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これでも減っている 1月7日
  7時に目が覚めた。
  そうだ今日から世間は本気で「お正月明けモード」に入っていくんだなあ、こ んな寒い朝に起きるのはいやだろうなあ・・・と2度寝。

  すやすや。
  どうもすいません。9時に起床する前に見たのは、隣に女が眠っているという 夢だった。夢の詳細は忘れた。エッチな夢ではなかったことだけ覚えている(つ まんないの)


  朝食にピザトースト。
  頂き物のハムをようやく使いきり。握りこぶしくらいの大きさのハムで、半分 ほどは実家に持っていった。市販品のように薄切りにするのは技術的に無理なの で、トーストにするには厚切りハムになってしまった。豪華すぎるのも考えもの 。

  今年初の整骨院。
  年末の腰痛騒動は何とか持ちこたえて、今は少しは痛いかなというくらい。さ くさくスーパーへ移動。この冬は野菜が安いような気がする。さらにさくさく帰 宅し、荷物を冷蔵庫に入れてからちょっとお出かけ。電車に乗って移動。


  まずは昼食。
  鶏肉料理店の鶏すき焼き定食。なかなか美味。たまには地元以外で食事をする のも良い。お昼過ぎなのでけっこう空いていたし。

  買い物があるのだ。
  目標はスニーカー。長く愛用してきたコンバースの黒(一番安い、ペラペラの もの)に、穴が開いてしまったのだ。靴の穴と言えば底から開くものだけど、ど うしたことか

足の甲の部分がスリ切れて

しまった。昨日の授業にも履いていったけれど、実はその部分から靴下が直径3 ミリの円で見えていたのね。恥ずかしいわん。

  自画自賛で恐縮だが、本当に物持ちが良いと思う。
  これを買ったのは今世紀になるかならないか、くらいだった。たしか洗ったの は1回だけ。生地が薄いから雨模様の日に履かなかったのも良かったのだろう。 底面や側面以外の場所から壊れてくれれば、彼(靴です)も本望だろう。長年あ りがとう。


  今回もためらわずコンバースにする。
  色は少し悩んで、黒以外にする。色落ちしやすくて、服に合わせにくい色。ち ょうどその色が安売りになっていたことも後押し。今月中に下ろすことになるだ ろう。冬晴れ希望。

  他にも買い物少々。
  下着のパンツ3枚(安物)など購入。下着はできるだけ高価なものにするべき 。「高価」とする僕の基準は1枚2,000円以上。しかし現実的な経済事情から、今 日は1,000円前後を中心に。

  他にも服やベルトなど見たいものがあったが、街に高校生が多くて断念。
  今日が始業式という高校も多いからだろう。自分が高校生のときは、街に高校生が多いな、なんて思わなかった。実際に街歩きをする高校生が増えたのか、自分の同類は目につかなかったのか、検証することができない。落ち着いて買い物ができないのはつらい。書店にちらっと寄ったけれど目に付いたものはなし。靴とパンツを抱えて帰宅。


  もう夕方。
  一日中曇り空で、けっこう寒い。やっと腰を落ち着けて本を読む。

  『毎日は笑わない工学博士たち』森博嗣を読了。
  ミステリィ作家による1996年から1997年のウェブ日記エッセィ。
  本書は5冊組の2冊目(1冊目は『すべてがEになる』)だが、出版の都合で 実際にウェブで流通した著者の日記としてはもっとも古いものになる。日本のネ ット人口はまだ500万人もいなかったのではないか。

  著者自身が「嫌味なまでの初々しさ」と書いている。
  作家としてデビューした直後であり、まだウェブ日記が一般的なものでなかっ たせいもあるのか、かなり「きつい」内容が多い。逆に言えば虚飾は少ないから 、本音(らしきもの)が見えているともいえる。

  この本を手に取る人はほとんどいないだろう。
  すでに文庫は絶版または再販予定なしに近いようで、また同時に古いウ ェブ日記を読みたがる人もあまりいないと予想されるからだ。5冊組の最後の1 冊だけは普通の書店で平積みされているけれど、上記の『すべE』と本書は僕が 新古書店でやっと見つけた(本書は半年ほど発見に時間を要した)、というくら いのものだ。

  ハッキリ言うと、よほどのモノズキしか読まない本である。
  だからむしろ、本書の感想文をエッセィに回してしまうと、かえって誰にとっ ても意味のないものになってしまいそうで、長くなるが、この日記の中に感想文 を残しておきたい。

