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やうやうだんだん ７月３日   ８時半起床。   どんより曇り。梅雨も中盤戦というかんじ。朝食用にマフィンを食べようと電 子レンジ・トースターを温めようとする。なぞの警告音。なぞの表示を見ると、 「販売店に連絡してください」 となっている。そこで電子レンジ機能だけ使おうとすると、以下同文。見事なま での try to do の例文が２つもできた。   じゃなくて、ついに寿命が来たようだ。   これも独り暮らしを始めたときに買ったから、満12才になっている。前回（７ 年前）の引越しでドアの一部が破損してしまったが、なんとかここまで平常運行 を保ってきた。今度の引越しで何かのショウゲキが与えられてポックリ、という ところだろう。さすがにこのような前科があるので、引越し屋さんに苦情を言う わけにはいかんなあ。しかし、冷たいマフィンのまずさと言ったらこりゃもう絶 品ですがな。   午前中のうちに整骨院へ。   まだ生活に余裕がなく、旧居の近くにあったそれに戻る。とって返して雑貨店 で押入れの除湿道具などを買う。やることがたくさんある。昼飯はスーパーの弁 当で済ませる。すぐに市役所へ。   転居届けなどなど。   さすがに市役所からはフランツ・カフカ的なユーウツは失われてしまったよう だ。住民票と印鑑証明を変更し、新しいそれらをマンション屋に郵送する。微妙 なところで代名詞 one の復習を入れてみたり。マメというかＡ型というか。   その足でデパートっぽい店へ。   「っぽい」というバカっぽい表現がいい。近隣住民へのご挨拶としての贈答品 を買う。角部屋なので隣に１軒、上と下の階で２軒、管理人室に１軒、合計で４ つ。タオルにしようとして（また復習か）店員に色柄を相談する。青系か赤系か 。 「４軒なら、基本は赤でしょう。赤３、青１で用意されてはいかがですか？　マ ンションでは男性の独り暮らしは考えられないから、ご家族のいるところの奥様 に受けがいいのは赤系かと。管理人さんに先に渡して、家族構成なんかを先に聞 くといいですよ」 とのこと。適切なアドバイスだけど、ちょっと気になるところもあったような。   たぶん今週末にアイサツに行くことになる。引越し直後で行けば迷惑なだけだ し、平日の昼間に行くのもヘンだし。   どこまでも雑用は続く。   部屋の整理は形になったようだ。リビングから目に見えるダンボールはなくな った。引越しのおかげで古いものをたくさん捨てられたのも良かった。いろいろ と整理を進めて、つまらない昔の思い出につかまらないようにしよう。   ちょっと予習の再点検。   引越しに紛れて丸２日も完全に英語から離れていたので、リズムを取り戻す必 要もあるからね。そのくらいでカンが失われるわけもないのだが、こういうとこ ろに手をかけないと。受験生の場合は、英語から２日離れたら９日分の能力が失 われたと考えるといいだろう。１日で３日分、２日でその自乗ということだ。さ りげなく復習的な説教を入れてみた。   検見川浜校へ。   授業が関係詞でてこずる。非常に難しい項目である。どうやって教えるかとい う方法論はどうでもいい。むしろ大切なのは、様々なアプローチを見せてそれぞ れの生徒様がそれぞれにわかった（と感じる）ポイントを作ることだ。関係詞に 限らないが、絶対的な教え方は一切ない。   ところで、関係詞がなぜ難しいか？   カリキュラム上、２文の合成をする最初の項目であるからだ。合成と言えば接 続詞や比較がある。しかしたいていは関係詞がカリキュラム上で先行することに なる。教えるほうもそうだが、教わるほうの生徒様にとってもしんどい所なので ある。１回でわからせる（わかる）方法よりも、その後の数回でわからせる（わ かる）方法を探すべきだ。１回の芸術性よりも数回の積み上げ、それが大切だと いうことを伝える授業でなければ意味はない。   授業後は某所で飲み会。   と言っても僕を含めて３人。初めて酒席をともにする先生もいらした。短い時 間だが楽しかった。２時間ほどで生ビール２杯、日本酒２合。   夜に帰宅する道は初めて。   街の様子を見ながら歩く。酔って歩くと、なるほど確かに違う環境に暮らすこ とになったんだとわかる。違和感を受け入れる必要があり、楽しむ余裕もあるか もしれない。でも、長い日記を書く余裕は生まれてこない。そんなもんだろう。    これまでの日記はコチラ