各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
|
黒い天使と呼んでくれ |
3月12日 |
|
1時半就寝で8時過ぎに目覚め。
キッパリとした冬晴れ。室内に干しておいた洗濯物をベランダへ。いい気分だ
。あれ、まだちょっと眠いなとベッドに戻る。
覚醒。正午ピッタリ(-_-;)
何をやっているのか俺は。ヒマだからといって怠けるのにもほどがある。もう
取り返しようもないが朝食を食べながら新聞を読む。お昼のニュースのままつけ
ておいたTVは『ひるどき日本列島』・・・は昔のタイトルか。今は・・・忘れた。日本の地方の文化や風俗や暮らしを紹介する平和な番組。
鹿児島県枕崎市の鰹節作り。
しぶいネタだなあ。カツオブシは発酵食品。発酵させるときにクラシック音楽
を聴かせているという。現地人によれば「お酒やチーズにクラシックを聴かせる
というのをTVで見て、うちも去年からマネしています」とのこと。
ふーむ。そんなことして意味あるのか?
これはまたそのうちエッセイで。いま書いたけど長くなりすぎたので。
その曲を聴いてみると、モーツァルトの交響曲40番第1楽章。
おお。メロディーだけでTVにかかるクラシック曲を特定できたのはこれが初
めて。まだまだ初心者以前の我がクラシック知識、それでも少しは進歩している
のだなとほくそ笑む。もっとも、これはかなり有名な曲なので誰でも「あーこれ
かあ」という曲ではある。ちゃんと名前がわかったのが収穫ということです。
軽く読書。
『書店風雲録』田口久美子を読了。
1970年代半ばから20年ほどにわたる書店を取り巻く状況の実録。
ネット書店の流行や読書離れやケータイ撮影による犯罪や万引きなど、リアル
書店を取り巻く現況はきわめて厳しい。本書はそういう現況を迎える前の時代の
書店の実情を描いている。
まずハッキリ書くと、文章と構成が下手で読みにくい本である。
著者のクセなのだろうが、句点(。のこと)と読点(、のこと)の使い分けが
特殊で、読み手が「どこで切って読めばいいか」のリズムがとりにくい、そのわ
すらわしさが鼻につく。
今の「とりにくい、そのわずらわしさ・・・」というのは本書の記述をマネし
たものだ。「、」じゃなくて「。」で悪い理由があるとも思えないのだが、まあ
これは上記のように著者の書きグセということで許せる。
もう1つの問題は取材の曖昧さ。
すでに昔話になっていて、しかも「本棚にどういう順番で本を並べたか」など
の正確な記録がありえない事実を説明するために、取材で得られた「(たぶん)
事実」の記述部分がハッキリしない。
さらに著者自身の記憶が曖昧で、時系列がキッチリ揃わない部分があちこちに
あり、その当時の関係者は理解できるかもしれないが、何も知らない一般読者が
理解するのが難しい。
これも仕方がないと言えばそれまでのことだが、こんなに読みにくいならいっ
そのこと「本文の事実関係や時間軸は推定のもの」とでも明記しておいて、本文
は断定的に書いても良かったのではないか。著者の責任はもちろんだが、編集者
や校正者は何をしていたのだろうと思うしかない。
ただ、本書に描かれた内容は興味深い。
書店はふつーにモノを売っているお店とはシステムの成り立ちが異なる。「リ
ブロ」という店を題材にして、書店や書籍を取り巻く状況の不思議さ・不可解さ
をできるだけ丁寧に記述している。
著者の書店存続にかける熱い思いもよく伝わってくる。そういう意味では本好
きにとっての良書と言えるだろう。しかしやはり、このレベルでは1年に本を10
冊くらい読むという一般人にとっては「なんかこの本、わかりにくい」として打
ち捨てられる程度、というのが事実ではあるまいか。ブックオフに売り飛ばすか
どうか考え中、というのが僕の感想。
ボケナス系寝坊予備校講師は外出。
確定申告書の提出。はー下らねえ。本当は昨日のうちに済ませておきたかった
けど、提出は平日に限るんだそうな。税金の季節なんて今だけなんだから、たま
には休日出勤くらいしろよ、公務員!
