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時計を止めろチューズデー 4月10日
  昨晩の話からで失礼。
  国営放送の『英語でしゃべらナイト』を観た。たまたまタイミングがあったこ ともあるし、ゲストが押切もえ(8年くらい前の田中麗奈に似ているなあ)だっ たので。足が細いっす(*^_^*)

  これ、なかなか面白いですね。
  司会の外国人の日本語が異様に上手。日本人なのかもしれない。日本語トーク の字幕が出るあたりは、いかにも最近のTVという感じはする。しかしもちろん 、教育テレビではないので英語の勉強というよりエンターテイメントだろう。音 楽にビートルズが多いあたり、団塊の世代向けなのかしら。
  全ての英語発話を字幕で紹介してくれれば、受験にも使えるかもね。会話を字 幕で読み取るには英語力(主に単語力だが)が必要なので、大学受験の勉強にも 多少は役立つだろう。


  7時半起床。
  今日から将棋の名人戦ということでTV観戦。森内名人と郷田九段。7番勝負 で森内が勝ち越すと中原、谷川に続く永世名人(18世)になる大事な勝負だ。永 世名人になるには名人獲得5期が必要。

  18世名人の最有力候補は、もちろん羽生善治だった。
  森内は全タイトル獲得数が7期、羽生は66期と段違いだった。ところがここ数 年は森内が名人戦に強く、永世名人にリーチ。森内としてはここで永世名人にな って羽生に一矢報いたいだろう。10時まで観戦。差し手は10手進んだ。各9時間 持ちだから進んだほうだろう。


  07年度的各曜日通年スケジュール火曜日。
  去年は千葉校で今年は検見川浜校。担当は2年生になった。通年授業で2年生 を担当するのは市進では97年度以来だから10年ぶりだ。その理由は内部事情なの で省略して、授業前に少し緊張するのは4回目の今日でも変わらない。その理由 は日記が長くなりそうなのでまた後日。


  午前中は昨日の予習の続き。
  好調に進んだが、まだ全体像が見えてこない感じ。昼食はカレー。アップルテ ィーで読書。

  『[よのなか]入門』藤原和博を読了。
  世の中研究家の見習いとして日々研鑽を続けている僕が、この書名を見て読ま ずにいられようか。否。そういう僕としては、良書。

  著者はビジネスマンから東京都初の義務教育分野の民間人校長(中学校)にな ったという略歴を持つ。
  夢の持ち方、お金の扱い方、人間関係の作り方など、1つの分野に関わらない [よのなか]のありかたを記述している。一部には「それはあなたの体験であっ て一般化することはできないだろ」と思わされる記述もあるが、全体として「よ のなかってのはこういうものだから、それに合わせてやっていかなきゃいけない よ」という具体的なメッセージに満ちている。
  本書執筆時点で著者が学校で実践していた[よのなか]科について、以下の記述があ る。

>学校の授業では、8割は知識の詰め込み教育でいいから、[よのなか]科を1 割導入し、残りの1割、総合的な学習で体験活動をするのがいちばんバランスが よいのではと考えている。1割程度[よのなか]科のようなスタイルの授業手法 を入れることで、ラーメンの中にシナチクを入れるように、「知識」という味が 引き立つことがある。なぜ自分が知識を覚え込まなければならないのかも納得で きる。未消化のまま詰め込まれていた断片的な知識が、[よのなか]とつながる ことで腑に落ちるのだ。

  この下りこそ、「腑に落ちる」感じがある。
  我々がやっていることはきっと[よのなか]と関係しているのであって、それ だけが独立していることはない。ただ、その関わりを意識しないで行動(学生な ら勉強とか)をしていても面白くはならないだろう。このあたりをキッチリ提示 してくれる類書は、ありそうでなかなかない。気楽に読める人生読本としてオス スメ。

  なお、著者のHPは「ここ」。
  少ししか見ていませんが、これも面白そうですな。


  プールは800メートル。
  まだ以前のようにスバヤクは泳げない。ジョギングの練習方法に「LSD」と いうものがある。ゆっくりと長く走る練習のこと。僕は 大会のたぐいに出るつもりはないけれど、「今日はLSDだよな」と思いながら モタモタ泳ぐ。

  ちなみに一般的なゴイでは「LSD」は麻薬の一種。
  ビートルズに『LUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS』という曲がある。ビートル ズと言えば元不良、当然のように「LSDを暗示させる曲」じゃないかと憶測さ れたのは40年くらい前ですかねえ。あ、頭文字を拾うとLSDになるってことね 。まだ生まれてないっすよ。
  ゆえに、文脈を無視して「今日はLSDだよな」と言うと大変なことになるの で注意。全ての発言は文脈があるから意味を持つ。


  授業は無事に終了。
  帰宅して名人戦のニュースをチェックすると、かなり珍しいネタが。毎日新聞 のサイトから引用します。


扇子の音巡り中断
  森内が24手目を考慮中の午後3時20分ごろ、森内はそれまで盤をはさんで 聞こえてくる郷田の扇子の音が気になっていたようで、自分の考慮中には音を立 てないように要望した。約10分後に郷田が、音は無意識のうちに立っているも ので、意識的に立てているわけではない旨を立会に説明したいとして、対局が中 断した。
  立会の中村修八段と副立会の木村一基八段らが協議し、郷田に相手の考慮中に は扇子の音に配慮するよう要望して両者は納得、約30分の中断の後に午後4時 、対局が再開された。

  これが「問題」となって対局が中断したというのはレアケースで、たぶん10年 に1度もないだろう。
  わからなくはない話題で、極めて微妙な問題だ。クレームを受けた郷田だって

「そんなこと言ったってさ、別に悪気じゃないんだし。そもそも自分の(指す) 番じゃなくたって考えるでしょうが、真剣なんだから」

と言いたかっただろうし、クレームを出した森内だって

「そりゃそうだけどさ、ウルサイものはうるさいんだよ。そもそも俺は名人だぞ 。永世名人がかかってるんだ、ちったぁ礼儀をわきまえろ」

というところだろう(推定)。
  ルール的に考えても、「対局者は相手の考慮中は静かにすること」などと明文 化されているはずがない。もちろんこの場所はこれで喧嘩両成敗(けんかりょう せいばい=争いはどちらにも非があるとお互いが認めるさま)となっただろうし 、それがまともな大人の社会だろう。

  でもこれで、

郷田「ざっけんじゃねー! どこにそんなルールがあるんだよ、立会い(人)を 呼べ。おーいナカムラ(中村修八段)君?」
森内「なんだと。中村のメガネなんか呼んでどうする? こういうときは副立会 い(木村一基八段)を呼べ」
郷田「あのねえ、あんな若ハ×呼んだってしょうがないでしょうが。だいたい、 アンタの手番なんだよ。早く指せよ」
森内「ふざけるなぁ、おいッ記録(係)、時計を止めろ、時計を」

とかなってたら面白いんだろうけどなあ。木村八段、あなたの毛量に罪はない。 そんなのどうしようもないもんね。タチの悪い冗談で失敬m(__)m


  夕飯はホウボウとスミイカの刺身。

  最後に、件名で悩んだ。
  本当は「ハッピーバーチューズデー」というのにしたかった。こじつけを探そ うと調べてみたら、歌手のさだまさしの誕生日だった。上記の藤原和博さんは、 さだまさしのソックリさんである。だからこれでいくかと思ったけど、「こじつ けもたいがいにしろ」と苦情が来そうなので変更した。

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