予備校講師でわるかったな!





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進歩はなくて、夢はあって。 12月24日


  10時前起床。

・某女優といいことになるのだが、「最後まではダメ」と強行に主張され、なん て切ない夢なのだ、でもまあこうしてハダカで抱き合えるなんて夢のようだ・・ ・と思っていたら彼女の兄が隣室から現れて「貴様、勝負だ」とケンカを売られ て、おうよと買ったら奴はやたらと強くて、「すいません、負けました」とアッ サリ引き下がり、奴と某女優と僕でダンジョンの探検に出る・・・。

という夢だった。

  ネタを作ってるんじゃないかと勘ぐる人もいるかもしれないけど、本当なの。
  こんな作り話してもしょうがないし。夢のことをしつこく書いてしまう。上記 のように僕は「夢をみている」という自覚のある夢をみることが多い。探検に出 たところで終わりになるだろうな、という予感もあった。

  某女優は幸いなことに、あおいさんだった。
  良かったと思う(ほっ)。夢まで来て「浮気」しているようでは救われない。 恋人がいるときに、恋人以外の人を夢で見てしまうことほど罪悪感を持つことは ない。夢は完全な自由の領域にあるが、それゆえに見たものを縛り上げる。自責 の念に勝る圧迫感はないだろう。いま、読者様の何人かを傷つけてしまったな。

  ま、今日の僕の場合はどこまでいっても「横恋慕」だ。
  「ヨコレンボ」とは、自分にはその権利がない人に恋をすることね。実はほか にも2つ夢を見たけれど忙しいので省略。


  目覚めてみれば快晴なれど風強し。
  ヤクルトとヨーグルトだけ食べてスーパー。ほうら、クリスマス商戦で大混雑 。今夜、どれほどのニワトリが食べられるのだろうか、みたいな感じ。もっとも 僕は今日も料理の時間が取れないので、いつもの買い物のみ。連休なので魚の仕 入れが悪く、やや不満。


  海鮮炊き込みご飯弁当など使って校舎へ。
  今日で国公立英語も最終日。提出してもらった添削用紙を授業中に読み上げな がら解説で忙しかった。どの解答もそれなりには書けていて、この時期としては マズマズというところ。まだ添削はしていないので、ざっと見の感想。

  書けていないな、という解答のパターン。

1、設問に答える日本語になっていない文
2、意味がわからない直訳調の文
3、訳せない英文を無理に訳してポイントが不明瞭な文
4、英文のあっちこっちを切り貼りした文
5、情緒的でアイマイな文

  逆に言うと、こういう日本文にならないようにするのがコツの1つ。
  ただし、高2という現段階では、2や3が多いのは普通なのか、という気もす る。以上のくだりは、記述問題が出題されるとわかっている受験生がどう読むか を考えて書いた。


  喫煙所に某講師と古文講師Sと僕。

某「クリスマスですねえ」
僕「阿鼻叫喚だよな、世間は」
S 「恋人たちが、けっ」
僕「まったくあいつら」
S 「皆×しでいいんですよ」
某「・・・(おいおい)」
僕「散×銃だよな」
某「・・・(おいおいおいおい)」
S 「楽しそうな顔しやがって」
某「ケンタッキー並んでましたよ」
S 「信原さん、今日も鍋っすか?」
僕「確認するなよ、ほっといてくれよ! じゃあお前は何なんだよ」
S 「ダーツ(バー)に決まってんじゃないすか」
僕「ひとのこと笑えないじゃないか」
某「料理とかあるんですか?」
S 「二人用のとかありますよ。いや、一人用のコースを用意するのだけはやめて くれと」
「イブに独りダーツ。独りコース料理」
S 「だから違いますっ」
僕「まったくあいつら」

  以下繰り返し。校舎移動。


  電車内の広告。
  某大学がセンター試験利用入試をするので、「センター対策」の講座を開設す るとか。自分の大学に入っていただく(受験していただく?)ために、大学が入 試の準備をお手伝いするのだ。すげえな。よほど学内教育に自信がないのか・・ ・なんて言っている余裕もないのだろう。それはわかるけど、大学は大学でやる べきことがあるとも思う。


  検見川浜校着。
  こちらの国公立英語も順調に。市川と同様に、

「まあこの程度の難しさで、これくらいの単語はわからなくていいのか」

という感じがつかめてもらったと思う。記述式の場合、それが特に説明問題であ れば、不明単語が多少あるのはそれほど問題にはならない。解答に入れなければ いけない、できればあって欲しい日本語をひねり出す能力、それを磨く必要があ る。

  日本語のゴイは日常生活の中でしか向上しない。
  まずはインプット、自分より多くのゴイを持つ言葉たちに触れることだ。読書 が代表選手で、TVなどでもある程度はまかなえる(番組をかなり選ぶ必要はあ るだろう)。年上の人と話すのは有効(これも選ぶ必要はある)。新聞は意外に 使えない。情報を伝えるためだけの言葉が多すぎるから。

  つぎはアウトプット。
  自分との面識が薄い人と接すること。「あ・うん」の呼吸で通じるような、仲 の良い友人や家族はダメ。言わなくてもわかるだろう、という甘えが無意識に働 くからだ。次に書くこと。たとえばメールを打つときに、絵文字や顔文字を使わ ずに、感情を含意させることはできるだろうか?


  休み時間に講師の先生方と無駄話。
  やはり「クリスマスの盛り上がり方は異常ではないか」ということに話題が集 まる。もちろん全員がイブに仕事だという嫉妬もあるのだろうが、そうだろうと 思う。時間が前後して帰宅途中のことになるが、コンビニの店頭でフライドチキ ンが売られるほど盛り上がっているのだ(本当に買う奴も目撃した)。

  26日になればお正月モードになる。
  イブから1週間すれば大みそかで、翌日は「お正月」である。おそらくは学童 の冬休みにもたれかかったイベントだとは思うが、ちょっと極端すぎると思う。 神仏習合とか、そういう問題は別に置いておくとしても。


  文法演習も順調。
  準動詞と関係詞というおいしい講座で、もっと宣伝したほうがいいだろう。テ キストがかなり凝縮されているだけに基礎力は問われるが、演習が足りなくて能 力が定着しないというのは、低学年によくみられる現象だからだ。今回の検見川 浜の場合、僕が対応するGレベルを担当していないのだから、僕が宣伝すること はできない。別に悪口ではないので、今後の参考にしてもらえればありがたい。

  帰宅。
  強烈に寒いね。もちろん夕食は鍋。鶏つくねを丁寧に作る。卵・ネギの青い部 分・玉ねぎ・ゴマ・ニンニクを加えて。ゴボウを笹ガキして入れたから気分はチ ャンコ鍋。腹7分目あたりでカレールーを入れてカレーにして食べる。うまい、 あったかい。チャンコはヌル燗と、カレーはワインと。


  無事に12連続勤務が終了。
  1日休んで、4日連続のハードな日程が待っている。ここを乗り切ればグッと ラクになる。この日記を書き上げつつある今は午前1時過ぎ。過ぎてしまえば、 イブなんて関係ないよな、ふん。でも、

ゴボウを笹ガキにしている瞬間

だけは辛かったよ。メリー・クリスマス!
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