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損なう |
5月19日 |
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5時前に目が覚めた。
夢は2種類で豊作だった。
・むくつけき飲み屋のヒゲオヤジがむっちり系美女(全裸)に変身して・・・
・トラノオの株分けに成功したことを自慢したら小バカにされて・・・
どっちもやっちまえば良かった(-_-;)
眠れないので起床。
6時から原稿仕事の続き。眠いけどなかなかはかどる。1時間。これでトータ
ル210分。初稿完成まで50%あたりまで来た。今月中に完成できるかも。ところで
、再来週からのテキストがまだ到着していない。不安だ。何が不安なのかは職務上の都合で書けないが。
7時過ぎから読書をしていたら無事に眠くなる。
11時前まで朝寝。今日もあいまいな曇り空で、ときどき晴れたり雨が降ったり
する。どっちかにしろって。洗濯物の乾きもさることながら、布団がねえ・・・
。
急いでスーパーへ。
カニめし弁当840円というゼイタクを堪能してから手話教室へ。連休のためにブ
ランクが開いてしまった。授業のレベルが上がってきているのでちょっと苦労。
今の頻度だと上達が遅いようなので、転居前後で教室を変えるかもしれない。移
籍のメドが立っているからあとは決断するだけ。でも今は環境を変えるにはちょ
っと落ち着かない気分だ。
移動のあいだに本が読めた。
『カモネギ白書』山崎一夫・西原理恵子を読了。
銀玉親方の愛称で知られるギャンブラーの山崎による麻雀エッセイに加えて、漫画家の西原が山崎の人生をギャグマンガにして描いたのもの。平凡。
僕が「近代麻雀」という漫画誌を読んでいたのは15年くらい前までのこと。
その当時から山崎と西原のコンビによる「エッセイ+マンガ」はよく見かけた
ので、懐かしいと思って買ってみた。ツキについて一切語らないという山崎のギ
ャンブル観は当時から「すごいな」と思っていたけれど、文章というか扱うネタ
がこの程度ツマラナサだったかなあ、というのが正直なところ。
「ハネマンが必要なときはピンヅモを絡めて手を作れ」というのは今さらなが
らに正しい考え方だと思う。
しかしまあ、それ以外はヒマ潰しがせいぜい、とい
うレベルの本だろう。この著者にはもっと良い著作がありそうだけど、とりあえ
ず本書はオススメしません。
オススメしない本の話題を日記で出す必要はあるのだろうか?
もちろんあるのだ。ある本を自分は面白いと思っていて、ある別の人は面白く
ないと考えているとする。その別の人が批判している(悪口でも良い)している
点が何なのか、それを知ることでより良くその本を理解(あるいはなおさら愛好
)できる。
僕も本の紹介でアマゾンのリンクをはるときに、ざっとレビューを見るように
している。
もちろん意味不明の賞賛や批判も多いが、「そういう見解もあるのかいな」と
さっと流し読むだけで本の選別能力が鍛えられるかもしれないと考えている。も
っとも、他人の評価はあくまで参考で、自分の評価が自分にとって一番であるこ
とには変わりがない。鵜呑みにしないこと、ただしそこにあるものを知っておく
こと、そういう考え方は何かの局面で応用できるような気がする。
授業前の軽食は今日も焼きソバ。
昨晩は野菜不足だったのでモヤシと長ネギをたっぷりで。ウドンの買い忘れが続いている。ウドンを裏切ったわけではない、信じておくれ。なお、焼きソバや焼ウドンの「ほぐし水」には少量でも日本酒を加えると風味が増す。紹興酒を使えば中華風になることも付記しておく。してどうなるのか、知らないが。
Lクラス。
やはり出席率はほぼ維持している。8割弱。某講師は「半分くらいか」と言っ
ていたから、マシな方なんだろう。しかし「最近は遅刻が多いね」という無駄話
など。僕の意見は以下の通り。
温暖化の進行で、日本国民のラテン系化が進んでいる。
一般的に南国の人のほうが時間におおらかである。
「おおらか」はホメ言葉で、悪く言えばルーズである。日本で言えば、沖縄人
の時間のルーズさは有名だろう。温度が高くなると人は時間に対する意識が低く
なるんじゃないか、という根拠のない仮説ね。ひょっとするとそういう文化人類学とか民俗学の研究があるかもしれないけど、僕が書いているのは冗談なので真に受けないように。
ちなみに「温暖化の進行」というのは本当はウソなんじゃないか、という話題
は散見される。
もともと地球の温度は上昇傾向と下降傾向を繰り返すもので、最近はたまたま
上昇局面にあるだけじゃないか、という考え方だ。しかしもちろん、世界の世論
のほとんどは「温暖化は進行している」という立場を取っている。それに対して
ブツブツ言っているのがアメリカで、あいつらケシカランという文章が普通(06
年度の早稲田・人間科学部とか)だ。ここで僕が意図しているのは「温暖化なん
てウソじゃん」という英文にぶつかってもビックリしないように、ということ。
ウソだなんてウソじゃん、というのが僕の意見だけど、意見と事実が一致する
とも限らない。
授業は順調に終わる。
雨はやんだ。帰宅して夕飯。マコガレイの刺身など。安さを活き〆に負けて買ってしまったが、カレイやヒラメは冬が旬なのだろう。水っぽくてダメだった。魚の旬を念頭において買い物をするようにならなければいけないと反省。
今日のヌル燗は『とびっきり自然な純米酒』。
秋田の「燗漫」というメーカーのもの。この手のネーミングで旨い酒はないのだが、これも安売りに騙されて買ってしまった。酒米はあきたこまち。食べるならともかく酒米としてはどうか。
お味。
いつものように最初は常温で。クセが全くない。ヌル燗で。やはりクセはない。甘さも辛さもなく、中庸(ちゅうよう)を具現した酒。「自然」すぎてつまらないという評価が妥当だろう。どこにも悪いところはない。一方で、どこにもいいところがない。どうせなら、むっちりしているけどクセがあるほうが良かった。
忙しく過ごせたわりには不満の残る一日の記録。損なった。
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