  とここまで書いたところで、すでに

「長いよ」

と多くの読者様が画面を下へ大きくスクロールさせていると思われる。
  ウェブ日記なんてのはその程度のもので、脳を使いたくない多くの人にとって は、余計な存在なのだ。それで構わないと思う。「よびわる」は1日平均で700ア クセスくらいあるけれど、ちゃんと読んでいる人は1日50人くらいだと思われる 。書いている僕ですら読み飛ばすところがあるくらいで(おいおい)、まあ意図 的に書けば、

「ここまで読んだそこのあなた、よほどのモノズキだね」

ということだ。ここまで、本書の著者がよく書いているトーンだけ拝借した。影 響されるというのは良いことだ。純粋無垢なんて気持ち悪い。影響される余地が 残っているのが普通の人格?

  著者40歳の誕生日。

>最初の20年に比べれば、収穫の多い20年でした。最初の20年で猟のしかたを覚 え、ようやくフィールドに出たわけですから。
(中略)公言する以外では、どうすれば夢を実現できるか、ごく簡単に教えまし ょう。「無駄なことをしない」ですね。これに尽きます。あるいは、「無駄なこ としかしない」でも、ほとんど同じです。つまり、することを減らすこと。
  まず、TVを見たり、新聞を読んだり、スポーツを見たりするのをやめるのが 良いでしょう。それから、食事を1日1回減らして、睡眠を2時間減らしましょ う。土日祝日、お盆、お正月などに休むのをやめて、惰性でつき合う友人を切っ て、スキーをやめて……。合コンもやめて……。ね、たくさんやめるものがあり ますよね。やめられるものが多いのは幸せです。
  これだけやめれば、あなたの夢は簡単に叶うでしょう。

  なかなか腹立たしい書き方である。
  英語で irritating という単語があるけれど、そういう感じ。いいところを突い ているけれど、そのためにかえって腹が立つとでも言うのか。この文章には、当 時のウェブ掲示板で後日の補足があった。

>25歳か30歳までは何もやめずにひたすら増やすのがよろしいと思います。森も そうしました。やめるのは、その後でも、遅くないです。

  いくぶん同意できるところがある。
  僕が「やることをもう少し減らそう」と考えたのは30歳のときだ。その具体例 はここでは省略するけれど、たしかに30歳になるまではひたすらやることを増や してきた。

  さらに、文庫化にあたっての補足。
  人生相談や悩み相談にのってあげる人なのか、という編集者の質問に対して。

>駄目ですね。人それぞれです。自分の経験が他人に通用するとは、とうてい思 えません。

  と読者に思わせておいて、著者は最後にひっくり返すのである。
  著者のエッセィに共通する過激さや「押し付けがましくなさ」はすでにこの時 期にも現れている。しかしまあこの人、かなりヘンな人ですよね。僕はこの著者 のエッセィにはまってしまったけれど、一般的にはオススメしにくいな。


  昨日の日記の書き忘れを少々。
  質問後の雑談で、「よく遊びよく学べ」の話題になった。Cクラスの整序問題 で、そのことわざの英文を完成させるというもの。彼女によれば、

> Jack をどうしていいか、わからなかった。ってか、Jackってダレ?

となる。ダレだか知るわけないだろう(-_-;)

  このあたりは「語る」シリーズのここに書いてある。
  授業でも言いたくなったが、職務上それはできない。情報を探し求めるか、与 えられるのを待っているかの差がこのあたりに出てくる。


  夕食を作る前にここまで日記を書く。
  感想文が長いのでずいぶん時間がかかった。日記本文の量は去年より減らして いるつもり。

短く、読みやすく、より無内容に。

風呂にも入ろう。では。


  2時間半経過。
  夕食は久しぶりの豚肉しょうが焼き。ロース肉に下味(酒とショウユ)をつけて上品に。つけあわせは大根オロシ。バラ肉で下品に作るのもまた一興ですが、ダイエット中なので。

  サブメインはギョウザ鍋。
  昨日で消費期限が切れてたけど、まあいいわな。野菜のブイヨンでスープを作り、キャベツとネギとブナシメジを一緒に。ショウユに豆板醤をからめて大人の味に。ギョウザは焼きが基本で、鍋は野菜を食べるためのメニュー。キャベツなんて、生じゃいくらも食べられませんから。

  明日も休日。
  できる限りのんびりするつもり。受験生は、どんなにセンターが近くても暗記モノをさぼらないように。記憶は常にメンテナンスするべき。若いのだから、やるべきことをどんどん増やしましょう。わしも年をとったのう(^^)/~~~
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