各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
|
「わ」と、「は」が13個
|
9月29日 |
|
9時起床。
寒い朝。ちょっと頭痛が残る程度の二日酔い。昨晩は接待で生ビール2杯、日
本酒1.5合くらい、帰宅してワイン2杯。二日酔いになる量ではない。たぶん日本
酒が冷酒だったためだろう。『黒ゆでたまご』は良い店なのだが、常温や燗で呑
めるよい日本酒のないのが玉にキズ。しつこいようだが日本酒は冷さないで呑む
もんでっせ。
朝風呂のち朝食はフレンチトースト。
HPの作業。秋のアドバイスの改訂作業。公開は例年より少し遅れて体育の日
あたりになるかも。サポーターが忙しいようで連絡不能のため。さて今年の体育
の日は何日だっけね。13日あたりだっけ。まあいいや。作業は1時間くらい。続
いてゆるり読書。
『笑犬樓の逆襲』筒井康隆を読了。
タイトルの最初は「しょうけんろう」。文字化けしてたらゴメンナサイ。すで
に廃刊となった雑誌『噂の眞相』に連載されたエッセイをまとめたもの。秀逸。
このエッセイの以前のシリーズは『笑犬樓よりの眺望』という書名で1996年に
出版されている。
が、既に文庫本は絶版になったようだ。本来はこの『眺望』と『逆襲』をあわ
せて読むべきものだろうが、もちろん『逆襲』だけでも大いに楽しめる。僕自身
がそうだったというところはあるにせよ、筒井のエッセイは大学生になったあた
りでやっと何とか「読める」ようになるだろう。
そうは言っても、本当に「読める」ようになる日は来ないのかもしれない。
言葉遣いにきわめて敏感な作家で、知的教養レベルも非常に高いため、僕も本
書の本来の魅力の5割くらいしか読み取れていないような気がする。筒井康隆を
評するに「天才的き×がい」という表現はアリだと個人的には思うが、いまここ
で「き×がい」と書いただけで苦情を言ってくる人がいるかもしれないので、
詳しい感想文は後日にエッセイで。
1回目の昼食はパスタ。
鮭とネギを塩コショウ・しょう油で味付けして和風に。旨いのかまずいのか、
パスタなのか焼きソバなのかよくわからない味に仕上がった。昨晩は突然の酒席
だったので、鮭が余っているのだよ。
午後はちろちろ予習。
2Aタームのぶんは9割くらい終わったかな。優先事項は「センター攻略」で
、これはゆっくりと進めている。今年度にガラッと出題形式が変わったので準備
が大変だ。特筆事項はたくさんあるが、たとえば第3問。要するにじっくり読め
れば正解が出る、というところは変わらない。単語レベルが上がったように思え
、そのぶん選択肢が軽くなった、というのは僕の印象だろうか。どうなんだろう
。もうちょっと研究しないと。
電話。
このHPの旧サポーターからだ。なんだよ、メッセンジャーなら無料で話せる
んだからそっち使えよ。何の用だよ。
サ「大丈夫なのか?」
僕「何が(・・?」
サ「仕事だ仕事」
僕「え、なんで?」
サ「日記」
僕「昨日の日記?」
サ「そう」
僕「いつもと同じじゃなくね?」
サ「解雇がどうとか」
僕「なーんだ」
サ「なんだとはなんだ」
僕「だから脚色だって書いたじゃん」
サ「さっき××(注:共通の友人)と話してて、『信原が死んじゃった』という
夢をみたっていうから、久しぶりに日記を読んだら」
僕「ははは、あの内容」
サ「大丈夫なんだな?」
何を大騒ぎしているのかと思って、僕も読み返してみる。
僕「わははははははははははははは」
サ「狂ったか?」
僕「こりゃおもしれーな、クビになったように読めるな」
サ「他人事かいッ!」
僕「わははははははははははははは。やっぱ日記は限りなくフィクションに近づ
