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自転車のハンドル問題 |
7月25日 |
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昨晩の読書の話からで失礼。
『「アンアン」197
0』赤木洋一を読了。
1970年に『アンアン』を立ち上げたスタッフによる実録。大げさに
言えばTV
のプロジェクトXみたいなものだろうか。
床屋さんとか整骨院とか病院などに行くと、この手の大型ビジュア
ル女性週刊
誌がよく置いてある。
『ELLE』とか『クロワッサン』とかああいう奴ね。これらの固
有名詞が正
しいのか自信がないし、他の書名を挙げるのは非常に難しい。A4よりも少し大
きい(?)版型でカラーページがほとんどで、そのせいでやたらと重くて、
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なのか記事なのかわからない文面が続く週刊誌だ。
例によって恥ずかしい話を書くと、たいてい手にとってしまう。
読んでしまう。読んでも知らない世界のことしか書いていないんだ
けど、自分
で買うことは絶対ないからね。そして読後の感想は
「なんかよぐわがんねこと書いてあっただ」
で統一される。
そこで本書を読んでみた。
フランスのアパレル(出版社?)である「エル」の日本版としてス
タートした
こと、当初は人気があっても売れなかったこと、このような大型ビジュアル女性
週刊誌の先駆け的存在であったこと(当時は月刊)、星占いを本格的に導入した
のが初めてだったこと、のちに「エル」との提携は解除されたこと(そこで今の
『ELLE』が生まれた)、その翌年に『ノンノ』が創刊されたことなど、当時
というかこの業界の実情が描かれている。特に『アンノン族』という表現
が『ア
ンアン』と『ノンノ』に由来しているということは知っているようで知らなかっ
た。
僕としては「そうかそうなんだ」的な雑学が増えたことで良い本で
はあるけれ
ど、一般的には「ま・・・そうなんですね」くらいの評価に留まる本なのだろう
。
実は類書をよく読む人には素晴しい本だったりしてね。おヒマで興
味のある人
は立ち読みなぞいかがかな。
9時起床。
湿度が少し上がった感じの晴れ方。梅雨明けが遅くなると冷夏になることが多
いような気がする。春ごろの長期予報では「ラニーニャ現象がなんたらかんたら
で猛暑」という予想だったけど、どうなることか。たしか、2003年も今年のよう
に梅雨明けがハッキリしなくて冷夏だった。もちろん冷夏希望。
午前中はずっと予習。
プリントの切り貼りのような雑用的なもの。今日で全体の8割くらいが終わり
そう。やっと終わりが見えてきた。今のタームは1日2コマだから、こんな調子
でも何とかなる。次から3コマ、その次は4コマと増えていく。3コマまでは日
常生活と予習が平行可能というのが僕のパターン。4コマになると生活を回すだ
けで精一杯になり、5コマだと半分死亡状態。幸いなことに(不幸?)この数年
は5コマのタームなし。
けっこう晴れて暑い。
軽い昼食にソーメン。暑いときのソーメンは無性に旨い。栄養がちょっと心配
なことを除けば最高の食事だろう。生活時間の組み合わせの都合で、1日でもっ
とも暑い時間にスーパーへ買出し。例によって旨そうな魚を探すが、いずれも高
値で手が出ない。今月は非常に出費が多いので無理する気分にもなれない。
新居の問題点はもちろんある。
住めば住むほどわかってくるのだろう。その第1弾は自転車置き場だ。上下2
段のラック式で、僕は下段(毎月300円、上段は100円)。問題は横幅だ。隣のラ
ックに自転車が止めてあると、ラックの奥まで我が愛車を挿入するのが難しいの
だ。ハンドルがぶつかりあってしまうためだ。
一般に、自転車ラックは横の間隔が狭い。
スーパーや図書館などにあるものがそうだ。原因を考えてみる。自転車のハン
ドルの幅員を昔の基準で考えて造っているのではないか。
この10年ほど、自転車のハンドルは横に長いタイプが増えた。
ハンドルが進行方向に対してほぼ垂直になっていることが多いのだ。昔の、そ
して今の自転車の半分くらいはそうではない。ハンドルが適度に湾曲して、進行
方向に対して45度くらいになっている。つまりそれだけハンドルの占める幅が狭
いのだ。おそらく、この従来の「ハンドル幅」を基準にして自転車ラックが造ら
れているはず。だから僕の愛車のような「ほぼ垂直タイプ」が2台並ぶと、止め
にくくなるのだ。
疑問は残る。
そうだ、なぜ「進行方向に対してほぼ垂直」のハンドルを持つ自転車が増えて
いるのか、ということだ。「ほぼ垂直」だと乗車姿勢がやや前傾になるので、ス
ピードが出しやすくなるからか(但し腰には悪い)。住宅事情の変化で駅から遠
くに住む自転車ユーザーが増え、それゆえにスピード能力の強化を自転車業界が
計ったとか?
