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特殊と平凡、どちらがお好き? |
1月3日 |
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ちょっとだけ昨晩の話からで失礼。
日記を読み返していたら、昨年は漱石の『こころ』を2回読んだようだ。読み
終えたのは1月と12月。12月には
「ふへー、こんなによく覚えているのかオレ」
と感動したけれど、そりゃ当然ですな。覚えてるんじゃなくて、1年以内に読ん
だことを忘れてるんだよ、たけしくん。
昨年の日記に「1年で200冊読んだ」と書いた。
これは間違っていたことになるが、訂正はしない。事実は1冊を2冊をカウン
トしたけれど、真実は1冊がたまたま2冊になっただけに過ぎないからだ。一昨
年から再読も含めているから、問題ないと思う。200冊読んだという真実は変わら
ない。
そして、『こころ』はそれだけの価値がある小説だ。
しかしまた一方で、再読は1年以上のブランクを置こうと思ったのも真実だ。
読者様からすれば、
「あれ、この本の話、まえにも読んだかも・・・」
となったかもしれない。それは申し訳ない。しかしまあ、人は、たとえば僕は不
確実な人間であることの証左として許して頂きたい。
昨日の続きをもう1つ。
昨日の日記に関して、大学の後輩から掲示板に投稿を頂いた。
>「スーパー海物語」はデジパチじゃないだろ!
ということ。だって盤面にそう書いてあったんだもん、しょうがないじゃん。パ
チンカーって細かいことを気にするんだよな〜。パチンコはまだしも、パチスロ
になると
「××号機だからうんたらかんたら」
とかいろいろ言い出すんだよね。どの分野にも詳しい人はいるわけで、それはそ
れで当然なんだけどね。僕はあらゆる分野に疎いのでお許し下さい。知っている
ことを書くのではなくて、知ろうとすることを書くのも日記じゃないかな。言い
訳です。
朝食のフレンチトーストは久しぶり。
三が日の新聞というのは、毎年同じような記事ばかり出ている。現在と過去を
比較するとか、未来予想図とか。やってみたことはないけれど、ある年の三が日
の新聞を1年間保存しておいて比較したら、
「ただの焼き直しじゃん」
と思うのではないか。
今日のM日新聞は、2008年と1958年の文化の違いを紹介するもの。
クルマとか給食とかテレビとか電話とか。そういえば一昨日、ワンセグという
TVが観られるケータイ電話を初めて見た。家族の1人が持っていたのだ。
ほとんどTVと同じ画質ですね。
当たり前か。いやもちろん、液晶TVなどとは比べものにならないだろうけど
、あれで充分にTVが楽しめます。
親の目を盗んでエッチな番組を観る中高生男子の図
といった文化は失われていくのでしょう。失われたほうがいい? そうかな、背
徳感って、大人になるために(大人になっても)大事なものだと思うけど。
それにしても、出先でまでTVが観たくてたまらないなんて、ほとんどビョー
キじゃないかと思いますがね。
もちろん便利になるのは良いことだし、僕もいつかそういうケータイを入手す
る(たぶん5年くらいで全てそうなるでしょう)だろう。そして僕はそれを便利
だと感じるでしょう。進歩ってそういうものだし。
でもですよ、こういうテクノロジーの進歩を環境保全の方向に持っていっても
良い頃じゃないでしょうか。
TVなんか後回しにして、充電不要のケータイを開発するとかさ。いつまでも
「便利になるのが良いことだ」
なんて標榜している場合じゃないと思うけどね。とりあえず僕が72歳になるころ
まで地球は崩壊しないだろう。でも、今の18歳が72歳になるときは危険が目前に
なっていると思います。
日記に戻る。
書店。正月の書店って空いてるんですね。普通の店で2冊、新古書店で4冊。
仕入れ不調。去年のペースで読むとすれば1年に150冊は買わなければならず、とい
うことは
1週間に3冊仕入れる必要
がある。読む時間はもちろん必要だけど、仕入れの時間を確保するほうが難しい
。まあぼちぼちと。
昼食はチラシ寿司弁当。
まだお正月モードで普通の飲食店は開店していないし、いたとしても家族連れ
で大混雑だから弁当になる。寿司になったのは、スーパーの魚の仕入れが期待で
きないから。そしてお約束的に美味しくなかった。そりゃそうだ。
ヒミツの花園。
午前と午後に1時間ずつ。今日もよく晴れていて布団干しには最高。洗濯物が
なかったのが残念なくらい。
読書。
『みんな、どうして結婚してゆくのだろう』姫野カオルコを読了。
結婚や恋愛に関する軽いエッセイ集。
著者のエッセイが面白いかなと思いかけているので購入。並よりは良いくらい
。
この手の結婚本とでもいうべきジャンルの本はたくさんある。
これといった決定打はなく、それでも着々と出版され続ける書籍業界のミステ
リーみたいだ・・・なんて書くと、ミステリーファンから
「ミステリかミステリィだろッ! ミステリーじゃないだろ!」
とか叱られてしまいそうだ。特殊なグループに属すると言葉の選び方も特殊にな
るんだよな。
さて本書。
いわゆる寄せ集めエッセイ集で、あまり一貫性がない。タイトルのわりには恋
愛関係が多いのもどうか。内容もすごく面白い部分と、あまりにも陳腐な部分に
分けられる箇所が多い。どちらかと言えば極論で笑わせる系統のエッセイストな
ので、読者を選ぶだろう。タイトルを並べてみる。
「『できればセックスしたくない』ヤツら」
「要注意! 背の高い男はバカである」
「お嬢様とあばずれは似ている」
「『男は料理のヘタな女が好き』だった」
いかにも危険な感じがします。
よくよく立ち読みしてからご購入なさいますよう。
わざと時間軸を無視して書いてみたら、夕食が残りましたね。
最後の段落が全体の要旨を示すわけではないですから、受験生はタイトル選択
問題で気をつけましょう。内容はおせちの残りと、小さな鍋です。いつものよう
にビール350MLとヌル燗1合とワイン。確実に平常ペースに戻ってきました。
明日が仕事始め。
といっても午後3時過ぎから2コマでラクラクです。さりとて僕もこの4日間
は仕事を放棄していましたから、明日は朝からやるべきことがたくさんあります
。慌てないで早寝早起きでこなしていきたいものです。サラリーマンの皆さんも
同じでしょうか。え、
金曜日は有給を取って9連休だって?
そうですか、やはり特殊よりも平凡が一番ですね、人生ってやつは。サラリー
マンは勤労人口の6割くらいとか。
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