予備校講師でわるかったな!





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変則日程終了 4月7日
  春期講習が終わって2日目。
  今日も休日。予備校講師のみなさんもだいたい同じスケジュールだろう。通年 授業は来週からスタートか、予備校によっては再来週からスタートか。桜も散っ て本格的なシーズンに入る前の小休止。


  Y氏宅(お泊り)での将棋の指導対局は3局だった。
  指導対局とは格上の人と格下の人が指すこと。最初の2局は僕の2枚(飛車角 )落ち、最後の1局は僕の4枚(飛車香香)落ち。コマの数が違うので単純なハ ンデ戦ではない。指し方が非常に難しかった。うまく格下に勝たせてあげるのが 本来の指導対局なのだけど、僕にそこまでの技量はない。
  もっとも、将棋というのは勝ち負けよりも過程が極度に重視されるゲームだ。 ネットではなく現実にコマを使って指すのがとても面白い。


  2時過ぎに寝て、9時過ぎに起床。
  他人の家なので遠慮がちにふるまう、わけはなく、勝手に台所に入り勝手に朝 のコーヒーを入れる。朝食に食べるものがないというので、Y氏に

「パン屋さんで買ってきたまえ、お代はキミが払う

と命令。無茶苦茶な客だよね。
  ひと様の家で気ままにふるまう、非常にいいことだ。ふるまわれた方がどうな のか、その辺は特に考えない。異常人格ですいません。


  お昼前に帰宅。
  急ぎスーパーへ。舞い戻って昼食はつけ麺。相変わらず主張のハッキリしない 食べ物だ。具はモヤシとチャーシューと青ネギ。つけだれに沈めて食べるのか、 それともつけて食べるのかよくわからない。曖昧なやつよの。


  天気は薄曇。
  のんびりと読書。

  『新書365冊』宮崎哲弥を読了。
  著者はたぶん有名な評論家。俗称としては論客(ろんきゃく)という言い方も あるかもしれない。知識人あるいは知識人のような人で、一般庶民には意味不明 な議論をして、何で生計を立てているかよくわからない評論家のことを論客とい うはずだ。ホントか?

  書名の通り新書を紹介する新書。
  新書を「メディア」「宗教」「法と自由」など15ジャンルに分類して、異常な 読書家である著者が優劣をつける。レベルは「 Best 」「 Better 」「 More 」の3つ で、最終第16章では番外編として「 Worst 」も載せている。欠点が2つ、長所が 1つ。

  欠点の1つは、書評なのか本のガイドなのかよくわからないこと。
  1つの項で取り上げる新書に対する説明が、宮崎の感想(書評・論評・個人的 意見)なのか、その新書の内容説明なのかハッキリしない。書名からすれば新書 ガイドだろうから、内容説明をきちんとやってから宮崎が感想文をつけるように するべきだろう。本書の記述では、そのジャンルに造詣が深く、しかもその新書 及び類書を読んだことのある読者にしか理解できない部分が多すぎる。

  もう1つの欠点は、個人的怨恨・宮崎の好みとしか思えない断言が目立つこと 。
  好みのほうは良い。いかなる感想でも、それを持つ権利が読者にはある。まず いのは論敵である著者の本や意見をその項に関連づけて釣り上げてブチのめすと いう、読者に対する配慮が欠けている記述だ。また同時に、「 Better 」に挙げな がら「ここの章の記述がどうのこうの」と自分の博識ぶりを自慢するズレ方もあ る。書物の一部に瑕疵(かし=キズ)があるのは普通のことで、インテリがそん なことをこの手の書物で扱う意味はないと思われる。
  宮崎君、きみの恨みつら みはベツの本で書いてくれ、それより今ここで取り上げている本をしっかり紹介 してくれよ、と思わされる。

  長所は、適当な新書を探している読者にとってのリファレンス(参考)になり うること。
  大上段の物言いをするだけあって、知識は豊富だしたぶん頭もいいのだろう。 上記のように「この人、勉強しすぎて頭おかしいんじゃないの」という部分はあ まりにも多いが、広範なる読書を積みあげてきただけあって、一部には「ほう、 これ読んでみたいな」と思わせる記述もある。これは欠点を補って余りある本書 の利点だろう。

