予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

真相はどこにある 9月23日


  午前2時のはなし。

  北向きの部屋が1つある。
  旧居と同様に、基本的に物置部屋である。畳で半畳ぶんの巨大なクローゼット があるという話は何回か書いたと思う。冬物を季節ごとにしまうのが面倒なので 、一気に吊るしておけるように買った(20万ちょっとした)という話も書いたは ずだ。その扉を久しぶりに開けてみた。ひょっとしたら1ヶ月くらい開けてなかっ たかしら。除湿剤と防虫剤を入れているから大丈夫だろう。

  カビくせえ(@_@;)

  いかんいかん、油断していた。
  その部屋の窓は24時間開けたままにしていた。風が抜けて快適だからだ。しか し、いま思えば当たり前だが、クローゼット全体が湿気のたまり場になっていた ようだ。家事研究家・乾燥探求愛好家・若嫁招聘願望過剰のオレとしたことが。 しかも、引越しのドタバタでクリーニングに出しておかなかった上着が少々。い ちばん湿気に弱いスーツ類は出しておいたのがせめてもの救い。

  とりあえず大事にしている上着を4つほど取り出す。
  長袖シャツのたぐいは洗えば大丈夫だろう。クリーニング済みのスーツは問題 なし。イキオイで数年間にわたって着ていなかった上着を処分する。「いつか役 立つは二度と使えない」という呪文を念じながら行動。ついでだええいままよと 半袖シャツも2枚捨て(正確には断裁してボロキレにする)、4枚は自宅用に格 下げする(アイロンをかけずに引き出しに入れる)。部屋を閉めきって除湿機 をかけて、午前3時に就寝。


  午前9時起床。
  カビくさくなった長袖シャツ類の洗濯。目視した限りではカビは生えていなか った。良かった。2クールで13枚くらい洗ったか。朝食を取り、TV将棋を観終 え、軽食または1回目の昼食として素ウドンを食べ、急いで4着ほどの上着をク リーニング屋さんに持っていく。しかしこれがまた、日曜日で休みなんていう店 舗も多くて一苦労。初めての店に任せるのはちょっと怖いが、放置するほうがも っと危険だ。

  結局、3軒の店に分けた。
  1つはメチャクチャ地元系で、引換券なし。まじかよ。こんなところにも昭和 が生きていた。大丈夫かなあ。あとの2つはチェーン店系だから、それほどひど い目にはあうまい。その足でスーパーへ。帰宅。

  3時前の2回目の昼食は買ってきた親子丼。
  500円だったらこんなものだろうと思っていた通りの味で満足。適切な値段で適 切な味、これは一つの達成だ。食後の休憩は読書。


  『「噂の眞相」25年戦記』岡留安則を読了。
  著者は2004年に休刊となった雑誌「噂の眞相」の編集長。
  同誌の創刊や編集方針や他のメディアや権力との闘争といった、実情的記録。

  僕は「噂の眞相」をほとんど読んだことがなかった。
  もともと雑誌を読む習慣も買う習慣もないし、マンガ家の小林よしのりに言わ せれば「奇形左翼」とされるこの雑誌にも特別な興味はなかったからだ。読んだ ことがないから偏見にすぎないけれど、

「ああ噂眞(うわしん、と読むのかな?)ね、あの左翼系っつーかゴシップ系っ つーかスキャンダル系っつーか、まあアレ系の雑誌だよね」

という認識だった。要するによくわかっていなかったのだ。いや、正鵠を得てい るのかな?

  本書を読んでみることでその偏見が加速したという部分もあるし、また同時に 「ほう、なかなか考えられた雑誌だったんだなあ」と見直した部分もある。
  黒字経営なのに休刊になったという前代未聞の事情(=編集者の岡留氏の意向 )も知ることができたし、何よりおもしろい。僕がメディアやジャーナリズムに 疎いこともあるだろうが。「はじめに」から。

>本書はいずれ雑誌を創刊しようという心意気のある人の参考になればとの思い を込めてノウハウを公開するために書き下ろした一冊だ。もちろん、編集者やジ ャーナリスト志望者たちの教科書になってもいい。すでにこの業界で活躍を始め ている若い人たちや、メディアのありように関心のある人にもぜひ読んで欲しい 一冊だ。

  実にその通りだ。
  教科書というのはチトあれかねと思うけれど、たしかにジャーナリズムに興味 を持つ(特に若い)人が参考書的に読む価値はあるだろう。もし万が一「噂の眞 相」が再開されたときに買うかどうかはちょっとわからないにせよ、なかなかの 好著だった。


  1時間ほどヒミツの花園。
  今日はずいぶん涼しくなった。秋の気配というには天気が悪く、ずっと曇り。 夕方に相撲観戦。無事に横綱の優勝。これだけ周りが弱くても、独り横綱にはし んどかっただろう。優勝インタビューで「今場所を支えてくれたものは?」とい う質問に。

「家族です」

  普通ならファンの皆様というところを一捻りしての答え。
  正直で良い。朝青龍とは違う意味で好かれる横綱になれそうだ。あ、他意は全くありま せん。でもまあ、誰かがライバルにならないと面白くないよね。

  夕飯を作りながらニュースを観る。
  自民党の新総裁が福田さんに決定とのこと。無事に出来レースを勝ち取り・・ ・いやいや、良かったですね。お父さんのような好々爺(こうこうや)の表情を 得るまでもう少しですかね。小泉さんが辞めたあとは「やだやだやだ」と言って たけれど、今回は迷わず出馬。そりゃまあ、小泉さんの後じゃあ誰でも嫌だろう なあ。今後は何を喋っているのか聴き取れない官房長官のすげ替えを希・・・い やいやいや。


  夕飯です。
  今日は刺身を2品。カンパチとトラウトサーモン。うまいですね。久しぶりに ハスの酒煮なんか作ったりしました。しみじみと秋らしくなってきました。

  お楽しみの日本酒は島根県の「李白 特別純米」。
  五百万石という酒米を使ったというのが自慢です。常温で呑むとずずずっとし た辛味がいいです。淡麗辛口という売り文句だけど、芳醇辛口ではないかと僕は 思います。ヌル燗にすると味が変わって、辛味がイヤミになる感じも。難しいで すね。


  この日記を書きながらワインです。
  アップする前に、これからアイロンかけをします。寝室が乾燥室になっていま して(除湿機と扇風機があります)、洗濯物だらけですからね。もはや誰も観て いないだろうプロ野球なんか観ています。8時過ぎです。わが横浜ベイが2点リ ードして8回ウラの守備です。

  アイロンは長袖4枚・半袖1枚かけました。
  そのあいだにジャイアンツ(というチーム名です)が3点とって逆転しました 。イスンヨクという人にカツーンと三塁打を喰らったようです。外国人選手なん ですかね、よく知らないな。前の文を書いたところでゲームセット。今さら応援 してもしょうがないですが、横浜も弱いですね。

  上位3チームはクライマックスシリーズというのに参加できるんだそうです。
  140試合くらいやってから、上位3チームでトーナメント方式でヨーイドン。じ ゃあ初めから50試合くらいでいいんじゃないのと、熱心なファン以外は思ってい るはずです。それは人気も出るはずですよね、プロ野球。

  カビの対応で追われた休日でした。
  これから秋の読書は夜長でワインです。日本語がヘンですね。真相は何でしょ うか?  
diary 日記  
これまでの日記はコチラ