマな人が遅刻するのは
この世の基本であろうな。開き直るのもどうかと思うが、それが世の中研究家見
習いとして大切なことだ。
友人は都内に1人暮らし。
事情があって千葉県の実家に立ち寄るので、ついでに僕が招かれた。わけがわ
からないが、とにかくヒマなのである。幸いなことに友人の親御さんとも知己(
ちき)を得ているから気楽なものだ。「知己を得る」というのは知り合いになる
ことね。
友人の実家に着くと、なぜか家事手伝いをさせられる。
まずは玄関の照明を取り替えろと脚立(きゃたつ)が出てくる。客が着くなり
、その本人が電球の交換をするのである。どういうことなのか。交換のついでに
カバーを洗うから、脚立の上でちょっと待ってろというのである。降りてはいけ
ないのか?
無事に済ませると、次は料理である。
ギョウザを作れというのである。どうしてなのか。なぜ客が人さまの家で料理
をするのか。しかもなぜギョウザなのか。どういう文脈があるのか。しかも、皮
に包むのではなく、食材を洗うところから僕が担当するのである。ショウガ・ニ
ンニクの皮むきから始めるのである。そんな客がいるのか。使い慣れない包丁は
難しいんだ、などの意見は無視される。わけがわからぬ。
夕餉(ゆうげ=夕飯)が終わると、今度は食器洗いである。
俺は日雇いの家政婦なのか。片っ端から洗い、食器乾燥機に入れ、仕上がった
ら「仕上げ拭き」をして食器棚にしまう。食卓をフキンで拭いて、生ゴミの処理
をする。これはまさか、客として扱われていないのだろうか?
悔し紛れに、食後は勝手に書庫に侵入する。
軽く500冊以上はあるだろう、なかなかステキな品揃えである。昭和40年発行
の本なぞ発見する。難しい本もあれば、マンガ(『うる星やつら』など)もあり
、小学生向けの伝記(『ナイチンゲール』とかw)などもある。「他人の家に上
がったら本だなをのぞけ」、これは絶対の鉄則である。持ち主の人となりはもちろん
、家族がどういう生活スタイルを持ってきたのか想像できるというものだ。1冊
だけ借りることにする。
日雇い家政婦疑惑は解決されないままに帰宅。
しかしまあ、ちゃんとお好み焼きだのカモのローストだの生ハムだのドイツ産
白ワインなどもご馳走してもらったからいいか。しかし何となくだけど、友人の
親御さんの話相手に呼び出されただけのような気がするな(@^^)/~~~
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