予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

アンデルセンの陰謀 10月25日


  北習志野駅から無料送迎バスに乗ったのはお昼前だった。
  アンデルセン公園というところに行こうとしているそのバスは、予想されたよ うに大混雑、ではなくて空いていた。でも10人くらいは乗っていたかな。乗客は 英語で passenger 、と先週の授業の復習を入れてみたり。


  8時起床だった。
  6時間しか寝てないけれど、最近ちょっと寝すぎじゃないかと頑張って起きて みたのだった。本当は頑張らないで普通に目が覚めた。いつものような朝食と、 いつものように食後のコーヒー、そして読書。

  天気の崩れは遅いみたい。
  朝から曇りだろうなと思っていたのに、まだまだ晴れている。雲の気配はある けれど、雨の気配はとうぶん先かな、くらい。本はいつでも読めるから、ちょっ と遠出をしようかと10時前に自転車で家を出る。


  ひたすら走る。
  目的地なし。長袖シャツと上着では暑いくらい。シャツだけになって走り続け てたぶん50分くらい。とある鉄道の駅に出た。よぉし、ゼイタクして電車に意味 もなく乗るかな。1回乗り換えて到着したのが北習志野駅。そうだここから、あ の公園に行けるはずだ。花博ほどじゃないけど、えーと(いま確認する)、

「おとぎの国の花フェスタ in 船橋」

というのが開催されているのだ。


  駅前のラーメン屋で(またかいッ)、つけ麺。
  嫌いだ嫌いだというわりにはよく食べるな。暑いのか冷たいのかよくわからな いのもいつもと同じ。

  バスはよくわからない地域を走り、20分ほどで到着。
  混雑していなければ10分くらいの距離かしらね。なかなか田舎ですね。森とか ナシ畑とかたくさん。ここは船橋市なんだね。鎌ヶ谷市か、ひょっとして柏市、 まさかとは思うけど印旛郡(ってまだあるのかな)かなと思っていた。


  小学生のときの社会で「白地図」というのがあった。
  日本地図に仕分け線みたいなのが入っていて、ここが滋賀県、ここが広島県・ ・・と埋めていくやつ。鳥取と島根で混乱するから「左が島根」と覚えておくと いいやつだ。島根県民は激怒しないようにね。

  あれって、何か意味あるのかなあと当時思っていた。
  仕分け線が入っているなら、覚えちゃえばそれで終わりじゃん。自分でそ の線を書くなら難しいけれど・・・と僕は考えていた。テストで出題されても間 違える方法がない。もちろんあれは位置感覚なんかを教えるという目的があった んだろうとは思うけど。

  で、習志野市じゃないや船橋市だ。
  千葉県のあのあたり、非常に複雑な分け方がされている。ここに八千代市や市 川市や松戸市も入ってくるとムチャクチャにややこしい。たとえば、

・聖徳大学は何市?
・JR津田沼駅は何市?
・新京成滝不動駅は何市?
・京成実籾駅は何市?

と、こんな感じ。なんか駅が多いけど気にしないように。

  まして、それらの7つくらいの仕分け線(←ところでこんな名称でいいのか? )をフリーハンドで書け、なんて言われたら絶対だれもできないと思う。
  ヒマな人は自分で調べてください。さっきのはたぶん松戸、船橋、船橋、習志 野だと思うけど自信ないなあ(^_^;)


  戻してアンデルセン公園の話題だ。
  おお、なかなか花が綺麗ですね。この「フェスタ」のためなのか日常なのかよ くわからないけど、あちこちに花畑ができている。ちょうどコスモスは満開。秋 ですねえ。「咲いたコスモスこすもす咲いた」ってなんかの数学の公式でしたよ ね。

  ゆっくり歩いて1周するだけだと1時間弱くらい。
  けっこう広い。池もあれば丘陵もあれば風車もあれば(本当)芝生もあればア スレチックコースもある。幼稚園や小学校低学年の遠足らしき団体がたくさんい るにせよ、広々としているし平日なので観光客も少なくてよい気分。市立の施設 としてはリッパなものじゃないか。