というのは、公務員は絶対に土日が休みってズルくないか。
別に休日出勤だけしろってわけじゃなくて、休日出勤したらヒマな時期に振替
休日を取ってもらって構わない。年がら年中忙しいわけでもあるまいし、また1
つの税務署に署員が3人しかいないわけではあるまいし(離島とかはムリかもし
れんが)、交代で休みを取るくらいできそうなもんだが。
たとえば、まあたまには市進の社員の肩をもっておくと(たまに、かw)、彼
らはちゃんと休日である日曜日に出勤している。
なぜかというと、生徒様が「日曜日も自習室を開けろ」とご要望なされるから
である。それだけのために社員は日曜日に出勤して、ちゃんと振替休日を取って
いるのである。民間企業というのはそういうサービスのための工夫をしているの
である。
そこへ来ると、どうだ公務員?
お前らなんざ、何の競争もない上に、国民の血税で飯を食っているんだろうが
。確定申告の期間なんて1年のうちで1ヶ月しかないんだから、ちったあ働け。
ってか、ちゃんと労働負担のヤリクリぐらい工夫しろ、ボケナス。おいッ、聞い
てるか、そこの公僕ッ!
とまあカラミ系で書いてみたけど、いまどき市役所だって休日窓口を設けてい
るんだから、確定申告の提出時くらい「休日もOK」にできると思うけどね。
なお「公僕(こうぼく)」というのは公務員のこと。侮蔑的な意味を含むので
、まともな大人になりたい人は乱用しないようにね。少なくとも、おまわりさん
に向かって「やい、そこの公僕ッ!」なんて言うと人生が面倒なものになるので
注意です(^^)
ついでに散歩。
定食屋で和風ハンバーグ定食650円。なかなか旨い。中古CD店などという渋
い店に入って物色。面白そうなのを1枚見つけて購入。最近はお金がないとわめ
ているわりに、本と音楽にはけっこう使っている。
地元に戻り、耳鼻科へ。
外耳炎らしき症状がもう3週間も続いている。いつもは放置すれば治るのだが
、こんなに続くことはなかった。耳の奥がゴロゴロする感じが取れない。良くも
ならないが悪くもならないという最悪のパターンが続いて困っていたのだ。何よ
りもプールに行けないのが非常に困る。体重の問題もそうだが、運動する喜びが
ハクダツされているのが痛い。
20分待ちで診察。
ひどい医者だった。「耳の奥がゴロゴロする感じ」と説明したところ、「そん
な説明じゃわからない」というのである。ゴロゴロかモゾモゾかよくわからんが
、何と言っても日常的な経験ではないから、説明する語いが少ないのはしょうが
ないじゃないか。
ひどい、というのは診察態度である。
結局は5分程度の診察だったのだが、患者の僕と1回も目を合わせないのであ
る。しかモゴモゴ喋るので聴き取りにくい。あのね、今、俺は耳の具合が悪くて
アンタの前にいるの。こっち向いて喋れば、まだ聴き取りやすいでしょうが。耳
を近づけるために、やむをえず身を乗り出す。
という無言の圧力にもかかわらず、ヤブ医者は向こうをむいてモゴモゴ喋って
いる。
>まあとにかくそのゴロゴロってのがわからないけど・・・××ってわけじゃな
いから(よく聞こえない)・・・とりあえず外耳炎ではあるから薬を出すので・
・・××くらい経ってもまだおかしいなら(そこが聴こえないんだよッ!)・・
・もっと××するので・・・
僕は自転車のスポークを抜く。
ヤブ医者の後頭部からノドにかけてそれを突き刺す。一撃必殺。
「地獄へ落ちろ・・・」
ふふふ、ブラックエンジェルズな俺・・・という妄想をしながら退出。
あとで看護婦に確認すると
「1週間から10日ほど薬を塗って、それ以外は絶対に耳を触るな。とりあえず外
耳炎です」
ということ。
だったらちゃんとそう言えよなあ、あのヤブ医者め。
教員に免許更新制度が導入されるそうだが、医者の免許はどうなのだろう。運
転免許なんかも検討してほしいよ、安倍君。
追記:『ブラックエンジェルズ』平松伸二は大昔の少年マンガ。本当にこういう殺し方を実践する勧善懲悪系殺し屋マンガである。こんなマン
ガが少年ジャンプに載っていたことに時代を感じるが。すごく面白いでっせ、
なつかしいな読みたいな。
|
|