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カルテット |
2月3日 |
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旅行の申し込みをしてきたのは午後3時前だったか。
行き先は鹿児島。毎年恒例になったように父を連れて行くのだ。2泊3日。出
発が13日なので申し込み期限ギリギリ。もっとも閑散期なので宿も飛行機も全部
取れた。
係員はオッサンだった。
旅行会社の受付はたいてい女性。窓口が3つあって、僕はたまたまオッサンが
空いているときに入店したわけだ。しかしこれが何というか、口臭のきついオッ
サンで文字通り閉口した。口臭に限らず自分の体臭とは気がつかないものだから
仕方がないとは言えるんだけど、どうもツキが悪いらしい。いや、本当にそのオ
ッサンに罪はない。何となく嫌な予感はあった。出発10日前で予約がスンナリで
きたこと。
夕飯を食べ終えて父に電話。
すると「13日は都合が悪いと言ったじゃないか」とのこと(-_-) あれあれ、
僕が綺麗サッパリ忘れていたのだ。しかも父に日程を伺ったのは昨日のこと。つ
まり責任は全て口臭のきついオッサンにある。すでに変更期限すら切れているか
ら、キャンセル料発生がこの時点で確定。オッサン許すまじ・・・って全て僕の
せいだ。ひどいボケナスぶりにウンザリする。
大学で単位が足りない夢。
大教室で3年生になろうとする僕はゼミのシステムを説明するイベントに出て
いる。説明者の声が聞こえないので前方の席に座れば、僕が取りたいゼミは既に
満席模様とか。おーい卒業できないじゃんと思ったら目が覚めた。
部屋の整理は続いている。
大学時代のゼミのコンテンツ( content =中身)がゾロ出てくる。どうしてこ
んなものを取っておいたのか。自分が書いた論文以外は全て捨てる。しかし、ち
ょうどいま再読している小説についてのレジュメ( resume →この意味ではフランス語)
が出てきて読みふけってしまう。文学の研究は楽しくて虚しいものが多い。そこ
で使われている単語の1つ1つに意味を探す作業がレジュメに記されている。く
だらねえと思いながら熟読するお昼前。
目が覚めたのは5時前だった。
カーテンを引いても外は暗い。起きる時間でもないし読む本もたまっているの
で軽く読書をしていたら30分で眠くなった。寒い朝の布団の温もりは恋人の寝息
に似ている。わりにフクザツな比喩で失礼。カーテンを開けたまま眠り、空が明
るくなりかけた6時過ぎに起床。
最近は読書のペースが落ちている。
正確には落としている。腰を落としてジックリというのが今年の目標でもある
。今日まで仕事量は2割減できているが、意外に読書がはかどらない。掃除だヒ
ミツの花園だ習い事だと忙しいこともある。もちろんこれで構わないと思う面が
あるものの、本棚には読みたい本がズラリ。未読は13冊くらい、未読漫画は12冊
、再読待ちが10冊、再読待ち漫画は13冊。全てを放棄して2週間ほど取り組めば
片付くと思うけど、それじゃあ日記のネタが切れるからねえ。
朝が早すぎて困る。
7時半からメールの返事。生徒様からの質問も少々。君の通っていた予備校か
らはもう解雇されましたから期限切れですと答えてもいいけれど、そういうもの
でもない。予備校に所属するのは組織に頼ることで、僕に質問するのは個人に頼
ること。社会的な意味はさておいて、限度さえ踏まえれば個人も大切である。人
は一人で生きられず、独りで生きられるというパラドックスがある。
昼飯を2回食べた。
授業があるときは当然で、休暇の日々でも当然。10時に焼ウドン(笑)、2時
に牛丼。布団干しと雑用の日々は続く。明日は長い1日を使ってエッセイを書か
なければ。日記だけでは、つまらない。読者様が、ではなく僕が。図々しくては
カルテットにならんね(@^^)/~~~
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