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今日いく? サタデー |
4月14日 |
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10時前起床。
6時過ぎに目が覚めて「まだまだ寝られるなあ」と思ったその次が起床時間だ
った。かなりの寝坊だったけど、この数日は眠りが浅いような気がしたからいい
か。
07年度的各曜日通年スケジュール土曜日。
昨年までは4コマ、今年は2コマ。土曜日の3・4限(15:10〜18:05)には英
語の設置クラスがあったのだが、今年から廃止されたため。僕個人の収入的にも
ひどい痛手だが、予備校にとっても同じだろう。
学校の週休2日制が定着した。
今の高校3年生は高校入学時から「土日は休日」だった。だからこそ土曜日に
どれだけ勉強するかが今の大学受験では大切になったはずだが、現状はそうでは
ない。土曜日に本当にお休みしちゃうのである。平日に朝9時から夜10時まで働
くサラリーマンだったら「土日にたっぷり休む」のはいいことだと思うけど、中
高生までそれでいいのだろうか。
休日という考え方は安易に定着する。
体で覚える、という言い方がいいだろう。おととい書いたように、僕も木曜日
は休日と思い込んでしまっている。もちろん、かつて土曜日にあった授業が月曜
から金曜に移動されたのだとは思う。しかしそれにしても、土曜日を完全休養に
してしまうほど中高生はジジババではないと思うのだが。
というわけで土曜日も予備校に来ましょうね、という勧誘でした。
衣替えを始める。
3年にわたるワードロープ削減活動が実りつつあるようで、冬服は3割以上減
った感じがする。軽くアイロンをかけてからダンボール箱へ。同時に夏服を引っ
張りだす。こちらはまだ削減量が少ない。だいぶ「よたった」ものが多くなって
きたので、この夏でオサラバできるものも多いだろう。今日のところは30着くら
い引きずりだして3着だけアイロンをかけた。5回くらいにわけて、5月の連休
明けには全て入れ替わるだろう。
軽い昼食を済ませてチロリと読書。
『言葉のちから』鈴木孝夫を読了。
高名な言語学者による教育論。文化教育と語学(特に英語)教育の改革を提言
する講演・インタビュー集。好著。
曖昧なタイトルである上に、活字ギッシリ、しかも英語偏重教育批判というこ
とで一般ウケしない本の典型だろう。
冒頭から読んでいくと大変なので、興味のある人は文庫版あとがき→あとがき
の順番に立ち読みしてから購入を考えてください。と言われてもそれも面倒だと
する読者様が多いだろうから(当然だよね)カンタンに要約しよう。非常に複雑
なので箇条書きで失敬。
1、日本はアメリカをいつまでもロール・モデルにするな
2、日本はアメリカ、EUに次ぐ世界第3位の強国である
3、しかし日本はアメリカ追従教育をやり過ぎである
4、かわりに日本を世界に宣伝する教育を実施せよ
5、英語はその宣伝手段程度の扱いで構わない
6、ゆえに英語を全国民にマスターさせる試みは無駄だ
7、英語教育はエリートにのみ与えろ
8、英語教育と文化教育は切り離せ
こんなところかな。うまく要約できない。
著者は従来から英語教育は文化受信のためではなく文化発信のために行われな
ければならないと主張している。それが時の経過とともにどんどん過激になって
いく。本書のレベルまでくると「ドンビキ」する人が多いのではないか。僕は著
者の意見をほぼ全面的に支持しているけれど。
長くなるので感想文はここまで。
英語に限定せず教育についてはイロイロと書きたいことが僕にもあるんだけど
、まだキッチリとした論が頭の中でまとまっていないということもある。
なお、
この著者には『ことばと文化』という古典的名作があるし、『日本人はなぜ英語
ができないか』という英語教育論もある。どちらも高校生が読めるレベルの良書
なので、これらから試してみるのがいいかも。
遅い午後は久しぶりに通信添削の勉強。
そろそろ本腰を入れないと。自分のペースでやれるというのは、自分のペース
でしかやれないこと。自分に厳しくなれないのは、僕も世間の大半の人と同じだ
。がんばるっす。それにしても、4コマが2コマになると暇だよな。いいのか悪
いのか、どっちもどっち。
そろそろ校舎へ行くかなと思ったら、業界某関係者から電話。
今夜一杯いかがですかというお誘い。昨晩の場合と違ってレアな機会なのでご
相伴にあずかることにする。「ごしょうばんにあずかる」というのは辞書的な意
味は別として、偉い人と同席すること。
食材が余るので、2回目の昼食はつまみメニューを活用。
厚揚げの煮物、カブの浅漬け、イワシのオリーブオイル焼き(昨晩の刺身が余
ったので焼いておいたのだ)。ビールが呑みたいねえ。授業前だから駄目だ。ご
飯が欲しいねえ。炊いてる時間ないっす。今期初めての半袖で教室へ。
Lクラス。
時制という、面倒と言えば面倒、易しいと言えばそれまでという項目で苦労す
る。苦手な人は他の分野以上に問題演習を重ねてください。慣れると「見えた!
」という感覚が得られる項目でもあるので。
授業後は珍しく教室で質問対応。
短い時間ですむものはいいけれど、できるだけ講師室に来てくれると助かるか
な。個人対応で口頭の説明というのはかえって難しいこともあるので。
業界某関係者と会食。
今後の業界事情についてイロイロとご教示を賜る。感謝。内容はここにはちょ
っと書けないですけど。
年配者の話は参考になることもあれば、そうでない部分もある。
3割信じて、3割疑って、4割は参考知識とするくらいだろうか。これが2:
6:2くらいだと傲慢で、8:1:1くらいだと思考停止だろうか。いかにして
人生の先達(せんだつ=アバウトに先輩のこと)から盗むか考えるようにしてい
る。ちょっと自信がないけど、ただ単純に「勉強になります」と思ったり言った
りでは意味がないはずだ。ちょっとだけの猜疑心(さいぎしん=疑う気持ち)を
捨ててはならないはず。
わりに早めに帰宅して少々ワイン。
わりに苦しいダジャレの土曜日を超えて、これで1週間は終わり。では。
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