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食による調整 |
8月25日 |
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ラブホテルを探す夢だった。
旅行中で普通の宿を探したけれど見つからなかったのだ。湘南の、たぶん藤沢
市にはラブホテルがほとんどなかった。やっと見つけて「まあ泊まれればいいの
だから」と女の子を説得して中に入ると、様子がおかしい。
ラブホテルのくせにオープンなロビーなのだ。
店員(ホテルパーソン?)に詰め寄られる。何を食べるのかと。食べ物を注文
しないと泊まらせてくれないシステムらしい。腹が一杯なのでただ眠りたいだけ
なんだけどと思いながら、焼酎の375ML入りボトルと、鮭の粕漬けを注文したら
目が覚めた。なんだそれは? 続きが観たかったような。
午前8時。
昨夜は10時前に寝たから、10時間以上も眠ったことになる。夜中はけっこう涼
しくて、やはり疲れがたまっているんだろう。この夏は仕事量がそれほどでもな
いわりに、ずいぶんと疲れるようだ。今日も暑くなるらしい。
朝食に冷や麦。
具にはオクラとネギとゴマ。栄養があるのか。明日からこの夏で最もハードな
時期に入るので、いろいろと生活環境を整えておきたいところ。
食品庫の整理。
入居する前に、台所にはオプションで食洗機と巨大なスパイスラック(横80×
縦40×奥行き40くらいかな)を取り付けてもらった。自動的に鍋だ釜だボールだ
といった台所用品を置くスペースが少なくなった。僕は独りだからいいけれど、
家族持ちだとちょっと狭いかも。台所というのは保存食品だのふだんは使わない
鍋だのと余計なモノが多いうえに、すぐに使える道具を便利な場所に置くべき空
間なので、整理が大変なのだ。
オヤツのたぐいを置くスペースを確保。
今まではカツオブシだ小麦粉だ乾麺だといった食品群(大げさだな)と一緒く
たにしていたのだ。食後にワインを呑むときにピーナツなどをつまみにすること
があり、そのたびに面倒だなと思っていた。今日のところは一応の解決を見たけ
れど、もう少し何かの工夫(鍋を捨てるとか)が必要かも。それでも、だんだん
と自分が暮らしやすい空間に変化してきたみたいだ。道のりはまだ長いだろう。
整骨院へ。
午前中はまだ雲が出ていて涼しい、というか暑くはないくらい。スーパーで食
材を揃え、昼飯用に小さなコロッケ丼を買う。帰ろうと思ったらお昼どきで(計
算した通りではあったが)、気になっていたうどん屋の前に出た。どうせこのコ
ロッケ丼では足りないから、昼飯を2段階にわけるかと入店。
いつも繁盛している店。
「初体験の店ではベーシックな注文を」の鉄則でタヌキウドンを注文。しかし
味は普通。なんなんだろ。天かすが旨かったから、ひょっとして天ぷらが旨いの
かも。もう少し涼しくなったら落ち着いて食べに来よう。スーパーの食材を手に
しながら食べたから落ち着かなかったし。
帰宅してコロッケ丼。
なかなか美味しい。腹いっぱいだ。「2回も昼飯を食うのかよ?」と思った人
もいるかも。夏場に限らず、食欲があるときはできるだけたくさん食べるように
している。もちろんその時の体重次第ではある。この2週間は平常よりも1キロ
軽い63キロが続いていて、しかもウエストが以前よりも細くなったような気がし
ている。初期中年としてはなかなかの頑張りである。何も頑張ってないけど。
クーラーをつけて、コーヒーを淹れて読書。
『新版 貧困旅行記』つげ義春を読了。
著者のつげ義春は漫画家。『ねじ式』という妙なタイトルの作品が代表作だと
聞けば「ああ、あの人か」とわかる人もいるだろう。30歳を過ぎていれば。
昭和40年代半ばから平成元年あたりまでの旅行記。
タイトルのように著者は生活に苦労しているようで、行き当たりばったりの旅
をするたびに「この宿は値段が高そうだから次(の宿)を当たろう」と徒歩旅行
を続ける。
僕がつげ氏のマンガを読んだのはたぶん1本だけだ。
女房と子ども1人を連れた中年男が石を探す話だ。詳しいストーリーは忘れて
しまったけれど、何の変哲もない石を探しているくせに「これでもない、あれで
もない」と川原のようなところを茫漠として歩き回るだけの話である。どのよう
なオチというか結末だったのかは全く覚えていない(どちらもなかったのかもし
れない)。墨絵のような独特の筆致と、コマとコマのあいだに転がっている不思
議な「間」だけが記憶に残っている。
本書でも著者は妻と子どもを連れていることが多い。
観光地に行くわけでもなく、何かの目的があるわけでもなく、ただ何となく関
東近郊(千葉と神奈川が多い)に出かけていって、遁世(とんせい=俗世間を離
れて隠居すること)したいなあとつぶやくばかりである。ハッキリ言って根暗で
ある。
特別にドラマチックな旅行記ではない。
ドラマがなくても旅に出て、何かを探している・・・という様子が描かれるわ
けでもなく、ただフラフラするばかりの不思議な描写である。また、昭和40年代
の写真が多く所収されている。旅先の集落や宿屋や温泉場の写真がほとんどで、
「ああこういう風景が日本にはかつてあったんだな」と思うのは僕がそのころに
生まれたからだろう。まずまずの好著といったところ。
暑い遅い午後はHPの作業など。
台所用品の虫干し。食器を乾かすアレとまな板ね。ずいぶんと見事に布団も干
せた。布団が干せる時間に家にいることが少なかったから、貴重な休日だったと
いうことになる。明日からは午前中にさっと干すだけになるだろう。やや心配だ
。やや病的でもある。
夕方になってクーラーを切る。
空気を入れ替えて部屋の掃除。アイロンかけ。保存を意識したお惣菜作り。汗
がダラダラ出てくる。クーラー漬けの1日だったから、こうして汗をかかないと
体に悪いだろう。ウーロン茶を飲みながら。もちろん風呂にも入る。
さあビールの時間だ。
サッポロの季節限定「贅沢モルト」。たぶんそれなりに旨いビールだろうけど
、僕の好みではない。もともとサッポロビールの味があまり好きでないというだ
けの理由。もう何回か飲んでから判断したい。
夕食のメニュー。
豚肉とシシトウの炒めもの、枝豆、キムチ、オクラ納豆、サンマ刺、大根オロ
シ、ヤマイモオロシ、水菜、ナスの酢の物、高野豆腐の煮付け、ラッキョウ。全
て少しずつ食べる。これだけ揃えても使った食材は20種類以下だろう。もっとた
くさんのものを食べないと。
明日から夏の最後のターム。
たくさん食べて、元気に乗り切りたい。いやしかし、暑すぎるよね(T_T)/~~~
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