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きっと忘れない 5月28日
  5時に目覚める。
  北風がすごく強いが晴れている。今週は天気が良くないと聞いているから洗濯 をしなければと起床することにした。まだ5時間しか眠っていない。睡眠障害な んかもう気にするものか。気にしても、治らないんだからなあ。

  昨日の味噌汁を片付けるべく、朝食はご飯。
  PCを開けると昨晩レスしたメールの相手から、もうレスが来ている。あれあ れ。急に彼と会うことになりそうだ。もう1度返事を送ってから仕事に取り掛か ったのは6時過ぎ。眠くても早起きはいいものだ。今日はぐっと涼しい。


  8時過ぎまで授業準備に没頭。
  昨日やり残した部分を全てリカバリーできた。かりにも英語の先生が「リカバ リーする」という表現はどうかと思うけどね。そろそろ眠れるだろうと朝寝へレ ッツゴー! 独りだが。今の冗談が理解できない生徒様は使役動詞と第5文型の 復習をするように。

  僕はソバ打ち教室に来ている。
  具になるものがないなと思ってツナ缶を盛り付けてみた。調理室を出て食堂で それを食べようとすると、いつのまにかソバの上に他の具が盛り付けられている 。おいおい、具は自分で持参しろっていう話じゃないかと思いながらそれを食べ る。そのテーブルには僕の恋人がいて、早く家に帰ろうと主張している。

  という夢で目覚めた。
  1時間半くらい眠れた。眠気が取れて気分は良くなった。整骨院へ行って、昼 食用に持ち帰り寿司を持ち帰る。買う、か。買って持ち帰る? まあいいや。恒 例の食後読書。


  『沖縄 時間がゆったり流れる島』宮里千里を読了。
  旅行者の目からではなく、生活者・居住者の目から見た沖縄文化の紹介。わり に良く見かける「沖縄すごーい、きゃーステキー行きた〜い」という本ではない ので注意。

  全11章の第1章と第2章が面白い。
  沖縄の新聞に掲載される死亡広告の異常な量(1ページにぎっしりでも足りな い!)の理由や、映画などの前売り券に人気がない理由など、旅行者では気がつ かない文化が紹介されている。その他にも巨大なことで有名な墓の事情や不思議 な人名の実情など、「そう言えばそうだったな」とは思うけどよく知らないモノ ゴトが細かく記述されている。

  しかし残念ながら、文章の整理が下手で、なおかつ本全体の展開が尻すぼみと いう印象も残る。
  特に沖縄でしか使われない言葉の「和訳」が明確にされていない部分が多々あ ったり、真面目な題材を扱っている途中で急にくだけた冗談が入り込んできたり するなど、文章的な読みにくさが目立つ。本来はかなり堅苦しい文化紹介本にす るつもりだったのだが、「売らんがな」が流行する新書界にムリして合わせよう とした結果なのだろうか。それなりに面白いだけにちょっと惜しい。沖縄好きの 人は立ち読みでもどうぞ。


  掲示板「鯨の家」の投稿で訃報を知る。
  ZARDのボーカリスト坂井泉水が逝去。享年40歳。ああちょっとキツイな、 というくらいのショックを受ける。昼間に知ったから、涙は出ないくらい、文章 は出てくるくらいのショックだ。

  ZARDのCDは2枚しか持っていない。
  定番ものだろうということで買ったベスト版2枚だ。その1枚『ZARD B EST シングルコレクション〜軌跡〜』は99年に買っている。特に好きな歌手 というほどでもない。1年に1回聴くことがあるかどうか。ウィキで調べてみる と、1番のヒット曲『負けないで』は1993年の発売とか。「団塊ジュニアの受験 応援歌のような感じで」という記述も見られる。僕はもう少し年上の世代になる 。当時は大学生だった。

  日記のこのくだりだけ午後2時に書いている。
  もちろんこのCDを聴きながらだ。僕はあまり積極的に音楽を聴くほうではな かった。でも、90年代の前半は僕にとって20代前半だから、それなりに思い出が ある。どこかのエッセイで書いたように、音楽は思い出を呼び覚ます。
  僕にとっ て、20代前半の象徴となったのはZARDでありミスチルかもしれない。この2 つのグループの曲は、いつも乾いた夏の空気を思い出させる。夏なのに乾いてい るような気がするのだ。

  好きな曲を1つに絞れば『もう少し あと少し』かもしれない。
  歌詞の引用は良くないのだが、訃報ということで許してください。



想い出の神戸の街で
あなたへの手紙をしたためています
忘れようと 何度もしたわ
その方が楽になれる
追伸:あなたの生まれた家を見てきました
なんだか 切なくて懐かしかった・・・


  僕もこの頃は恋をしていたのだろう。
  ご冥福をお祈りいたします。


  遅い午後はヒミツの花園。
  プールは今日も1キロぴったり。夕方、慌しく東京は武蔵野地区へ。人と会う のだ。10年以上も前の仕事の同僚(年齢は彼が何歳か上だが、よく覚えていなか った)。今は同業者ではない。なつかしい。

  彼はこのサイト「よびわる」を発見したという。
  予備校に勤めていた時代がなつかしく、なんとなく覚えていた僕の名前で検索 したら出てきた、という発見過程だとか。僕の立場からすると、こういうことは 起こりえない。また、10年前だったらこういうことは起こりえない。実名でサイ トを運営している人なんてほとんどいないし、10年前にネットは発達していなか ったからだ。あるいはどこかで誰かが、つまり僕の昔の知人や友人がこのサイト を観てくれているかもしれない。

「ああ信原のバカは30代も半ばになって、まだこんなバカをやっているのか、大 人になれないのか」

とかね。バカでガキは治らないのだよ(@_@)


  それにしても、彼はよく僕の名前を覚えていたものだ。
  僕も彼の名前は覚えていたし、人となりも覚えている。仲良しと言えば言いす ぎかもしれないが、親しくさせてもらった。もう今となっては、細かい記憶はお 互いに薄れていた。そういうものだろう。それでいいとすら思う。

  かなり酔って帰宅。
  千葉までが遠いのなんの。それはともかく、再会して最初に言われたのは

「あれ、昔より痩せてないですか? 昔よりかえって若くなってないですか?」

だった。
  体重は大学を出た頃からほとんど変わっていない(+1キロだ)。当時より圧 倒的に筋肉がついたから、外見だけだとそうかもしれない。若くはなっていない 。確実に肌は疲れている。一応は苦労もしているので(爆笑しないように注意) 。若くあることが目標ではないし、若くありたいとも若く見えたいとも思わない 。そんなことに興味を持つ余裕はない。もっと大切なことがある。それをここで 書く気は全くないけれど。

  それでもまあ、生徒様から見れば「えー、オッサンでしょぅ、どんだけー」っ てとこなんだろうなあ。全ては、忘れないことなんだけどね、何を?(^^)/~~~

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