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ノンワーキングプア |
3月4日 |
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7時半起床。
3種類の夢をみた。その1つは「競馬初体験の予備校講師を府中競馬場に連れ
ていくための打ち合わせ」だった。千葉から府中まで、どの電車を使えば早いか
・便利かを真剣に考えるという夢だった。
朝食を済ませてからHPの作業。
内容は「春のアドバイス」のファイル8枚分。すでにこのサイトも4年目とい
うことで慣れた作業ではあるが、細かい部分に手を入れないと年度ごとに改訂す
る意味がない。なお、今年度は旧サポーターの好意で挿絵は全面改訂になる。「
よびわる」マニア以外には意味のない話はここまで。
10時半に昼食は焼ウドン。
将棋を観ながら食べて、授業の予習にうつる。初めての高2最上位クラスのテ
キストなので丁寧に。なんじゃこらというほど易しいが、このクラスは2年計画
で最上位大学を目指す設定と勝手に決めているから、いろいろ準備がある。もっ
とも、生徒様の数が多いとは思えないので実際には教室に入ってから勝負が始ま
りそうだ。
宇多田ヒカルが離婚。
15歳差で嫁を取ったということで勇気づけられたのだが、これが現実なのか。
もはや離婚率は2割くらいだと聞いているし、そういうこともあるのか。我が将
来の嫁、宮崎あおいさんは僕と15歳差なので希望は捨てないつもりだ。ベツの意
味で無理な気もするが(-_-)
2時前に外出。
特に用事はないが運動のかわりということで。書店で5冊の本を買う。3000円
ちょっと。この1ヶ月は無収入という身には非常に痛い。嫁が来ないのはサイア
クの場合あきらめてもいい。しかし本が読めない生活と、まともな食事ができな
い生活だけは避けたい。34連休なんだというとサラリーマンは嫉妬するようだけ
ど、無収入で暮らすことがどれほど辛いかを知っているのだろうか。
2回目の昼食は「特ノリ弁当」。
外出前にタイのアラとネギで味噌汁を作っておいた。3時過ぎなので、夕飯の
時間との兼ね合いを考えてのこと。弁当も味噌汁も旨い。働かない貧乏人は上手
に暮らす必要がある。
食後は読書。
「すばらしき愚民社会」小谷野敦を読了。
この著者でこのタイトルだから(ヒマな人はここの日記を参照)、とんでもな
いことになっているのだろうなと思って購入。あとがきから、本書の要約。
>私が「愚民」と呼んでいるのは、豆腐屋や靴屋やトラックの運転手や、競馬や
パチンコの好きなお父さんではない。電車の中で七人がけのところに六人で座っ
て詰めようとしない連中や、携帯メール中毒になってじっと携帯を見つめている
若者は、部分的に愚民ではあるが、もし大量に愚民が存在する領域があるとした
ら、それはいわゆる知識人、つまり「大学」や「学者社会」、そして大学院生や
学生たちなのではないかという気が、今ではしている。
本来は「選良」とされている連中がバカばっかりなんだよ、という毒舌エッセ
イ。その内容はフェミニズムから2ちゃんねるから禁煙ファシズムへと多岐に渡
る。言い換えればポイントの絞りが甘くて散漫な印象もある。
東大の教養学部に勤める著者が大学図書館に行ってみたら、本の購入をリクエ
ストするための掲示があった。
>見ると、「ハリーポッター」がある。購入が決定している。唖然とした。なに
も東大生が「ハリポタ」を読んでいけないというのではないし、図書館に置いて
あったので借りて読んだ、というのでも、いい。しかし、リクエストするなよ。
論拠としてはハリポタを二十冊も揃えるなら、それで高価な学術書が買えるじ
ゃないか、ということ。
>その辺の本屋で売っているものを図書館で待つな、愚民ども。
とこういう感じで、期待を裏切ることなく無茶苦茶な本である。
人によっては気分を悪くすることもあるだろうし、いくら何でも著者も確信犯
で書いていると思われる。本書を読んで「カッ」となるような奴が愚民なんだよ
と言いたいのだろう。そもそも、今の大学生の8割くらいは前述の「選良」とい
う言葉を知らないのではないか? そこまでいくと愚民以前な気もするが。
少し欠点があるとすれば、それはこの著者のほとんどの著書に見られることだ
が、本からの引用が多すぎること。
たくさんの本を読んでそれを参考にしながら論じるのは面白いことではあるけ
れど、ちょっとやり過ぎじゃないか、という箇所が多い。文庫本1ページに、他
者の著作が5つくらい出てくるなんてこともあって、「じゃあ著者のお前の意見
は何なんだよ、批判ばっかしてないで持論を展開してみろ」と思いたくなる。
全体としては良書とは言えないし、オススメする気もないけれど、これを読む
ことで断片的ながらも身につけられる知識や思考システムもあることだし、読む
価値のある本だと思う。
夕飯。
昨日のイマイチなタイは軽く茹でてネギと和えてみた。3行レシピ。
・刺身用タイは熱湯10秒
・白ネギは千切りにして水にさらす
・豆板醤、ごま油、しょう油(全て少量)で和える
本来はタイではなく豚肉を使うものだが、応用ということで挑戦。
結果は失敗。タイの身が崩れやすいから、フライパンで空焼き(または炙り)
にするべきだったかな?
昨日の鶏ムネ肉は中華にしてみる。
モヤシとともに炒めるという中華の王道へ。3行レシピ。
・鶏ムネ肉は薄切りし、塩コショウして放置
・鶏ムネ肉を炒めて、8割火が通ったらモヤシを投入
・味付け(しょう油や塩など好みでよい)の仕上げは酒大サジ1
この手の料理でハズすのは難しい。
調味料の基本は「各種少な目に、しかし種類は多く」である。アマチュアであ
ればあるほど、この基本は役に立つ。
酒は福島県「奥の松 特別純米」のヌル燗。
味も香りも全て中庸を具現した特長のない味。僕の好みではないが、ハズシが
少ないのは間違いないだろう。
長すぎる休暇は明日で終わる。
はやく、授業がやりたい、働きたい。
追記:スケジュール「春期講習」をアップしました。
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