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旅の連れ |
2月7日 |
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昨晩の続きを少しだけ。
日記をアップした直後に実家から電話。何かと思えば僕の家族の1人が入院。
あれあれ。鹿児島旅行は再びキャンセルするしかないのか。誰か旅の連れ
( travelling companion )を見つけなければいけないが、平日なので厳しいかも
しれない。
こういうときに、ガールフレンドが必要だなあと思う。
僕のガールフレンドの定義は「旅行は一緒にしても、えっちはしない」あたり
。えっちという表記がエッチ・・・じゃなくて(汗)、単純にデートするだけで
はないがだからと言って一線は超えない、というあたり。これが非常に難しい。
好きな作家を見つけることよりカンタンで、恋人を作るより少し難しい。ややこ
しい話はここまで。
4時半ごろ就寝、9時半ごろ起床。
ぞろぞろと男ども2人も起きてきたので朝食を作る。客人の一人のお土産がコ
メだったので(そんなオミヤゲありか?)和食にする。ちゃんと寝る前からコメ
を水につけておいたのだ。おかずはタラの煮付け、納豆、冷奴、キンメダイのア
ラの味噌汁、大根オロシ、白菜の浅漬け(塩もみして塩コブと和える)というと
ころ。3人前なので時間がかかりすぎた。50分。もっとテキパキやらないと。
キンメダイの話題が多い。
昨日丸ごと1匹買ってきて(2100円)半身は刺身、半身は鍋の具にした。1年
中売っている魚だが、旬はやはり冬だろう。脂のノリが良い。刺身は皮を残した
ままさっと熱湯をかけてから切る。これを「湯引き」という。鍋には3分割して
投入。タイは鍋に入れても美味しくないが、キンメダイは脂がだし汁に染み出す
感じで野菜がおいしくなる。そしてアラは今朝の味噌汁。赤味噌8対西京味噌2
。臭みを緩和するために長ネギを入れる。
11時に客人2人去る。
この玄関で人様を見送るのも残り何回なのか。たとえ借家でも思い入れはある
から少し寂しい。などと感傷にひたるヒマはなく、部屋の掃除と洗濯。2人分の
寝巻きだシーツだタオルだと大騒ぎ。残念ながら曇り空で布団は干せず、洗濯物
も乾きそうにない。
午後から読書。
2時過ぎに昼食はお弁当を使う。朝食の残りの味噌汁などを食べきるため。こ
れでキンメダイは見事に1匹消化された。使い切る感覚がいい。使い切ると言え
ば昨日言われたこと。
「冷蔵庫や電子レンジが古くなっているから、新居に越すときに買い換えれば?
」
新居なんだから全てがピカピカであったほうがいいだろう、という提案だ。
僕はそう思わない。前にも書いたように僕には処女崇拝の趣味はない。むしろ
、きちんと家電製品は使いきってから(つまり壊れて修理できなくなった時点で
)捨てるべきだと思う。古くなったからとか機能が便利になったからとか言って
、何でもかんでも買い換えるという「かえって貧しい」発想から早く抜け出すべ
きだ。
エコロジーの感覚を持てとかロハス(健康と持続可能性を重視する生活様式)
を目指せなどと言っているのではなくて、使い切る喜びをもっと知ってもいいん
じゃないかということ。個人の勝手と言えばそれまでではあるが。
遅めの午後は都内某所へ家族の見舞い。
遺伝の問題で脅される。言っても聞いてもどうにもならないことだが、言わん
とすることはよくわかる。誰もが死に近づいてること。
移動して新橋へ。
以前の同僚2人と呑む。もう過去の人たちになってしまったが、懐かしくもあ
る。カウンターなれど、店は京風料理がメイン。ちょっと高いけど旨かった。2
次会は1年前に行ったことのある上品なモツ鍋料理屋。新橋の雑踏の中で、たま
たま見つけられた幸運に感謝。泥酔の一歩手前で帰宅。昨日から今日にかけて会
った4人の1人からメール。
>人それぞれ、年月の経過にしたがって、立場や周りの環境が変わっていくので
、お互いの距離が開いていきがちですが、昨夜は昔に戻ったようで心底楽しかっ
たです。
昔は過去に過ぎず、未来はまだ来ていない。
今ここにある現実を生きていくしかない。そして、そこで大切なのは人生の旅
の連れ。嫁は来なくても、僕には大切な友人たちがいる。彼らにとって僕が大切
な人でなくても、僕はそれを目指して生きていく。他人がどう思うかなんて知っ
たことではない。
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