予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

来客騒動 10月28日


  8時起床。
  台風一過の晴れ。6時間くらいしか寝ていないけれど、気分もいいし(理由は 書くまでもない)、やることもたくさんあって起きることに。

  理由を省略したもろもろをこなし、日本ソバの朝食。
  続いて掃除。今日こそ来客があるのだ。どこまでやっても気になると言えば気 になる。ある程度でやめないといけないな。9時半を過ぎてから外出。もちろん 食材を仕入れにスーパーへ。


  10時開店だった。
  9時だと思っていた。この辺はまだ新しい土地に慣れていないんだろう。ちゃ んとパチンコ屋さんみたいに、開店を待って並んでいるお客さんがいる。日曜の 朝には特売が多いからだろう。僕も最近はお金がなくて時間があるから、その気 持ちはよくわかる。スーパーを2軒まわって帰宅。

  料理の下ごしらえ。
  来客は2人だから3人分。いつもの3倍だし、自分だけが食べるわけでもない から少々手間がかかる。リクエストには「こだわった漬物」とあったので、3種 類ほど作る。漬物ってのは客にお出しする料理なのかな、という疑問はある。T Vで将棋を観ながら1時間ほど。

  一昨日から食材の仕込みは続いている。
  漬け込み肉の料理が2つ、また別に漬け込み料理が1つ。家庭の主婦はキッチ ンで一番長い時間を過ごす、というのがよくわかる。ご飯を作ってもらっている オットやヨメやコドモは、料理人(たいていは主婦だ)に感謝するように。本当 に手間がかかるんでっせ。


  お昼前に買っておいた弁当で昼食。
  松茸ご飯弁当。もちろん韓国産か何かだろうから、そんなに高くはない。1,000 円はしなかった。自分の食事を作る余裕がない。

  ダイニングテーブルを伸ばす。
  来客に備えてこれを買った、という話題はヒマ「ここ」。実際に複数の来客を 迎え、食事をしてもらうのは初めて(1人の来客はあったが)。横幅は125センチ だったものが155センチになる。豪華ではないが、恥ずかしくもないくらい。ちょ っとスペースは取るけど、気分がいいな。

  椅子は2脚。
  さきの日記に「その理由はまたそのうち」と書いたはず。実は、もう1脚は2 人がけのチアーにした。横幅95センチ。大人の男性2人が座るには小さいけど、 まさか男3人の来客ということはないだろうから。チアーだと、ふだんはテーブ ルの下に隠れてしまう(テーブルの奥行きが85センチもあるのです)から、スペ ースを取らないだろう、という計算。

  現実には、今日のように来客は2人までだろう。
  来客が3人なら女性が1人は混じるだろうから(と祈るw)、チアーをシェア して使えばきつくはないはず。ゼイタクはできないし、家は狭いし、人生の残り も少ないから、自分にとってちょうどいいサイズの生活を目指している。


  午後にちょっと外出。
  ガスコンロのボンベとサンダルと日本酒を買ってくる。書店にもチラリと寄っ てきた。今日は新刊に目を通すだけで買わない。書店は定期的に訪問するのがよ い本を見つけるコツだ、というのは何度も書いたはず。あわてて帰宅。しかしそ れにしても、なんだか忙しいね。

  軽く読書。
  『丸の内の空腹』酒井順子を読了。
  著者がまだOLであったころの食に関するエッセイ。この著者としては平凡。

  サカイは1991年ごろまでOLであったようだ。
  本書が書かれたのがOL時代で、文庫化された1993年にはすでに専業エッセイ ストになったようだ。まだ文章が荒いかな、といったところ。

  それでも毒舌の片鱗はうかがえる。
  スパゲッティ屋(←表現に時代を感じるナ)に入って、隣席の「ギャル四人組」 を観察する。OLの昼食なので、休み時間は限られている。行列して、やっと席 を確保したところ。

>私達より先に席に着いたというのに、まだ注文を決めていない様子である。こ ういうのは、他人事でありながら、イラつく。
「えっ、これってホワイトソースなのぉ?」
などと、いつまでもカン高い声で話し合っているのを聞いていると、
「さっさと決めろよ」
と言いたくなる。

  本書の毒舌はこの程度で終わる。
  サカイが円熟期に入った30歳近くになれば、とても僕なんかには想像のつかな い上品な毒舌がこの後もエンエンと続いたことだろう。しかしもちろん、こんな に古い本では余裕で絶版のようである。あーめん。


  来客の到着1時間半前から最後の準備。
  もちろんほとんどは料理。この際だから徹底的に家庭料理を出そうという作戦 。実はこの部分までは午後に書いている(今は午後3時前です)。だからメニュ ーは予想または予定。作っている途中でメニューが変わるのはよくあること。順 不同で。

・大根の皮の梅合え
・イクラのしょう油漬け(大根オロシと一緒に)
・牛ランプ肉の西京味噌漬け焼き
・レタスと玉ねぎのサラダ
・アジ刺及びアジの酢の物
・カブとキュウリの浅漬け
・油揚げと水菜のサラダ
・キャベツの甘酢漬け
・豚ロース肉の赤味噌漬け焼き
・高野豆腐の煮付け
・鶏スペアリブの昆布煮
・ブナシメジと長ネギのぬた
・モヤシのナムル

  なんじゃあこりゃあ(@_@;)
  こんなに作るんかい。全て少量で、野菜を多く取るメニューを知らないために こうなった、というかこうなるはず。もう1度確認すると、今から作るんですよ 。ではこの続きは来客をお見送りした後で・・・。


  今は夜の9時です。
  何とか上記13種の料理をサーブできました。来客はご夫婦で、どちらもあまり料理は得意でない様子でした。アジの刺身を出したとき、夫に訊いてみたら、

「これはサンマですか?」

と言われたのには仰天しましたけど・・・(-_-;)


  洗い物が大騒ぎ。
  他にも夫にナスの漬物だメンマだと出したこともあるにせよ、皿の数が多すぎる。食洗機で追いつくレベルではなく、対面式カウンターをいいことに、洗い物をしている時間が「接待時間」の半分くらい。これも楽しいんだけどね。

  引越し祝いを2つ頂いた。
  1つはお願いしておいたコーヒー用のポット。コーヒーを抽出するために、温度を調節してから注げるもの。今ではヤカンを使っていたけれど、これは口先が細いもので、味を膨らませるのにピッタリ。他に欲しいのはワイングラスのセッ トと、小鉢のセットかな、誰かくれないかな。

  もう1つは日本酒の3本セット。
  かなりマイナーな銘柄で、2本は純米大吟醸。一緒に呑んだ1本目は千葉県佐倉市の『旭鶴 結 純米大吟醸』。味がしないと言っていいほどの旨さ。これはすごいね。常温で呑んだのが正解だったかも。冷したり燗にすればまた違う旨味を味わえたかも。ふだん僕が呑んでいるレベルの純米酒とは格が違う。2本目についてはまたそのうち。


  すごく忙しい一日だった。
  とても充実した一日だった。料理のし過ぎで、ちょっと腰痛を感じなくもないけれど、楽しかった。おいしい日本酒で締めくくれる一日は一番だ。
diary 日記  
これまでの日記はコチラ