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年金、森、熱中症 6月12日
  3時過ぎに目が覚める。
  友人の家で朝方まで軽く呑み、あまり興味を持てない女子(向こうも同じらし い)と2人で実家まで戻り、1人で実家のドアを開けたらチェーンがかかってい て、「いやあそうだよなあ、夜中にチェーンをかけないと危ないもんなあ」と思 ったところで終わる夢だった。朝帰りなんて5年以上やってないのだが。外はま だ夜で霧が出ている。

  40分ほど本を読んでから眠ろうとするが眠れず。
  たまらず5時前に起床。そろそろ新聞も来ているだろうという予想。TVをつ けると

「年金大丈夫か問い合わせ殺到問題」

をやっている。それはまあ、問い合 わせするだろうよ。


  年金のもとになるお金を国民が払ったという記録を、社会保険庁がきちんと取 っておかなかったという問題。
  年金は30年以上(くらい)加入することで、老人になってからお金を受け取る 社会保障制度のこと。ちゃんと納めた人だけが受け取れる。ところが、その「納 めましたよ」という記録がざっくりと紛失されてしまって大騒ぎしているわけだ 。

  そこで国は「納めたという記録がなくてもえっとえっとあのその」と対応に追 われている。
  やはり日本も後進国だったという例かも。ふつう、何かを受け取ったら「受け 取ったよ」という証明を出すもの。日常生活だとスーパーやコンビニのレシート だろう。ときどき、レシートを渡さないという能力に問題のある店員もいるが。
  受け取ったほうが「レシート」を出さないのが普通なんていう例も世の中にはあ るけれど(駅の売店とか)、出さなかった方の怠慢であり、また同時に受け取り を請求しなかったほうにも責任がある。

  年金の場合は納付書にハンコを押してもらうのが「レシート」になる。
  ところが年金は加入期間があまりに長期に渡るから、普通は「レシート」を保 存しておかないだろう。そのために「年金手帳」というものがあると普通の国民 は思っている。もちろん僕も同じ。


  自分はどうなんだろうと点検してみる。
  今年の冬から大掃除をしている。そのどこかで「平成9年」あたりの納付書= 「レシート」を捨てた記憶がある。いつも現金で一括払いをしていたから、もは や証拠はなくなってしまった。この手の公的な納付の何か(税金かな?)で、

「5年間は取っておけ」

という記述を見た記憶があったために捨ててしまったのだ。
  残っているのは平成12年度分以降だけだ。たいていは銀行納付だったはずだが 、コンビニ納付もあったような気がする。残っている納付書を見ると「失くさず にとっておけ」と書いてある。困ったなあ。

  しかし今朝のTVによると、「第3者機関による証明を可能にする」制度に変 更しようと政府は考えているらしい。
  そんなこと本当に可能なのかな。僕のように

「納めたけど証拠文書なんかもうないよ、何のために年金手帳があるんだよ」

と泣くしかない立場の人のほうが多いだろう。また一方で、これをチャンスと見 て納めてないのに「納めた」と主張する人もいるだろう(ひでえな)。長くなる のでこのネタはまたそのうち。


  パソコンでメール書きなどをしてから、原稿仕事。
  6時20分から90分でついに完成、即座にメール送信。昨日の予定通りに終わっ て気持ちがいい。これでトータル1080分だから18時間かかったことになる。この あとで著者校(著者による校正)をしなければいけないけれど、勝負はついたよ うなもの。納付書にサインして実際に銀行に振り込まれたところでお金になる。 年金のようにならなきゃいいけど。
  つながりのあるネタを作るのも大変ですなぁ。


  午前中から外出。
  行き先は千葉県土気の「昭和の森」だ。知ってますか? 知らないですよね。 「『どき』ってなんだ?」とか質問されそうだ。「とけ」って読むんです。

  目的は花の見学。
  狙いはアジサイと花菖蒲。少なくともアジサイはわかりますよね? 「また独 りデートっすか?」とか訊かれそうだ。その通りだよッ!


  外房線の土気駅からバスがあるという。
  ボケナスな感じの駅前にはバス停が少々。その前に腹が減ったのでモスバーガ ーへ。「新てりやきバーガー」を食べる。旨いな。こんな田舎にもモスがあるん だなあ。

  バス停へ。
  20分待ち。別のバスの運ちゃんに質問すると「歩けば20分くらいかな」とのこ と。ちょっと暑いけど散歩しますか。25分歩いて到着。


  HPによると、東京ドーム22個ぶんの広さとか。
  適切に見えて実はよくわからん説明である。入園無料。いやはや、とにかく広 いですね。人は30人くらいしか見なかった。本当に森ばっかりで、富士の樹海か と思いましたよ。

  花菖蒲はスカスカだった。
  蛍の育成をしているとかで、だいぶ間引きしているようだ。アジサイは盛りま であと1週間くらい。まあまあ綺麗だった。続けて自転車を借りる。自転車?  なぜここまで来て自転車? どうして借りるの、借りれるの?

