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日常回帰 |
7月8日 |
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9時起床。
朝風呂に入る。湯船にお湯を張るのは今日が初めて。さてどんなもんかいなと
説明書などは読まずにボタンを押す。結果的にはたっぷりし過ぎの湯量になった
。そうか、湯量の設定が必要ってことか。
風呂は少しだけ広くなった。
業界用語なのか知らないけど「1418」というサイズ。その上が「1620
」で、それが1流マンションの証明になる(と思う)。その下は「1215」だ
ったかな、忘れた。「1418」というのは、たぶん浴室の面積が140×180セン
チなんだろう。
浴槽はいま流行(古いか?)のたまご型。
本当にたまご型なのではなくて、基本的に長方形で1辺の1部が飛び出してい
るやつね。半身浴とか子どもを入れるときに便利なんだろう。気分的には広くな
ったのかな、という程度。お風呂の話もまたそのうち。
朝食を取ってからTVで将棋観戦。
やっと生活に余裕ができて、ネット徘徊も同時平行。一昨日の棋聖戦は佐藤棋
聖が勝って3勝1敗で防衛。これで6連覇。なかなか強いね。
TVだけ見ているのは時間の無駄なので雑用しきり。
すでに細かい作業なので一人のほうが捗るけれど、とき
どき例外がある。デッドスペースを利用する道具。伸縮する棒状のものを壁と壁
の間に橋渡しして、スプリングを調整して新しい棚を作るアレだ。手が2本しか
ないので(普通だな)非常に難航する。
「誰か、20秒でいいからそっちの端を支えてて!」
と言いたくなる。人間からシッポが失われた意味について考える良い機会だ。考
えてどうするんだよ(-_-;)
お昼過ぎになったら晴れてきた。
夏講の予習を少々。ほどよく空腹になったのでソーメンを50グラムだけ。これ
で1時間ちょっと行動できるだろうという予想。布団を干してからまたまたスー
パー探索。すでに知っている1軒と新規開拓の1軒。
新規のほうは、高い。
ワケギ1束が185円とか、なめとるんじゃないのか。どこのブルジョワジーが買
うのか。本八幡で言うとクイーンズイセタン風のスーパーね。魚売り場だけはな
かなかのもの。品揃えが豊富で、やはりチト高い。お財布に余裕があるときに買
いに来よう。1時間ちょっとで帰宅。
だいぶ晴れ間が見えてきた。
布団も嬉しそうだ。スーパーで買ってきた「デミグラスハンバーグプチ弁当」
が本当の昼食。それなりに旨い。かなり久しぶりに読書。もちろん読むことは続
けてきたけれど、ソファに横たわって読むのは久しぶり。
『ランチの行列に並んではいけない』中島孝志を読了。
ビジネスの効率を上げる手段を語る典型本。数ある類書の中では上位にランク
できる。
僕にはサラリーマンの経験がないが、この手の本を読むのは大好きである。
本書のタイトルのように、お昼どきに食事のために行列をしているサラリーマ
ン様の御姿を拝見し申し上げると、
「だからお前らはバカなんだよ」
と本気で思う。時間の効率を考えない行動の典型だからだ。自讃する気は少しあ
るが、たとえば「ここ」の日記などのように僕は時間をどうやって効率よく使う
かをいつも意識している。そこで「もっとスキルアップしなければ」と考えて本
書を読んでみた。
会議をやめる技術。
>会議の生産性を改善するためには、逆説的だけれども、会議そのものをしない
ことだと思う。メンバー全員を集めて会議するより、(中略)きちんと人選して
彼らに相談したり、アイデアを出させたり、議論したりするほうが効果的なのだ
。(中略)まして、「毎週火曜日は会議なんです」とルーティンにしてしまうな
んてナンセンスきわまりない。
書類の技術。
>あなたがすべきことは整理整頓云々ではない。使える情報かどうかを二者択一
し、どんどん仕訳すること。使えるものは残す。残したものは使う。「いずれ使
うかも」「そのうち使うかも」というグレーゾーンの情報は全て捨てる。(中略
)どうせ資料など、インターネットにたくさん詰まっているから、捨ててもかま
わない。
定時に帰る技術。
>残業とは1日のデッドライン(定時)までに仕事が終わらないから起こるのだ
。(中略)朝、出勤してからを起点とするのではなく、締切り(定時)を起点に
して組み立てるようにする。いわば、締切りからの発想=逆算的思考である。
よくある話と言えばそれまでではある。
しかし、引用のように少々乱暴なものの言い方がここちよい。時間の使い方に
不安を感じている人はサラリーマンに限らず読むべき本だろう。できれば、でき
るだけ若いうちに。
夕方は再び予習と雑用。
アタマとカラダを使う作業のサンドイッチなので生活にリズムが出てくる。5
時過ぎからは相撲観戦。新横綱の白鵬は落ち着いた取り口で勝ち、朝青龍は焦っ
た相撲で負ける。タイプの違う両横綱で面白いかも。まだ初日だからこれからだ
。
7時前に再び風呂。
時間をかけて夕食を作る。と言っても特別なメニューはない。昨日の残り物を
中心にコマゴマと8品くらい。日本酒はさすがにヌル燗にはしない。広島の「白
牡丹 山田錦純米」を冷やで。甘辛口。「あ、甘いな」と思ったあとで辛みを軽
く感じる。これといった特徴がないので現代には人気の出ない酒かも。しかし日
常呑みには充分なレベル。たまに試そう。
新居生活も1週間たって、やっといつものペースになった。
食事に代表される日常生活を大事にしながら、仕事のことも気にかける。もち
ろんまだ新居タスクとでも呼ぶべきものはいくつか残っている。テーブル購入と
か銀行への住所変更届けとか不用品の整理とか。それでも、その気になれば確実
に日常的な日記をお伝えできる時期を迎えた。一段落。
追記:エッセイ264「テツわる山陰編その2」をアップしました。
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