予備校講師でわるかったな！

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なんだかよくわからない

10月30日

  ８時起床。
  品川からロマンスカーで町田に行こうとしたら「750円です」と言われ、おかしいぞ品川なら京浜急行だし町田は小田急じゃないか、そもそも750円って安すぎるぞと思いながら出発を待つ、という夢で目覚めた。町田なんて行ったことないんですけど、昨夜は11時に寝たんですけど(-_-)

  朝食はキムチうどん。
  もちろん昨晩のキムチ鍋の残り汁を活用しただけ。買い物のローテーションの都合で食パンを切らす朝が２日連続。生マッシュルームとネギを具にする。主張ポイントの不明瞭なウドンになった。

  ９時過ぎから予習。
  ２年生のテキストも副詞だ形容詞だというマイナー項目に入ってきて、やや退屈する。最上位のテキストなので、長文の全訳がほとんど。マイナー文法が長文の中で頻出する、なんてことはありえないから、授業がやりにくそうだけどしょうがない。

「いいですかぁ、possible は物主語専用です！」

なんて長文で力説したって、

「ってか、その文が印刷されているだけじゃん」

と思われるのが関の山だろう。

  alive だの alone だのが叙述用法専用形容詞だ、なんていうマイナー項目（大切なことは大切だけど）は、どうせ忘れてしまうものである。
  英語に限らないはずだ。出題頻度が低いけどイザ出題されると「知らなきゃ解けない」という項目はきっとある。受験学年の場合、受験が近くなったこの時期から暗記を進めていって、覚えきれないものがあったらそれもやむなし、と考えるくらいがいいだろう。２年生の場合は、この手の形容詞だの副詞だのにも「語法というものがあるのだな」と知っておけばプラスにはなる、というところだろう。

  お昼前に外出して昼食。
  イタリアだかスペインだか料理の店でランチプレート。チキンのトマト煮とシーフードピラフと・・・あと何か。カップスープと小さなサラダが先に出てくるような、ありがちなランチ。

  サニーレタスのみのサラダにマヨネーズがかかっている。
  味付けはそれだけ。あのさあ、家庭料理じゃないんだから、マヨネーズやめろよ。塩コショウと少量のオリーブオイルで和えるくらいのことはやってもいいだろう。店なんだから大きなボウルでまとめて作ればいいじゃんかさ。つまりそのくらいのレベルで、季節に１回は使ってもいいかな、という程度だった。

  酒屋さんに寄ってワインを２本買う。
  安いスーパーでビールの安売りがあったので６本買う。帰宅してヒミツの花園。朝からあいまいに雲っていて、午後からハッキリと曇ってきた。あまり集中力がなかったけど、それでも１時間半ほど。このあたりに集中力と体力の限界を感じる。

  疲れたので、ちんたらと読書。

  『大人失格』松尾スズキを読了。
  『Ｈａｎａｋｏ』に連載されたエッセイ集。ひたすら笑える。

  文章の面白さにはいろいろなものがある。
  その１つに「なんだかわけわかんねぇけどオモしれぇ」というものがある。不条理な笑い、というのが一番まともな表現として使われるかもしれない。「耳がらみ」というタイトルの書き出しから。

＞男として生まれたからには、一度は「女がらみ」で犯罪を犯してみたいものである。違うだろうか。
  一度だけ私は、ある。
  それを語るには、まず私の中の不可解な衝動から、語らねばなるまい。

  なんだろうこれは。
  そう思いながら読み進めていくと、松本伊代の写真集を万引きする話になる。ブツをトレーナーの下に隠したとき、女子高生と目があってしまう。

＞スケベでオタクな万引男。
  違う！　そんなんじゃない！　伊代好きの謎を解くためなんだ！　写真集を持った手が止まる。見つめ合う、永遠のような一瞬。もしここで店員に告げ口されたら――。
  それだけは考えられなかった。「内田百閒で捕まりました」「レヴィ・ストロースで捕まりました」そんなのなら、まだいい。ハクさえつく。「伊代で捕まりました」は、ちょっとあんまりだろう。「赤川次郎で捕まりました」のほうが、なんぼかましだ。いや、どうかな。難しいところだ。とにかく、その後数十年続くであろう人生に「伊代」ごときで汚点を残してはならない。万引一回、伊代一生だ。なんだかわからない。

  わからなくなってくるのは読者である。
  ちなみにこのエッセイは、

＞変態なのかな、俺。

で終わる。だからなんなんだよ、と思いながら次のページに進む面白エッセイでした。

  プールは腰痛のため20分で引き上げる。
  帰宅していくら丼を作る。一昨日の来客用に作ったイクラのしょう油漬けが余っているため。生だと今日までが賞味期限だから、漬ければ明後日くらいまでもつのかな。いずれにせよ持て余し気味。

  寿司飯の作り方を忘れてしまった。
  お酢と砂糖と・・・塩だっけ。分量もわからない。調べている暇がないので適当に、６：３：１くらいの割合で。さすがに寿司桶なんてものはないので、丼で混ぜ合わせる。ご飯がベトついちゃうんだよな。キュウリの千切り（さっと塩もみ）とシソの千切り（そのまま）を加えて食べる。なんだかよくわからないが、なんだか美味しくできてしまった。

  校舎へ。
  前述のような内容ということもあり、英語の話題よりも「どういう日本語に戻すか」なんていう話題に終始してしまう。構造がわかって意味もわかるのだけど、適切な書き言葉としての日本語に直すのが大変。高校２年生だから日本語のゴイが豊富とは言えないし（知っているけど自分から発信できない言葉が多い）。授業のデキとしては今ひとつで、来年への課題か。

  帰宅して夕食。
  久しぶりに肉豆腐を作ろうかと思っていたが、空腹で面倒になって豚シャブに変更。同じようなもんだろう（そうか？）。少し高いスーパーで買った少し高い豚バラ肉は妙に旨かった。安い牛肉より高い豚肉の法則が確認できて良かった。

  先週あたりから、夜にカーテンを引くようになった。
  防寒のためだ。ＬＤＫと書斎をつなぐ空間（全部で20畳あるかないかくらい）では必要がなかった。寝室は独立した部屋にあるから、寝ない場所を暗くしても意味がなかったからだ。旧居では寝室以外でカーテンを閉める習慣がなかったので、何となく新鮮な気がする。

  さてと、と件名を考える。
  今日の統一テーマは何だったかな、と。今年度はいつもこれを考えながら書いてきたつもり。あるいは後付けすることもあったけど。まあやはり、今日はこれしかないだろう。なんなんだよ。

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