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愛の対象 |
12月2日 |
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8時半起床、朝風呂。
食材がないので朝食を取りに出る。どの街でも同じように、朝食を食べさせる
店はチェーン店ばかりだ。以前にも入ったことのある安い立ち食い系のそば屋さ
ん。キツネうどんとご飯と納豆。まずまず満足。その足でスーパーへ。もう10時
を過ぎている。
帰宅すればTV将棋の時間。
森内名人が3回戦で負ける。しっかりしろよな〜という感じもするものの、タ
イトル戦の常連ばかりでNHK杯が盛り上がるのも良くないだろう。観戦しなが
ら読書。
『妻はなぜ夫に満足しないのか』安岡博之を読了。
夫婦に限らず、男女関係のあり方に対する気楽なアドバイス形式エッセイ。類
書がいくらでもあるなか、本書は上位にランクできるほうだろう。
>大切なのは、男性と違って、女性にとっては、急にお寿司屋さんに呼び出すと
いうのは、逆効果である。女性にはお呼ばれしたり、食事に行くのに必ず準備期
間が必要である。その過程での準備、つまりどんな服装で行くかなどを決めるこ
とが、女性にとっては、とても楽しいのである。そういう準備は男性なら面倒く
さいから、はしょりたいのだが、女性は違うのである。そこをわかっていないと
、女性や妻を喜ばすためにやった事がかえって喧嘩の原因になったりする。
ああこれね、と思わされる箇所が多い。
この「女性はプロセスを楽しみ、男性は結果を楽しむ」という発想は本書のあ
ちこちに出てくるし、またよく聞く話でもある。本書の特徴は、わりによくある
話を軽いタッチでまとめていくことにある。真剣な学びではなく、気軽に「ほう
ほう」と読むのに適している。
>女性が結婚相手に求める条件を表す「三高」という言葉がある。高学歴、高収
入、高身長という意味だそうだ。最近はあまり聞かなくなったので、三高は古い
のかと思っていたが、そんなことはない。むしろ、三高というのは男性に求める
条件としては当たり前過ぎて、あえてこの言葉が使われなくなったと考えた方が
正しい。
上記は第2章の「稼ぐことが男の価値」から。
この章では、稼ぐということが男性と女性にとってどう考えられているのかが
ロコツに描かれる。妻のほうが夫よりも収入が多いというのが珍しくもなくなっ
た現代にピッタリする内容。夫にとっては読むのがつらい章かも。
>例えば、(男性は)「あなたの厚い胸板に太い腕で抱きしめられると、すごく
感じてしまう」などと、女性から言われようものならば、毎日のように腕立て伏
せを何十回もやってしまうほど、男性は単純である。だから、その乗りで、女性
も喜ぶだろうと思って「君の胸はすごく大きくて、柔らかいね」などと褒めたら
、ただの嫌らしいオヤジとして、無視されてしまう。
夫婦や恋人同士の性関係についての最終章から。
男女のセックス観の相違というのも語りつくされた感のあるネタではあるが、
やはり軽いタッチで通り過ぎていくのが良い。前書きも後書きもないことからわ
かるように、必死で何かを訴えた本ではないにせよ、外しのないエッセイとして
オススメできる。どちらかと言えば(中年)男性向けかな、というところもアリ
。
1時を過ぎた。
意外にお腹が空かない。軽くうどんでも作るかと思ったが気が進まない。右手
の人さし指の先っぽがアカギレでパックリと割れているからだ。こうやってPC
のキーボードを打つのもつらい。日曜だけど外食にするかね、ハイカイすると若
い嫁に出会えると誰かが言ってたし・・・と愛車を駆る。
若い女発見。
愛車のスピードを落とす→女は私に気がつく→何も起こらない。以上、3回ほ
ど繰り返す。
「せんせぇッ、それじゃあストーカーかチカンか変質者か人さらいですッ!」
いや、もちろんネタですよ(^_^;)
しかし本当に何も起こらず、1時間ほどハイカイ、じゃなくてドライブしてか
ら、ディスカウント酒屋でビールだの買って帰る。帰宅して布団を取り込んだら
、まだ昼飯を食べていないことに気がつく。ダイエット中ということもあるので
、これはこれで悪くないのだが・・・と再び愛車にまたがる。
不如意だが、ラーメン店。
