予備校講師でわるかったな!





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しめはりつる 3月31日
  8時起床。
  やっと予定通りに眠れた。あいまいな曇り方。

  新聞を読むと、高校生用の教科書に漫画が採用されて教科書検定がどうのこう の、という記事。
  子どもの理系離れを食い止めるための教科書会社の苦肉の策だが、検定がその 内容に「待った」をかけて・・・ということ。くだらん。マンガをキッカケに数学 の教科書に興味を持ったという程度の高校生が理系に進むわけないだろ。大人は 子どもに下らない譲歩をするなっての。

  僕が以前に勤めていた某予備校で、英語のテキストにイラストが多用されたこ とがある。
  2001年だったと思う。英文法の理解にイラストのイメージを利用しようという 試みだった。僕はその教科会議に出席したけれど、その後は2度と出席しないこ とにした。あまりにも下らないからだ。

  まあ、講師が配るプリントにイメージとしてのイラストがあるのだったら、「 ご愛嬌」ということでわからなくもない。
  しかし予備校が出版する公のものにイラストが満載されていたら、生徒様はど う思うのだろう。他の予備校に通う高校生がそのイラスト満載のテキストを見た ら、まあ例外はあるだろうけど、「ってか、この予備校、バカ向け?」として嗤 う(わらう)に決まっているではないか。
  このイラスト入りテキストは2年間で廃止された。それがどれだけ経営状況に 影響したかは検討できないし興味もないのだが、子どもに下らない譲歩をするの は無駄なのだ。


  日記に戻って、4月からの予習を少々。
  すでに時間もないが、シャンプーと本とワインを買うためにスーパーへ。急ぎ 出勤。地元のカレー店でカレー。旨い。カレー店でたこ焼きだったらビックリす るが。

  Q・Lクラスともに終了。
  特に問題なし。質問がほとんど来ないのがやや不満なところ。意図的に「ちょ っとわかりにくい」説明や授業展開を持ち込んで試してみたのだけど。4コマ完 成なのであっという間。あっ。


  講師室に戻ると、

「信原さん、今日は休日ダイヤだよ」

と言われる。あっ。チェックしておかなかったよ。土曜日だから舞浜方面には「 快速ドリーム号があるよね」などと言われる。これこそ盲点。しかし、舞浜に行 ってもしょうがないから、そういう意味でも盲点。こんなところにもテツがいた のか。

  ダッシュでJRへ。
  乗り換えはスムーズだった。京葉線で5分の接続(=電車の乗り換え時間のこ と)というのは非常にラッキーである。今日も5時前に検見川浜に着くことがで きた。


  8連続JR風俗レポその4。
  昨日の場合とは異なり、武蔵野線は大雨で京葉線は強風でダイヤが乱れがちで ある。さらにちなみに、武蔵野線が大雨の影響を受けるのは船橋法典駅が半地下 で浸水の被害を受けやすい立地だという事実が原因になりやすい。テツですまな い。

  京葉線のダイヤの乱れの苦情は多い。
  季節に1回くらいだよなと思って沿線住民に聞いてみると、それはニュースに なる場合だけであって、実際はもっと多いとか(1ヶ月に1回とまでは言いたく ない、なんだそうな)。

  ところで、京葉線のダイヤの乱れはなぜ起こるか?
  もちろん海沿いを走っているから強風がその原因である。しかし、それだけだ ろうか。海が近ければ風が強いのは当然だが、それならば鶴見線や五能線(秋田 ・青森県)だってそうだろう。京葉線だけ、なぜに特別に遅延が多いか?

