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ひっかかりを増やす |
8月24日 |
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5時過ぎ起床。
夜は涼しかったようだけど、今朝も天気予報は
「昨日1日だけの涼しさでした! それでも今までよりはマシですから!」
と誇らしげ、または自慢げ。
新聞を取りに行くと、ポストに先月のガス料金の明細が入っていた。
1日あたりに直すと90円くらいかな。だいたい旧居のときと同じで安心した。
ガスは台所と風呂で使うから、それほどの違いは出ないだろうと踏んでいた。少
し気になるのは風呂桶が大きくなったことで、出費が増えるかもと思っている。
そのかわり湯船の保温性は良くなったから、なんとかトントン(とんとん=同じ
くらいとか引き分けの比喩)くらいまで持ち込みたい。もちろん問題は冬場だろ
う。
朝食は予定通りにモスバーガー。
無事にスタンプカードを使えて満足。次のタームからは午後出勤なので、この
店にやっかいになるのは冬の直前講習になる。どの夏も「顔を覚えられたかな?
」と自意識過剰な心配をしたあたりでオサラバできる。
大学別ゼミUもなごやかに終了。
テキストが少し単調で、授業も少し単調だったかも。いつも書くように、中堅
大学からMARCHレベルまでは短文も大切なので、テキストにもう少し短文問
題を増やしたほうがいいだろう。長文は決して内容一致ばかりではないので、も
う少しバリエーションを増やしても良いだろう。
さて、この授業で扱った当日演習問題。
某W大学の(各種)理工学部。大学名を隠す意味があるのか。空欄に入る単語
を英語で記せ。
Three to the fourth power is eighty one. Ten to the fifth power is a
hundred thousand. Ten to the ninth power is a ( ).
さあどうでしょう?
もちろん誰も power の意味がわかりません。あれれ、みんな同じことをメモして
いますね、下のように。
3、4パワー=81
10、5パワー=10,000
10、9パワー=
「これは知能テストですか?」という感じがしなくもないよね。
当然 power の意味がわからなくても正解は出せる。間違えるとすれば数字を示す
英語をアラビア数字に直す局面だろう。それは夏の総合講座の全クラスであつか
ったはず(意外に大事ですよ)。
ここで興味深く思ったのは、出題意図である。
理系の大学だから power =累乗と知っているべきだとしているのか。例から類推
する力を問いたいのか。あるいは、前記のようにアラビア数字に直す作業を試し
たかったのか。どれだろうね。僕の回答は敢えてナシとします。
power =累乗という単語自体は、入試でよく見かけるものではない。
長文の中でさらっと出てくることがあるかも程度で、「これ覚えていなかった
らグッドバイ」というものであるはずもない。長文中で数字を丁寧に読むのは、
あの出題がある場合でしたよね(これも全クラスでやったぞい)? あ、どの大
学で必要になりやすいかは秋の終わりか直前講習総合講座で話します。
だから power =累乗なんていうところはだいたい読み飛ばすはず。はて。
数学の先生にこの話題をふると笑っていた。
累乗は同じ数字をかけあわせたことそのものを指して、2乗や3乗のような、
数字の右肩につける累乗を示す小さな数字を指数というそうだ。そうゆうのって
ね、やっぱ混乱する生徒はいるんだよ、ということ。
「だってさ、数字と数の違いがわかんない子ども(生徒様)だっているんだよ」
とのこと。なるほど・・・。それは授業が大変だろう。
あ、数字というのはただの記号ですので、文系の皆様もよろしく。さすがにそ
れはわかるよね?
検見川浜校は2年生。
高2の英文解釈の授業の話を書いてこなかった。書くのが面倒だからだ。また
同時に、ウェブの文章で一般の人々に理解してもらうのが難しい話が多いからだ
。たとえば、ある日の長文の語注を見てみよう。
> cultural literacy 「文化リテラシー」は、言語を中心とする文化的な約束事
に基づいて意志を疎通できる能力というような意味
これが長文の下のほうにある単語の注(@_@;)
注に「というような」なんていう表現があるのも笑えるが、まあ適切な日本語
訳があるわけでもなく、仕方がないところだろう。もちろん長文中で読んでいけ
ば生徒様が理解するのはそんなに難しくはない。
しかし、こういう英文をネタにして日記に入れるのは非常に難しい。
日記なんてものは読者が真面目に読むようなものではなく、さっと読み流して
「ふ〜ん」と思ってもらえばそれで十分なものである。真剣に読むほうがおかし
いとまで言う気は、少しあるけどそれは冗談として、あらゆる読者層に「ふ〜ん
」と思わせる程度の英語の話題に留めるのが大事なことでもある。
たとえば、この長文の下線部和訳。
> Cultural literacy is part of what makes a nation a nation.
>この part を「部分」なんて訳したらつまらないでしょう。そりゃまあ点数は貰
えるかも知れませんが。この問題の出典は某マ・・だから、と言ってしまえばそ
れまでだけどね。ちゃんと英文全体が読めているのだと採点者に伝えてあげない
と。××大学の下線部和訳とかね。全文を訳させなくても理解を問えるからこそ
下線部訳を出題するんでしたよね? 私立では某マ・・の、特に×学部がちょっ
とマネして作ってるよね。ま、そこに行くために2年生から予備校に来ているん
じゃないですよね。
これで「あははは」と笑う読者なんか、大人の、しかもある程度は英語または
受験業界に詳しい人間だけじゃないですか。しかもすごい猛毒が入ってるし。
読者の中には偏差値40でもがんばって読んでいる生徒様がいるわけで、
「ってか、この文、なんでナションが最後に2つあるわけ?」
なんて思っているかもしれない。さすがにネイションとくらい音読してほしいが
。あと、 make (メイク)の第5文型なども要確認。
というわけで結局はちょっと書いてしまったけど、ウェブの読者のリテラシー
を計りながら日記を書いているわけですね。
さきの累乗のような、汎用性のある話題を優先しているってことですね。こり
こり。授業自体は実に何事もなく終わった。
帰宅して整骨院→スーパー。
1週間ぶりに機械で骨盤調整。なぜか今日のほうが料金が安かった。同じこと
をやってもらったはずだが、全ては闇の中。医者や坊主や福岡市職員や警官は信用ならないという人がいるが、えーっと、以下省略。
キャバレー嬢に入れあげてストーカー、挙句に勤務サボって拳銃で心中、おいら
、特権階級の警察官ですからっ!
やばいやばい(-_-;)
夕方はわりに涼しい。
コマゴマと料理を作って、ビールは季節限定のキリン『秋味』。味そのものよりも、気分で呑むビールだろう。とても美味しい。講習が終わったときにはウイスキーが解禁される予定。
明日は休日。
あさってからの5日間が最後のタームで、僕の夏の中でも一番しんどいターム。まだまだ暑さは続く様子。うまく乗り切りたい、うまく乗り切るべき。
追記:8月26日(日)午前2時から午前10時まで、この「よびわる」は全ページ
閲覧不可になります。レンタルサーバーの定期工事のため、あしからず。日記の
アップなどに変更はありません。
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