  ちなみに、365冊のうち僕が読んだことのある新書は10冊くらい。
  読みたくなったのは20冊くらいか。いやはやよく読んでいらっしゃる。プロと アマを比べてもしょうがないけど。しかしこの人、たぶん信者も敵も多いんじゃ ないかな。それだけ「能力」はあるんだろう。ま、結論としては読書マニア向け ってところですか。
  あ、ちょっとアマゾンのレビューを見てきたので追記。この人、TVなんかで 有名な人なんですね。全然知らなかったなあ。


  遅めの午後はメール書きなど。
  たまにはニュースの話題。ヤフーのHPから要約。

>ヤフーは4月6日、「Yahoo!メール」で、約449万通のメール本文が消失したと 発表した。影響を受けたYahoo!ID数は約約27万。さらに、約515万通のメール本 文が一時的に見られなくなる障害も発生しており(中略)。
消失したのは、昨年12月26日から今年2月25日に受信したメールの一部で、ヤフ ー側で迷惑メールに振り分けているが、個々のユーザーが必要と判断するなどし て受信箱に受け取っていたもの。タイトルや受信日時などは確認できるが、メー ル本文は削除された。

  あれあれ。
  そういえば3月6日の日記で「ヤフーのメールがおかしいじゃん」みたいなこ とを書いた(ヒマここ)。僕個人のやり取りでは問題がないと思うけど、この「 よびわる」公認のアドレスでは僕もどこかで迷惑をかけてしまったかもしれない 。ヤフーを使っていて「返事こないんですけどぉ」という人はお手数ですが催促 してくださいね。僕のせいじゃないですけど(-.-)


  夕方のオヤツは日本そば(キツネ)。
  残り物のネギと水菜を入れて。ソバは腹持ちが悪いのでオヤツにちょうどいい と発見した。油揚げはともかく、ダイエットに悪いこともないだろう。

  食後のデザートはイチゴ。
  「オヤツにデザートがつくのか?」という疑問がなくもない。朝取りという触 れ込みの少し高めのイチゴだったけれど、すでに腐敗が始まっていてイマイチ。 もうイチゴの季節も終わりってことですね。


  夕飯の外食が2日連続だったので、夕飯は野菜を多めにしたメニュー。
  モヤシ炒め、カブとキュウリの浅漬け、ハスの酒煮など、いつものお惣菜を並 べる。メインは天然のもの真鯛の刺身。それほど好きな魚でもないけれど、春が 旬なので手が伸びるといったところ。刺身より塩焼きのほうが旨いような気もす る。

  ビールは今月発売の『プレミアム エビス ザ ホップ』。
  ホップが香るビールという触れ込みのわりには、ホップ臭がきつくないような 。あんまりクセがあると売れないから、という配慮かもしれない。標準バージョ ンの「エビス」と同じ価格設定。他のビールより1割近く高いわけだ。あと数回 は試してみるつもりだけど、大したことがないと判断しておく。

  今日の熱燗は熊本の『瑞鷹(ずいよう) 純米』。
  常温だとちょい辛口でちょいクセがある。キレイなんだけど好みではないなあ という感じ(10年前の中山美穂みたい)。ヌル燗にすると甘みが少し出て柔らか くなる(10年前の中井美穂みたい)。
  たとえはまあアレとして、個人的には九州の日本酒は全体にレベルが低いよう な気がする。九州は焼酎文化なので仕方がないとも言える。またあるいは、僕の 日本酒経験値が少ないというのもあるだろう。まだまだ勉強は続く。


  明日の日曜日から通常スケジュールでの生活になる。
  とりあえず7月初旬まで続く。GWや定例休みなどをはさみ、新居への移動と いうイベントもある。これまでとは一風違った日記になるだろう・・・なんてこ とはない。日記とはいつも同じことを書き継ぐことである。

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