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ビリーに見習え |
8月5日 |
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昨日の日記の正解。
2、トウモロコシのヒゲ
粉砕しにくいようなのだ。
「1、鶏の手羽先の骨」はよくあるヒッカケ。これが粉砕可能である硬さの上
限とされることが多い。すごいよな。
「3、スイカの皮」は刃が噛むくらいの大きさにしてからのほうが良さそう
。空回りしやすい道具でもある。
「4、桃の種(及びその周辺の果肉)」はカッコ内がいかにも余計という印象
を持っただろう。ずいぶんとつまらないヒッカケだ。
3時半に目が覚めた。
もちろん暑かったからだ。外を見たら暗かったのでクーラーを入れた。あっと
気がついて時計を確認してクーラーを消して窓を開けた。かなりの猛暑が続いて
いるけど、朝方は外の空気でギリギリ眠れるくらい。個人差はあっても、クーラ
ーが体全体を非常に疲れさせる道具であるのは間違いない。できるだけ避けて通
るべき。
5時10分起床。
ここ1週間の天気予報のパターン。夜には「明日は今日より2〜3度低いでし
ょう」として安心させ、朝になってみると「昨日より少し暑いでしょう」と変更
される。人心を鎮めるだめにわざとやっているのか、と疑いたくなるくらい。今
日の千葉の最高気温は31.7℃だった。なかなか暑い。
Cクラス。
今日は某大手予備校の模擬試験があるということで欠席者が多い。授業を休ん
でまで出る価値があるかどうか、ちょっと難しい。僕自身は、他の予備校の模試
を経験してくるのをどちらかと言えば奨励している。目的と方法論を持たないと
意味が無いけど。まあそれは明後日からの休日にでも書こう。
模試の受験料は、おおむね4,000円前後だろう。
市進の授業料は、正会員の夏で90分あたり2,200円くらい。ほとんどの授業は連
続コマなので、1日2コマで4,400円くらい。どっちが合格に近づく原動力になる
だろう? さあどう思う?
個人的な意見を書こう。
模試の復習をちゃんとやるなら、一時的に親に泣いてもらって、たまに無駄遣
いをするのはナシでもないかな、と思う。しかし現実に、4,000円ほどの模試を意
義あるものにするほど、きちんと復習をしている生徒様は1割もいないのでは。
僕も現役時代は世間知らずだったので、受けたまま放置というバカ学生だった
。
しかも、自分で自分のことをバカとまで書くのは、偏差値の意味とか合否判定
の意味とか、そういうことを何も知らなかったからだ。総合系統の模試の合否判
定というのは参考にもならないほどいい加減なものだし、偏差値というのも母集
団や時期によってその意味が異なることを知らなかったのだ(浪人してからちょ
っと気がついた)。
そう考えてくると、授業料をフイにしてまで模擬試験に行くのはどうかな、と
いう気がする。
失礼ながら、偏差値を見て受験生気分を味わうために、お金と、そんなことよ
りも大切な1日を無駄にしているケースのほうが多いと思われる。自分がそうで
った、という自戒と後悔を込めて書いている。たとえば今のあなたは、月曜日の
夜に、日曜の模試の復習すら終わっていないのに、この「よびわる」なんぞをダ
ラダラと読んでいないか?
こんなホームページ、読んでいる場合か?