この時間(3時前くらい)だとどこもやってないんだもの。この店も前から目
をつけていた。味噌ラーメン。まあまあ旨い。あいかわらずラーメンの優劣はよ
くわからないのだけど、人気がある店は総じてメンが旨いということだけわかった
。たまには使いましょう。
帰宅して部屋の整理。
ついに(または今さら)本格的に寝室の本棚の整理を始める。問題はやたらと
かさばる上に量が多く、しかもよく使うわけもないが捨てにくい種類の本。使う
頻度は多くても3ヶ月に1回(ないかな)くらいというのもタチが悪い。資料的
な部分もあり、ときにどうしても必要になることもある。そうですね、学習参考
書のたぐい。
何と言っても困るのはサイズだ。
寝室の本棚が特殊なのかもしれないが、きちんとタテに並べておくとスペース
をやたらと取ってしまうのだ。だからと言って中板を入れると今度はタテに並べ
られない。まずは削減だろうと、今世紀になってから広げていないものの2割く
らいを処分。なにぶん資料的な側面もあるから、すぐ使わない→即不要と断定で
きないのがつらい。
本棚は奥行きがないほうがいい。
2冊を奥の本が見えないように並べてしまうと、奥の本を手に
取ることがなくなってしまうのだ。転居してから「作りつけの本棚を」という記
述が多いのは、たいていの本棚は分厚い(くせに背が低いし、安定しない)とい
うことがあるのだ。本棚は量の収納よりも一覧性が大事だし、手に取るチャンス
が増えることで読むのが本というものだ、と今さら知ったわけだ。
ということで、どう見ても資料にしか使えない参考書を奥の方へ。
知ぃーらないっと。もうこれで3年くらいは手に取らないだろう。手前には普
通の本(文庫と新書)を並べたらスッキリした。比較的使うチャンスがありそう
な参考書は一覧できる部分に並べる。ま、書斎ではなく寝室に置くくらいだから
、ほとんど使うわけもないと知ってはいるけれど。
とにかく少々のスペースができて満足。
目分量で、寝室の本棚にはまだ文庫50冊・新書50冊は入りそうだ。これからも
色々と整理を進めるだろうし、書斎の本棚にも少しは入るし、リビングの戸棚に
もまだまだ入るから、なんとか2年くらいはヤリクリできるのではないか。作り
つけの本棚を入れるのは2009年度(できれば上半期)の予定だから、何とか間に
合うと見る。そんなこんなで5時前にはもう暗くなってくる。
エッセイ書きを1時間ちょっと。
これはこの年末最後のアップになるでしょうと書けば、濃厚な「よびわる」フ
ァンは「あれかあ」と思うことでしょう。きっと世界に10人はいるはず。シャワ
ーを浴びてから夕食。
前菜はカキとネギの中華炒め。
いくら生食用でも、消費期限が今日まででも、開封して3日目となれば火を通
したいのが貝類というもの。塩コショウと豆板醤でシンプルに。カキは加熱で固
くなりやすいから、むしろ野菜よりも後でフライパンに投入し、カキが仕上がっ
た時点でフライパンから下ろすものだ。ちょっとしたコツで料理は旨くなる。実
際に美味。
メインはブリの照り焼き。
料理法を忘れたのでネットで調べると、味付けにいろいろな方法があるようだ
。とりあえず基本パターンということで、ショウユ2・酒1・みりん1で20分ほ
ど漬け込み、フライパンで焼く。まだまだ改善の余地はあるだろうが、これで及
第点。味付けが濃いものなので、奥様はお弁当のおかずに使っていただきたい。
脂があるので、お子様にも好評の食材のはず。
ヌル燗は茨城県の『一人娘 特別純米酒』。
イラストに平安美人みたいな女性の絵が描かれていて、それが不気味で避けて
きたが試してみた。問題は外見ではなくて味なのだ。すっと
した辛口。ラベルには
>口当たりはクリーミーな、なめらかさ飲むほどにうま味による、ふくらみが口
中いっぱいに広がるまろやかな味のバランス
とある。
意味がわかりにくくて添削したくなるのは、この業界の情宣レベルかもしれな
い(という僕の日本語もバランスがどうか?)。
が、僕としてはスッキリとした辛口とまとめたい。ヌル燗よりも常温のほうが
辛味と甘みを確認できて良いと思う。正統派の辛口と言っていいのではないか。
旨い。
それにしても、どうしてここまで食の記述が多いのか?
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