予備校講師でわるかったな!





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センチメンタルお断り。 1月22日
前記:センター英語(筆記)解説速報アップ中です。

  城南予備校の直前講習。
  午後6時30分スタートで2コマ。8年間の「俺的城南史」で授業開始がこの時 間というのはたぶん初めて。直前講習が1日2コマだけというのは2年ぶり。浪 人を担当していたころには浪人生2コマと現役2コマという組み合わせはときど きあった。

  つまり出勤するまでの時間が長すぎるのだ。
  10時間睡眠で10時過ぎに起床。朝食を取っていたら晴れてきたので布団干し。 たくさんの雑用をこなしてプールに行って・・・。


  センター試験の予想平均点をネットで見る。
  大手3校の英語の予想平均点は順不同で127、129、115である。ずいぶんバラ ツキがあるな。ちなみに昨年は127点だから1校だけがかなりの難化(なんか) とみていることになる。

  僕の感触は、問題文は量が増えたものの、設問の安易なつくりが目立つという ところだ。
  違う言葉でいうと「ってか、問題レベルの下がり方も相当なもんで、いやいや それ以上に学力低下もあれなもんで」となる。選択肢に悩ましいものが少ないよ うに見えるのだ。ただ問題になるのはやはり全体的な学力ダウンで、そこが読み きれない。ちなみに大手3校の昨日(21日)の時点での講評による予想は「昨年 よりやや低い」がほとんど。やはり悩んでいるのか。そこで僕のズバリ予想は・ ・・なんていう下らないことは書かない。予想という名の「当てモノ」に興味は ない。


  いろいろやってやっと横浜に着いたのは6時前くらい。1日が長すぎるぞ。

  授業前に昨年の卒業生♂。
  「今年で最後」ということでわざわざ来てくれたそうだ。このHPを観てくれ ているんだ、ありがとう。英語EXから早稲田の理工。大学は楽しいということ だ。そのまんま東を見かけたことはないという。数年前にはキャンパスを歩いて いる姿の目撃情報を耳にしたのだが、さすがにもう卒業したのかしらね。2つの 学部を渡り歩いたという話もあったような気がするが僕の思い違いかも。

  早稲田は僕が知る限り、満足度の高い大学らしい。
  卒業生に接する限りなので一般化するのは難しいけれど、「早稲田に行ってガ ッカリだ」という話は聞かない。今まで20人以上に様子を聞いて100%だから、 それなりの信憑性(しんぴょうせい)はあるかもしれない。この段落では特に納豆に関する暗喩はな い。ただ単にそういう話をよく耳にするというだけのこと。


  城南で初めての演習授業。
  まずは「難関長文」。30分演習ということで、最初の10分は演習の具体的な方 法について説明する。リード文の利用方法を説明したが、2割くらいの生徒様に は意味がわからなかった様子でモリモリといきなり長文を読み出している。問題 を解くという視点からの授業を受けたことがなければそんなものだろう。そして 、そういう気の毒な生徒様たちに「1発でわからせる」極意を僕が探さなければ いけない。

  そういう反省や後悔もあって、授業は失敗。
  内容一致は本番でも一致箇所のメモ取りをするんだなどしつこく説明するが、 しつこくやりすぎて最後は時間切れ。演習授業は説明しすぎないことが説明だと いう基本的なパラドックスを体得しなければいけない。1回完成の講座だから、 1回しか通用しない方法を用意するべきなのだと大いに反省。そういうこともあ る。

  2コマ目は「最難関長文」。
  1コマ目の反省を活かしてやってみる。早稲田と慶應という重いところだが、 それだけにスッと抜ける感じで説明する。引っかかりやすい選択肢の欠点をサラ ッと、それでいて veteran なんていうマイナーな単語の意味を確認しておくなど 。もちろん veteran は退役軍人というなつかしい響きを持つ日本語に対応する。 いわゆる「外来語の意味の盲点」であるから教えた意味はあるはずだ。まあ頻度 となるとアレだけどね、最上位クラスなんだし。15秒ほど延長したけれど、失敗 は活かせたと思う。


  それほどの質問や相談はなく早めに校舎を出られた。
  これで僕にとっての城南は残り1日。今日の時点では特別な感慨はない。もち ろん授業の最後でも何も話さなかった。あくまで授業はビジネスである。ただ、 その強い気持ちなりポリシーなどが突き崩される瞬間が来るんじゃないか、とち ょっと恐がってもいるわけだ。
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