サイクリングコースで独り激走!


  詳しいレポートは後日にエッセイで。
  問題は帰り道なんだよ。何しろ巨大な公園なので、バス停までが遠い。マザー 牧場みたいに整備されているわけでもないから、どこにバス停があるのかよくわ からない。公園に入ったときとは違う道に出てバス停を探すが、見当たらず。土 気駅の方角はわかるから歩けなくもないが、暑い。このまま20分以上歩いたら倒 れるだろうな・・・。

  5分ほど歩くとバス停発見。
  次のバスまで42分。はあ。バスは1時間に1本らしい。いやー、この暑さの中 で歩くのはきついだろう。だからといって、この炎天下(バス停には屋根などな い、ポール1つだ)で42分待つというのはいかがなものか。

  タクシーだな。
  5分経過。車は、まあ30台くらいは通過しましたかね。そうだよね、こんな田 舎じゃタクシーは走っているものじゃなくて電話で呼ぶものなんだよね。いいで すいいです、歩きます。これが地獄の始まり。


  方角は間違えなかった。
  ちゃんと歩けた。ただ、暑さが。ほとんど街路樹がない。あっても、歩いてい るのだから涼を取れるほどではない。そして、クソ田舎のわりには立派な道路で 、「ちょっと一休み」できるようなポイントが全くない。コンビニ? そんなん あるわけないですよ。人家があるのがやっとなんだから。

  20分後、ほぼ熱中症(@_@)
  ちゃんとお茶を持参していたので水分補給はしていたのだけど、何しろ新しい 道路のせいか照り返しが強い。いったん道端で座り込んで、やおら立ち上がり交 差点でまた座り込む。あー、これはまずいと思ったら目の前に銀行があった。命 びろい。不法(じゃないかな)侵入。

  クーラーが効いていてありがたい。
  普通の銀行と違って、フロア担当の人が誰もいない。ホントに田舎だなあ。そ れをいいことにソファで休む。10分くらい休んだときにトイレの表示を見たので 勝手に借りる。ちょっと汚い話で失礼だが、尿が出るということは脱水症状では ないはず。汗も出ている。じっさい、おかしくなってからもお茶をチビチビ飲み 続けたのが良かったのかも。これ以上の長居はマズカロ、と銀行を出る。駅まで 徒歩3分くらいか。

  道路に出たらまたクラっとする。
  あきまへん。幸いなことにショッピングモールのようなところまでたどり着き 、

「助けてください! だれか、だれか、助けてください! 救急車を呼んでください・・・

なんてことはせず(当然だ)、風通しの良いベンチで休む。

  くたばっている割に理性が働く。
  体を束縛するものをゆるめるんだったな。ベルトをゆるめ、腕時計をはずし、 半袖シャツのボタンを3つくらい開ける。幸いなことに、陽が当たらず風が抜け るという「もっとも好ましい場所」だった。ちょうど目の前に何かの店があり、 新しいお茶を買う。鮮魚とカップラーメンを一緒に売っているという変な店。


  何とか復活して早い夕方に帰宅。
  水分をたっぷり取って休む。いやはや、よく考えてみれば「急な温度上昇」「 炎天下での運動」「睡眠不足」と熱中症になる条件をほとんど満たしていたじゃ ないか。ちょっと不注意だった。久しぶりの独りデートで気持ちが高揚し過ぎた のかも。反省。みなさんも気をつけて下さい。
  危ないと思ったら遠慮なく119番に電話を。死ぬことがあるからね。

  様々な雑事をこなしながらも安静を維持。
  もう大丈夫だろうと思ったのは7時前。念のために血圧を測ると、最高が124で 最低が76。いつもより下が高いかな、くらい。問題はないだろう。軽めにシャワ ーを浴びて夕食の準備。


  昨日の残りの西京味噌に牛肉をつけておいた。
  油を使わずに軽く炙って食べる。中心の3割くらいが赤い程度の火の通し方。 まずまず。しかし肉をつけるには甘みが強すぎるかも。肉の味噌漬けは今後の研 究課題。

  いつものようにビール→ヌル燗→ワイン。
  ちょっとクラクラするのは熱中症のせいか寝不足のせいか、たぶん両方だろう 。かなり長時間にわたって陽にあたっていたこともあるはず。夜は涼しくなった ので熟睡できるだろう。

  明日も明後日もやりたいことがたくさんある。
  明後日から梅雨入りのようなので、まずは布団干し。他には・・・日記だから 明日書けばいいのか。それではまた。

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