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次世代が見えない世代 9月9日


  9時起床、晴れ。
  朝食はハム抜きのピザトースト。転居してから適切なハムがまだ見つかってい ない。もちろんスーパーでいくらでも売っている。でもその売り場の位置や値段 の変遷がハッキリ見えないから、どうしても手が伸びない。値段の変遷というの は、どういうタイミングで安売りされるか・されないかということ。食べなけれ ばいけないというほどのものではないだけに、先日の日記ではないが「値ごろ感 」が形成されないと買う気分になれないのだ。

  10時から将棋観戦。
  新居で困っていることの2つ目(でしたっけね)は風の強さだ。高層階ではな いし海に近くもないし丘の上にあるわけでもないのに、いつも風が強い。風の流 れる部屋が好きなので、採光よりも通風を重視して間取りを選んだくらいだ。そ れなのに住んでみれば風が強すぎて困っている。いろいろ注意して選んだつもり だったけど、これは計算外。要するに布団が干しにくい、という話でした。A型 ってイヤですわね、奥さん。


  お昼になって買い物へ。
  日曜日なので恒例の「昼食は外食」はパス。孤独は大好きだけどファミリーや カップルに囲まれた孤独はすごく苦手だ。そんなことすら気にならない、という のが本当の孤独好きで、まだまだ修行が足りない。そこまで悟れば嫁を欲しがる こともないだろう。中華彩り弁当580円は可もなく不可もなし。クーラーを入れる 。

  1時間ほどヒミツの花園。
  今日もずいぶんと暑い。空の色はだいぶ秋らしい青さに変わってきて、高く見 える。「まあ夏ではないんですよ、とにかく」くらいの景色ではある。秋の空が 高く見える理由をどこかで読んで感心した記憶があるものの、我がザル頭には残 っていない。サル頭ではないので注意。


  メール書き少々。
  やっと住所変更のお知らせを出した。年賀状をやり取りしている友人・知人限 定。一応は1年間の郵便転送のシステムがあるから不要と言えば不要。本来はハ ガキを使うものだろうけど、家族が増えたわけでなし、メールで気軽にがいいだ ろう。もっともメールアドレスがわからない人もいる。そろそろ年賀状を廃止し ようかという考えを持ってから5年くらい。でもそういう人もいるからそうもい かず、またそれはそれで年賀状を貰うのも楽しいことである。

  指示語と代名詞が多すぎると読みにくいな。
  2つ目の「それ」は指示語ではなく「それで」で接続詞なのかしら。「それはそれで」副詞 のように使う決まり文句なんだろうか。意味は「今の話はどうでもええんやがの う」とか。


  そのあとはひたすら読書。

  『会社を辞めるのは怖くない』江上剛を読了。
  49歳で現・みずほ銀行を退職した小説家が著者。
  自分の経験を踏まえて、同じ会社にしがみつかないことのメリットを語ってい る。平凡。

  著者の意見は主に3つ。
  同じ会社に勤務し続けることのデメリット、退職したあとにどうするか、それ に備えて何をするか、である。基本的に40代から50代のサラリーマンに向けて書 かれたもので、退職しても大丈夫ですよと柔らかい口調で説明してくれる。「そ れでも場合によっては退職しなくてもいいいですから」と逃げ道を用意している あたり、弱い読者への配慮がうかがえる。ハッキリ言えば、退職が恐くてできな い(本書を読んだ後でもやはりできない)人が読む本だから、賢明なスタンスだ と思われる。

  よみどころは中盤にある「退職する前にどういう準備をするか」というくだり だろうか。
  人間関係を大切にしろ、上司より部下を重視しろ、ポストに固執するな、会社 の常識は社会の非常識だなど、よくあるアドバイスの羅列ではある。僕にはサラ リーマンの経験がないから想像するしかないけれど、「ああそうか、サラリーマ ンにはこういう下らない人間が多いんだろうな(だからわざわざ書いてあるのだ ろう)」と思わされる。