  散策コースは行き止まり。
  どうも人の気配がないなと思って歩いていたのだ。サクを乗り越えるとアスレ チックコースに出てしまった。木材に木材を渡したアレとか、木材にロープを渡 したアレとか、ロープにロープを渡して木材で固定したアレとか、そういうのね 。

  引返すのもつまらんな。
  コースのハズレでもあるらしく、子どもの姿は見えない。サクを乗り越えてコ ースの中にいるから、地面を歩くわけにはいかない。さりとて、いや、はっ。ま さか。

平日の木曜日、昼。
おれ、独りアスレチック。


  やりましたよしょうがないから(@_@)
  もちろん腰が痛くなったし手提げカバンと上着を持ってたから、5分くらいで 脱出しましたけどね。誰かに見られてないといいんだけどなあ。

  園内のあちこちにトイレや喫煙所がある。
  軽食が買えるところもあるし、どこでも遠足の一団がお弁当を広げられる。ベンチもたくさんある。道も整備されている。なかなかいいところじゃないか。家族連れや、遠足の行き先に悩む小学校教諭(但し低学年)や幼稚園教諭の皆様にはオススメです。そんな読者様が我が「よびわる」にいるのか知りませんが。

  なぜか季節はずれの蝉まで鳴いていた(これも本当)。
  うす雲が出てきたくらいで、上天気。すばらしい。僕も人のいないベンチに横たわり、ゆっくりと本を読む。


  『これでも終の住処を買いますか』川井龍介を読了。
  住宅を購入することの危険性を説明する実用書的エッセイ。まずまず。

  我ながら、自分がマンションを買ってからこういう本を読むかな〜と思う。
  この手の本は世の中にたくさんあって、読んでも読んでもキリがないから、避 けるようにしてきた。今は逆に「もう買ったもん、知らないもん」と開き直れる から読んでみた。「おわりに」から。

>服や車を買うときにじっくり吟味する賢い消費者の日本人が、どうして最も高 い買い物である住宅についてはこれほど寛容なのか、正直いって不思議である。 住宅は一生に一度か二度買うのがせいぜいだるから消費者としてはほとんど素人 であり、その分プロの売り手に対しては不利だ。

  なるほど確かに。
  自戒をこめて思うのは、こんなに高いものなのに、どうしてこれだけの不勉強 で買えてしまうのか、という点である。僕の家には本書で指摘されているマンシ ョンの問題点に該当するところは今の時点ではなかったけれど、もう少し時間が 過ぎると露見することがあるような気がする。もしそうなれば、その理由はきっ と消費者=僕の無知に起因するものなのだ。

  ただ、本書は実用書としてはちょっとまとまりがない。
  いわゆるマニュアル的に読むならば類書は多いだろうから、あくまでサブテキ スト的に、読み物的に楽しむくらいのスタンスがいいだろう。いつか家を買おう と思っている人に淡くオススメ。


  さあ帰ろう。
  またバスに乗って北習志野駅に戻る。絵巻物を巻きなおすように、もとの駅に 戻る。ああ、これからまた自転車に乗らなければいけないのだ。しかも・・・50 分かよッ!

  くたくたになって帰宅。
  セカンドエフォート(アメフト用語)だとスーパーで少々の買い物を済ませて から。合計で1時間半以上も自転車に乗ったわけだ。すでに筋肉痛。アスレチッ クもやったからなあ。3分だけど。すでに夕方だけど、小1時間ヒルネ。ぐっす り。


  入浴。
  筋肉痛に気分的に効くかなと思って手に取った入浴剤には「森の香り」と書い てあった。今日はすでに堪能したがな。筋肉はともかく、腰痛がどうかなっての が気になる。浴後に軽くストレッチ。これも3分くらい。

  夕食。
  いつもの小鍋(今日は鶏つくねと水菜)とサーモンの刺身など。かなり体力を 使ったはずなのでヌル燗は抑え気味に。快適な一日だった。で、アルゼンチンじゃ なくてアンデルセンの意味は結局わかりませんでした。ではでは。
diary 日記  
これまでの日記はコチラ