  正解は明後日に。
  テツの話題を扱うとどうしても長くなっちゃうんだよね。ところで、某TV局 で『特急田中3号』というドラマが4月から始まるらしい(金曜日の夜10時)。 今朝の朝刊の宣伝に、こういう説明があった。

>普通の男子・一郎が女性にもてたい一心で、ひょんなところから「テツ」(鉄 道マニアの愛称)なる世界に足を踏み入れることに。

  KAT−TUN(カッツーンって読むんですか?)の田中聖という人が主人公 とか。
  この記述には不自然なところが2つある。1つは、女性にもてることとテツの 道は交差しないこと。もう1つは、「テツ」は愛称ではなく自虐的蔑称または嘲 笑的他称だということ。
  以下は書籍の世界では有名な話だが、テツ道のネタを下 手に扱うと、本物のテツから「その描写はおかしい」「事実と違う」などの批判 が集まる恐れがある。フィクションなんだから見逃せよと言われても、デティー ルにこだわる我らテツには許しがたいことなのであろう。

「だから、テツの話題が長いって」


  検見川浜駅前の『夢×』へ。
  昨日の「バー×ヤン」と同じ入り口。系列店なのかね。冷しジャージャーうど んを食べる。これまた旨くもまずくもない。便利であるということをのぞけば、 ファミレスというのはひどい食事を出すものだ。ところが世の中にはファミレス 好きの人が多いらしい。味覚に障害があるんじゃないかと他人事ながら心配にな る。悪いことは言わないから、すぐにテツに改宗してください。


  2年生の授業も無事に終了。
  ほぼ問題なし。ちょっと気をつけなければいけないなと思ったのは、やはり「 振り返り」が2年生だと甘くなってしまうこと。1Aターム(3月の平常授業) で扱った「接続詞の as の意味5つ」(ここを参照)が生徒様の記憶に入っていな かった。出てくるたびに注意を促して、自然な流れで習得させないと。受験学年 でないだけに、いかに授業中に身につけてもらうかが大切なはず。

  面白かったのは critical という単語の意味の話。
  たまたま指名した生徒様が家庭用ゲームをやるということだったので、

ファイナルファンタジー、知ってる?」

とふってみた。知っているしやっているというので聞けば、すでにこのシリーズ は「12」まで出ているらしい。あの、おじさん、「6」までしかやってないんで すけど・・・。

  じゃなくて、「クリティカル・ヒット」というゴイである。
  がつーんと一撃、ということだ。つまり critical =致命的な・致死的な・悪い 意味で重大な、ということである。ついでに「ちなみにドラクエでは?」と訊い てみたら、

「つうこんのいちげき」

とのこと。このゴイ、まだ死語じゃなかったんだねえ。たまにはこういう下らな い話もする。受験学年だとそんな余裕はないのだが・・・。

  なお、辞書を引くと critical は「評論の」「危機の(重大な・決定的な)」な どと出ている。
  ここで「評論の」という意味を教えない理由はいくつかある。まず2年生だか ら、次に、以下ヒミツ。多義語と派生語の覚え方に関わることなので、そのうち 授業で。


  通常授業の時期にはお会いしない講師の先生としばし雑談してから帰宅。
  細かい移動時間でも本を読む。1冊読み終えたけど、ちょっと忙しいので感想 は明日に。

  夕飯は3日に1度の「シノギ飯」。
  メインは鳥ひき肉甘辛煮の厚揚げアンカケ。レシピはない。ピタリと決まった 。天才と違うか。水菜をのっけてハフハフしながら食べる。他にはシメジバター など。


  熱燗は『〆張鶴(しめはりつる) 「雪」』。
  この銘柄はイラストレーター安西水丸のお気に入り。彼は純米吟醸を好むが、 それは品薄で普通に手に入れることはできない。スーパーなどでは『月』という 最低銘柄(?)を見かけることもあるが、先日たまたま1ランク上と思われる『 雪』(特別本醸造)を買えたのだ。

  良い酒は水のようだと言われるが、まさにその味わい。
  常温だと水で、ヌル燗だとちょっと味が出る。甘くも辛くもなく、特徴がない のが短所であり長所だろう。醸造用アルコールが入る「非純米酒」は熱燗に向く ものが多いが、これは常温でも「さすが!」と思わせる旨い酒だ。高いから日常 的に呑むことはできないけれど、講習の中休み前日くらい、ゼイタクしてもいい じゃないか。

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