  そしてやはり大切なところは、上でも触れたように、この手の本を読む程度の 人は退職する勇気を持てないのではないか、ということだ。
  サラリーマンに対する指南書はたくさんあって、僕も非サラリーマンとしては たくさん読んできたほうだと思う。でもやはりいつも思わされるのは、こういう 助言を有難いと思う人って、つまり自分では実行できないってことなんだろうな 、ということだ。

  以上は著者への悪口でもなければ、読者へのそれでもない。
  「売らんがな、売れたがな、それでも人々は変化しないから、また同じような 本も売れるがな」という、商売としての本作りが多いのかも、と思っただけだ。 別に悪いことではない。少しフォローすれば、あくまで通勤時の息抜きで読むと か、またあるいは仕事に嫌気が差した人生の局面で読むとか、そのレベルで接す ることができればそれなりの良書だと思う。


  4時過ぎのおやつにはカップ焼きそば。
  新発売・・・だと思うが『UFO NEXT GENERATION』。電子 レンジで作れるという触れ込みで騙されてみた。この作り方がナンだかすごいん ですよ。ヒマなら公式ページでも見てください。

  普通はお湯を入れて湯切りをするんですけど、これは湯切りしないそうなんで すよ。
  それでですね、中皿に水を入れて、わきにあふれ出したら水をストップするっ ていうんですよ。この説明じゃあわかんないですよね。おわかり頂けない人は無 視、じゃないや先のリンクを見て頂くとしてですね、中皿の真ん中に穴を開けて 、下の皿に水を落とせってんですよ。で、余った水はいったん中皿を取り外して 捨てろってんですよ。理科の実験ですか、これは?

  レンジは、500Wで6分。
  長いよ。しかしまあメリットがあって、さっき書きましたけど、湯切りの必要 がないんです。蒸れて、ちょうどいい具合になるんだそうです。ホントですかね 。なんで丁寧語なんですかこのへん。でも、よーく説明書を見ると

「水が余っていたら更に加熱すべし」

って書いてあるんですよね。こんなん面倒すぎますがな。線のところまでお湯を 注いで、時間が来たらジャッーと湯切り、そのときのお湯で流し台が

「ベコッ」

って鳴るのを楽しむ、これがカップ焼きそばってもんでしょうが。味は普通でし たけど・・・。


  夕方に不覚の昼寝。
  今日はずっとクラシックの交響曲を聴いていた。どうもピッタリこないなと思 っていたのでピアノ協奏曲に切り替えたらトロトロとした眠りに襲われてしまっ た。不覚と書いたわりに、ソファーでタオルケットをかぶって寝ていた。架空の 妻あおいが気遣ってくれたのかもしれないし、自分で寝室まで取りにいったのか もしれない。

  まだピアノ協奏曲の経験は少ないままだ。
  5枚くらいがモーツァルトで、1枚がラフマニノフとチャイコフスキー。モー ツァルトの26番「戴冠式」がグルダと内田光子(ともにピアニスト名)でかぶっ ている。どういうわけかグルダで聴くと元気が出て、内田光子で聴くと眠くなる 。同じ曲だから同じメロディーなのに、演奏者や指揮者が違うと印象が変わって くる。もちろん今日は内田光子を聴いていたわけだ。


  5時半くらいに寝汗とともに起きる。
  クーラーをかけていてもこうなんだもんな。もう涼しかろうとクーラーを切り 、風呂に入り、日記をまさにこの部分まで書く。

  夕飯。
  貧乏系講師としては毎日がつなぎ飯。昨晩の残りのギンダラ西京味噌漬け焼き 、同じくトウモロコシ、毎度おなじみサンマ刺、キャベツと油揚げの和え物(し ょう油とオカカで)、セロリ丸かじり、旬の終わりを告げるダダチャ枝豆、その 他常備菜といったところ。休日は平凡に過ぎていく。


追記:「直前講習スケジュール」をアップしました。

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