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自由だから苦しい |
11月22日 |
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9時半起床。
リビングわきの書斎に布団を引いて寝るようになって昨日で10日目くらい。ひ
どい腰痛も一段落したので、昨晩からは寝室のベッドに戻った。寝室に移動する
ことで無駄な光熱費がかかる(寝入りバナに暖房は必要だ)ような気がするにし
ても、寝る場所と生活する場所の区分がハッキリするのは気持ちがいい。
朝刊を取りにエントランスに下りると、よく出くわす奥様に出会う。
若い頃の渡辺満里奈と、ずっと若い頃の薬師丸ひろ子を足して2で割って、ま
だフジテレビ専属アナとして活躍していた頃の木佐彩子をふりかけたような感じ
の美しい若奥様(趣味がバレルなw)。27歳くらいかしらね。かよわい小鳥のよ
うな声をしてらっしゃる。
お近づきになる方法を探さないと。
あ、これじゃあ不倫疑惑になってしまうな。冗談はともかく、まだマンション
の住人と個人的に話をしたことはない。そろそろ入居して4ヶ月になるせいか、
ぼちぼちとお友だちになっている奥様たちを見かけることがある。うまく仲間に
入れてもらわないと。あ、これじゃ不倫疑・・・(この段落の最初に戻る)。
ところで、魅力とは束縛感だ。
人妻しかり、女子高生しかり、トラウマを抱えた独身男性(例:『美味しんぼ
』の山岡士朗)しかり、憂いを抱えた中年男性しかり。何かの束縛を持つ異
性に魅力を感じるのは、そのせいである。縛られるということを嫌い、もしでき
るなら縛られているものを自分の力で解放してあげたい、と思うのが誰かに魅力
を感じる大きな理由である。自由な恋愛に、苦しさを感じたことはないだろうか
?
食パン切れで朝食は日本そば。
白ネギと油揚げと卵を具にする。さっそく外出してプールへ。当然のようにお
年寄りがたくさんいて、更衣室ではのどかな会話が交わされる。年末ジャンボ宝
くじの話題。
「いや〜、あんなの当たらないよなあ」
「それがさ、むかし、30万だけど当たってさ」
「ほぉ、そりゃすごいね〜」
「でもその秋にさ、台風が来て」
「30万ってなかなか聞かないね」
「屋根、飛んでっちゃって」
「へぇ」
「修理代が30万」
「飛んでっちゃったんだあ」
「飛んでっちゃったねえ」
のどかですなぁ(^^)
スーパーへ移動して買い物。
昼食にコロッケ丼を買う。昼食時間を少しはずし、下賎な食べ物に興味が向い
たため。帰宅してカップラーメンと一緒に食べる。コーヒーを淹れる。今日もの
どかな一日になりそう。
ヒミツの花園を1時間半。
朝から寒いが、キッチリとした快晴。それにしても異様に寒い。外に出ると「
秋は省略して、冬か?」というくらい。手袋なしでは自転車に乗れない。最低気
温が5℃、最高は12℃とか。
将棋の竜王戦第4局の2日目だと気がついて観戦。
渡辺竜王の2勝1敗。挑戦者の佐藤が終始苦しむ展開。この数年と同じように
、佐藤は工夫した作戦の連発でいつも苦しい将棋を指している。羽生・森内・佐
藤の「3強」から抜け出すための手段を必死に探しているように見える。
TV中継は相撲のために6時から。
ちょうどその頃はお互いの残り時間が1時間を切るあたりで、切迫して面白い
ところ。いくら佐藤二冠が劣勢でも、その時間まではもつだろうと外出。
新古書店へ本を仕入れに行く。
4時前でまだ太陽の光は見えているけど、かなり寒い。探していた絶版の文庫
本3冊のうち、1冊を発見。ラッキィ。ウェブ日記の本であるためか出版部数が
少ないようで、あと2冊を揃えられるかどうか。ウェブ日記って、結局タダじゃ
ないと読まれないものなのかしら。7冊買って帰宅。
5時過ぎからツラツラ読書。
6時にTVをつければ、11分後に早くも佐藤二冠の投了。TVを通していても
、生で投了シーンを観られるのは珍しい。これで渡辺竜王は前人未踏の4連覇に
王手をかけた(現在は藤井猛の3連覇が最高記録)。竜王戦は強さだけではなく
勢いが大切なタイトル戦であるだけに、今後が注目される。将棋ファンには、の
注がつくが。
夕食。
特別なメインのない「しのぎ飯」。ひたすら細かい惣菜を並べることでゴマカ
スのが「しのぎ飯」。ヌル燗は盛岡の『菊の司 七福神 純米』。ラベルの説明
。
>当社が昭和46年頃、最初に純米酒への取り組みを今日に伝えるソフトでマイル
ドな旨口の純米酒です。
失礼なことを書くようだが、日本語はなんとかならないのか。
大学入試の「事前提出による小論文」で、受験生が書いて学校の先生に見ても
らうが先生は困惑、事前提出でよかったと先生安堵、というレベルである。話し
言葉と書き言葉では、受信者の受け取り方が違うということを教育するべきだろ
う。
まあそれは良いとして、「ソフトでマイルド」というのもすごい。
というのは、それでいて味の分類表では「コクのあるタイプ」にカテゴライズ
されているのである。この項目の隣には「軽快 なめらかなタイプ」とある。ソ
フトでマイルドなのに、軽快でなめらかではないというのか。日本語ができない
のか営業がバカなのか複雑な味なのか知恵に不足があるのか。消費者はどこで何
を判断すればいいのか非常に疑問だ。
但し、味は良い。
猪口を鼻に近づけたときには甘い香りがあるものの、含んでみればやや辛口で
ハッとさせる。それでいてキレがあるというほど辛くもなく、実は香りと味のア
ンバランスがかえってバランスを醸し出すというところ。ある意味で見事なパラ
ドックスを成立させているが、味と香りの多様性という意味で高めの評価をでき
る。わりに主観的な日記であった。いつもそうだね(^^)/~~~
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