けるのがコツだな。わははははははははははははは」
サ「心配して損した・・・」
まあそれにしても、たとえば1ヶ月ぶりくらいに読んだら読者はビックリする
わな(^^)
以下の段落だけ真面目に書いておく。
ちゃんと来年も仕事をもらえるし、特別な増減はない。自作(?)解説は趣味
ではないが、だから「よく読むように」と途中で書いてあるのだ。つまり「いい
話」であった。それでいて詳細や事実をちゃんと書かないのは、読者様と関係者
への配慮であり、予定は未定であるという原則を守ったからだ。書く方は、つま
り僕は何種類もの読者を想定していて、読者はそれぞれにそれぞれの読み方をす
る。それでいいのである。ご心配をかけてくれた読者様にはお礼を申し上げる。
ちゃんと「よびわる」も2008年度までは続行することが内定したわけです。その
先は知らないけどね。わははははははははははははは。
曇りときどき雨。
天気予報によれば昨日よりも最高気温が11度ほど低くなるとのこと。2回目の
昼食は出勤時間ギリギリまで悩んで、自宅でとんこつラーメン。悩んだのは具が
ないから。青ネギと白ゴマのみ。シンプラーあんどシンプラー。こうなったらゼ
イタクしようぜ白ゴマを山盛りに。大さじ1杯、2杯、3杯、いや2杯までか。
やおら食べてみる。
ゴマの味しかしねぇ(@_@;)
なんという貧しさなのだ。
たぶん、原価は150円くらいだろう。小金もちになりたくて予備校講師になった
のではなかったか。え、職業選択の間違い? もともとお金持ちだけがなるべき
、なっていい職業だって? 真実をあんまりズバズバ書くと嫌われますよ。
校舎へ行こうとしたら、某業界関係者とバッタリ出くわす。
某「おお久しぶりです」
僕「ああどうも」
某「『よびわる』読んでますよぉ」
僕「ああどうも(おいおい)」
某「どこが脚色なのかと」
僕「それ、昨日のじゃないですか」
某「予想するのが面白くて」
僕「わははははははははははははは」
まったく、どこで誰に読まれているかわかったモンじゃない。
ひょっとして、去年僕がクビになった予備校の職員さんとか読んでたりしてね
。××予備校のみなさーん、頑張ってますか〜? 僕もそれなりに粘ってますよ
ぉ。苦しいのはこの業界どこでも同じですから、遠く離れてもがんばりましょう
ね。わははははははははははははは。
悪い冗談はさておきLクラスの授業。
今週は今日に限らず出席率が悪かった。温度変化にやられて風邪でもひいてい
るんだろうね、気をつけましょう。体調管理も受験勉強の1つでっせ。
それもさておき、長文で昔のセンタータイプの空所補充を扱った。
06年度までかなり長い期間にわたって出題されてきて、とつぜん消えた形式。
上に書いたようにこの旧形式と新形式の扱いをどうするかを考え中、なんていう
余談など。もちろんここで意図しているのは、今週の説教シリーズである「赤本
の話」とリンクしてもらうこと。過去問をやると、きっとどこかでそういう局面
に出会うからね。また同時に「どうなるかな、どうするかな」ということを考え
ながら話していたりもする。この段落には明らかに脚色があるね。
帰宅して夕食。
前述のように食材が余り気味なので品数多く。だいぶ寒いので転居して初めて
の湯豆腐を作る。卓上コンロと小鍋を取り出して、ネギだのショウガだのカツオ
ブシだの、薬味を取り揃えるわけね。あったまるねえ。酒はそりゃあヌル燗しか
ないわな。
食後の食器洗いは食洗機にまかせる。
ラフマニノフを聴きながらワインを呑みつつ、この日記を書く。ここまで22分
。電球色の蛍光灯があたたかく感じられる。優雅だねえ。わははははははははは
はははは。わははははははははははははは。わははははははははははははは。
|
|