いつも、こういう下らないことを考えている。
将棋の王位戦をネットで観戦。
7番勝負の2局目を羽生王位の1敗・深浦挑戦者の1勝で迎えている。その2
日目。深浦は羽生との対戦成績が勝率5割に近いという珍しい棋士。激しい展開
でねじり合う将棋が続くが、終局する前に出勤の時間になる。
暑い午後は部屋の模様替え。
整理も第2段階に入ってきた。寝室にあったカラーボックスを書斎に移動する
。寝室は洗濯物を乾かす部屋にもなっている。だから扇風機と除湿機とハンガー
ラックと本棚とベッドで手狭だったのだ。カラーボックスの分だけ今度は書斎が
狭くなったので、処分品を検討する。ついでにサンセベリアの植え替え。この話
はまたそのうちに。最近の日記はこの表現が多いね。
稲荷ずしを食べてから校舎へ。
今日でこのタームは終了。レベルの比較的高いQクラスということもあって順
調だった。2日目を除いて出席率100%を維持できたのは非常に珍しい。生徒様の
実力的には「まだまだやなあ」というところも多かったが、早い時期の総合講座
だったからこれから追い上げてくるのかも。
ところで先日の日記に書いたこの英作文。
問:あの2台の自転車のうち、どちらがあなたのですか。
Which ( ).
その日記ではこう書いた。自己引用。
>でもこれ、たぶん「うち」や「あの」や「自転車」のスペルや「あなたの」あ
たりで間違いがゾロゾロと並ぶんだろうなあ。
今日の授業で試してみたところ、Which bicycleで始めて以下手詰まり、という
解答が多かった。
授業後にある生徒様に聞いたところ、 「Which is という構文がパッとアタマに
出てこなかったです」とのこと。おいそういうのって「構文」っていうのかよ、
とは突っ込まない。生徒様だからね。
もちろん怒ったりあきれたりせず、丁寧に説明する。
小学校英語なんてやらんでいいから、中学校でパターン演習をたっぷりやるだ
けの授業時間が与えられることを望む。ここで望んでもしょうがないけど、まあ
・・・。
生徒様♀の質問。
やや無駄話に及び、ridicule (あざけり、からかい)という単語について。
♀「リディクラスだったら知ってたんですぅ」
僕「へー、すげーな、なんで?」
♀「ハリポタで出てきました」
僕「はり、ぽた。お前なあ、オレがハリポタを楽しむキャラに見えるのか?」
♀「ファンタジー駄目ですか?」
僕「(無視w)魔法の名前か?」
♀「そうですぅ」
相手の姿をカエルだかニワトリだが、間抜けなキャラの姿に変える魔法なんだ
そうな。
「なんとかかんとかの囚人」の巻で出てくるそうな。いつか授業のネタに使っ
てくださいねと念押しされたけど、読んだことも観たこともないしなあ。たぶん
これからもそうだと思う。言われてみれば高校生くらいの世代が『ハリポタ』を
愛読する世代になるのだろう。でもやっぱ無理だよなあ、魔法ってのは信じてい
ないし(そういう問題か?)。
帰宅して夕飯。
メインは牛肉とシメジとネギの炒め物。ここで豆板醤をまだ買っていないこと
に気がついた。何もかもが100%に戻るまでは時間が必要なんだろう。他には刺身
コンニャクなどで地味に。ビールは1缶でガマン。今月は運動をしていないから
体重にも配慮しないと。
明日はお休み。
5日働いて1日休みというクールの1周目に入ることになる。仕事がある日は
たとえ短い労働時間であっても緊張しているものなので、気分はラクだ。今年度
は休日が多かったのでなおさらその感が強い。関東地方はまだ梅雨明けしていな
いとか。ではでは。
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