なお誤解のないように言っておくけど、授業を休んで模試に行くなとは言って
いない。
払うリスクと受け取るべきリターンを考えろ、と言っているのだ。この手のこ
とを書くと、自分が責められているという勝手な感想をもつ人が多い(自由と言
えば自由だがw)。模試があるから受けにいく、他流試合をしてくるから授業を
休む大義名分ができた、という短絡思考をしないこと、と言っているわけ。
そうは言っても出席率はいつもより5%下がったくらいか。
Cクラスでは2回ほど生徒様を注意した。チョークを投げたり暴言を吐いたり
するとまた問題になるので(関係者苦笑)、教室の外で冷静に。全ての生徒様が
真面目で真剣であるなんてことはさすがに望んでいないけれど、全体的にナメら
れているような気がする。何をナメているのかを書かないのがポイントだったり
して。
とつぜん話は変わる。
『ビリーズブートキャンプ』が流行している。僕が流行と書くということは流
行が終わりかけているということでもある。じゃなくて、これはダイエットのた
めの4枚(?)組みDVDである。1万円ちょっとだったかな。これがすごいこ
とになっている。
以下の説明は「また聞き」なので正確ではないことを断っておく。正確を期し
たい人は自分で調べるように。
『ビリーズブートキャンプ』では、インストラクターをビリーという50歳くら
いの黒人男性が務める。
ビリーは軍人である。なんで軍人がダイエットするのかとツッコミたくなるが
、とにかく軍人なのだ。軍隊における「筋肉絞り上げ」の運動を一般のダイエッ
トに使っちゃおうとする企画である。おそらく、インナーマッスル強化系だろう
。ピラティスとかデュークズ・ウオークなんかと同じですな。
この『ビリー』のスゴイところは、ビリーが運動中に言うセリフである。
もちろん運動の方法を説明しながら進んでいくのだが、途中にヘンなセリフが
たくさん入るのである。
「みんな、あきらめるな」
「スピードを落としてもいい」
「でも、続けるんだ」
「きっと結果はついてくる」
「頑張れ、自分を変えるんだ」
「力は君たちの手中にある」
とこのように、インストラクターのクセに説教をするのである。
DVDのクセに視聴者に向かって説教するのである。その説教が奥様(でなく
ても良い)にバカ受けなのだそうな。この説教があるから頑張れるらしいのだ。
時代が求めている、ポジディブな説教である。
叱咤激励ではなく、あくまでポジティブ。叱ってはいけないのである。前向き
でなければいけないのである。まああんまり僕の好みじゃないけれど、時代の要
請というやつである。
日記に戻る。
PE1クラスで、生徒様を注意した(よくするなあ)。授業が難しいようで、
途中から諦めてしまったようなのである。このクラスの授業レベルは相対的に一
番下なので、ここで頑張れなければ予備校に通うことができないのである。
その生徒様は、諦めてしまった。
考えることはもちろん、どんどん書き込んでいくことすらも捨ててしまった。
「どうもアノ生徒様はついてきてないな」ということは初日にわかっていたので
、気をつけて見ていたのだ(しつこいようだが、教壇からはそういうことが丸見
えなのだ)。
昨日は欠席だったので、「ああ諦めてしまったのかもな」と思っていた。
だからこそ今日になって復活して出席していたから、「おお何とかしようと思
っているのか」と見直していたのだ。えらいじゃないか、頑張ろうとは思ってい
るんだ、と。このクソ暑いうえに、授業さっぱわかんねーけど、昨日は花火を口
実にサボったけど(推定にして偏見)、とにかく授業は出っかと考えたのかと。
そして行動に移したのかと。
しかしやはり、途中で諦めてしまった。
厳しい授業展開で、僕が話すことをひたすら生徒様たちがテキストに写してい
く展開だった。
期待が裏切られるというのは、すごくつらい。
最下位レベルのクラスだからこそという面もあり、「ナントカして勉強のレベ
ルを引き揚げてやらないとな」と思って今日の4日目まで来た。いつまでも単語
の意味を知りたがっていては受験にならないのだ、という方針を持ってやってき
た。自分で書くのもナンだが、多くの生徒様に「伝わってきている」という感触
があった。
昨日まで書いたように、なかなか頑張ってるじゃんと高く評価していたのだ。
だから、教室に来ながら諦めてしまった彼が、僕にとって悲しい。大声で指名
。
「オイッ! 諦めるんだったら教室から出て行けッ!」
それ以上のアクションは取らなかった。
それほど授業時間に追われていたこともあるし、ああまずかったなと思ったこ
ともある。そうだ、ビリーのように
「あきらめるな、がんばれ、自分を変えるんだ」
と言ってあげれば良かった。
たまには失敗もする。カンフェリーから彼にフォローをしてもらうように、ス
タッフに伝言して校舎を去る。失敗したなあ。叱り方、注意の仕方にそれこそ注
意を払ってきただけに、悔やまれる。こういうこともある。
帰宅して夕食。
今日のメインは豚肉とモヤシの辛み和え。それぞれ茹でて、しょう油と豆板醤
で味付けして、ゴマをふって完成のお手軽メニュー。夏だから茹でるのが気分的
に面倒かも。夏の肉は豚に限る。ビタミンB1、B2、B6、B12など体力を支
える栄養素が多く(詳細あってるかな・・・)、夏バテ防止食材の筆頭になる。
この数日に限らず書いているが、体調管理は食から始まる。
TVのニュースを観ていると、相撲の朝青龍がうつの一歩手前とか。
巡業をサボってサッカーをしていたために、2場所連続出場停止という処分が
なされたそうだ。強いだけに、ペナルティーも大きかった。個人的には「妥当だ
ろ」と思うが、本人にはショックだったのだろう。ここで、ビリーを呼んでくる
べきだ。
「力は君の手中にある」
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