予備校講師でわるかったな!





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無意味にして有意義にあらず 1月14日
  9時過ぎ起床。
  体調不良は去ったが、猛烈に寒い。部屋の換気をしているあいだに、新聞を取 りにいく。ついでに、古新聞をゴミ捨て場に出してくる。昨日のビールの空き缶 も。

  新居に移ってゴミの処分が便利になった。
  生ゴミはディスポーザーで捨てられる。他の可燃ごみも、空き缶も空き瓶も古 新聞などの資源ごみも、ゴミ捨て場が建物の中にあるから、24時間いつでも出せ るのだ。

  本当は「回収当日に出すように」とされている。
  が、それはもちろん有名無実というもので、実際には先に出しても問題ないよ うだ。個人的には、放置すれば匂いが出る可燃ごみだけは当日出しにしている。 ゴミ捨て場が臭いというものイヤだしね。いずれにしても、部屋の中にゴミをた める必要がなくなったのはありがたい。


  午前中はHPの作業。
  というよりも2月のリニューアルについて考え事。今の運営状態が手一杯で、 これ以上の拡張はない。それでもあれこれ考える。これから月末にかけて、サポ ーターとの打ち合わせも増えてくるだろう。特別な変化はないので何も期待しな いでください。

  ずっと考えていながら実現しないコンテンツ。
  予備校講師同士の対談だ。その内容が何であれ、おそらく史上初の試みになる 。有意義かどうかは、やってみなければわからない(たぶん無意義だろう)。そ れとなく僕から誘ってはいるけれど、みんな目先の金に拘っているのか、相手に して貰えない。

  目標は1年に4つの対談。
  アホ話を交えながら冗談めかした本音が出るようなもの。まあみんな忙しくて そのヒマもないのかも。興味のある人はメールでご連絡ください。薄謝の進呈も ありませんが。


  お昼過ぎに外出。
  猛烈に寒いのな。モモヒキ履くのを忘れたのな。ってか、モモヒキ持ってない けどな。今日は成人の日らしく、例の格好の若者があちこちに。みんな、ああい うセレモニーが好きなのかしらね。もちろん当時の僕は出席しなかった。

  日記的な時間が前後するけど、夜のニュースでは、ちらっと以下のようなシー ンが出た。
  成人式の会場で参加者に酒がふるまわれる。マイクからの声。

>みなさん、お酒の味はどうですかー?

  成人するのって、誕生日当日じゃないの?
  無意味だとは思わないけど、有意義とも思えない。結婚式も葬式も、ほぼ「当 日」だよね。ま、セレモニーとはそういうものだ、と思っておこう。ひねくれ者 ですいません。


  久しぶりの手話教室へ。
  今日は鬼講師T先生が教室にノートパソコンを持ってきた。取り込んである一 連の手話を見て訳せ、という読み取りの演習である。手話業界における学習障害 者の僕には辛い授業だ。

  先生がやってみせればいいじゃないか、とふつうは思うだろう。
  もちろんストップモーションで見られるのがメリットである(なぜか先生はス ローモーションモードを使わなかった、そういうのはメディアプレーヤーにはな いのかな?)。そしてもう1つ大切なことは、手話表現は話者によって微妙に異 なることだ。

  たとえば「楽しい(嬉しい:快適な)」という手話単語。
  本来は、というより習うときは以下の通り。

・両手を開いて胸の前にかざし、そのまま両手を上下に振る

  ところが、今日見た動画の場合はこうだ。

・両手を握って親指だけ出して、胸の前にかざし、両手を上下に振る

  つまり親指が立っているだけで、我々のような初期学習者にとっては別の表現 に見えるのである。これがなかなかヤッカイ。

  例によって学習障害者(僕)はいじめられる。

T 「だから口話(こうわ=口パクのこと)を見ろってば」
僕「ってか、オレ読み取れないっす」
T 「あ、そっか、信ちゃん口話ダメなのね」
僕「余裕で無理っす」

  一同、ゲラゲラ笑う。

T 「ま、そのうちわかるって」
僕「わかるとはとても思えないっす」

  一同、腹を抱えて笑う。
  口話のことは忘れて画面に集中。わからない単語は真似できるように見た瞬間 に覚えておけ(真似をして質問するものなのです)とも言われる。20秒くらい手 話が続くと、もう最初のほうは忘れますね、当然。

僕「記憶が続かないっす」
T 「覚えるのもダメなんかい」
僕「知らないのが3つ続くと1つ目はよゆーで忘れるっす」
T 「も〜、わかったよ短くするよッ!」

  一同、死ぬほど笑う。大変なことになってきたなあ(-_-;)
  わからないことを説明できない、というのが学習に苦労する生徒様の実情なん だろう、というのが良くわかる。あんまり生徒様をいじめないようにしよう。


  さくさく帰宅してチキンライス弁当。
  ちょっと昼寝してから読書。恐ろしく寒い。床暖房だけで足りないのは、LD Kと洋室を開放しているからかと、間仕切りの戸を閉める。でも1時間たっても 温度は変わらない。

外気温は7℃で室内は19℃。

このあたりが床暖房の限界なのか。やっぱり20℃は超えないときついよな。


  『フリーランスのジタバタな舞台裏』きたみりゅうじを読了。
  SEの著者が脱サラして、フリーランスのモノカキとして「安定」するまでを 描いた実録エッセイ。
  まずまず面白い。

  この実録の凄いところは、著者は最初の子どもが生まれる寸前に脱サラすると ころ。
  長女が生まれる7ヶ月ほど前に「半年分の蓄え」だけで会社をやめてしまうの である。奥様の理解もあったことは確かだけど、なかなかそうはいかない。それ だけサラリーマン生活に嫌気がさしていたのはわかる。しかしそれにしたって、 家族を抱えて勝手なことをする勇気があるのは見事というか愚かというか。

  ちょうど長女が生まれるころに最初の仕事をゲットして、苦労して本を1冊書 きあげる。
  仕事が取れるまでは時給700円のバイトで糊口を凌ごうかという話にもなって、 読者はハラハラする。なにしろフリーランスの上に無名だからそこまで行くのも 大変で、2冊目の本を書く約束を取り付けるまでも大騒ぎ。このあたりまでが本 書の前半。

  後半は少しダラダラする展開で、面白さは3割減くらいになる。
  それでも面白かったのは、フリーランス生活が軌道にのったあたりで友人に年 収を教えてしまうあたり。著者本人の考えは「普通に勤めた場合の倍くらいの年 収でトントン」なのだが、金額だけ聞けば友人の一部は腹を立てる。のんきに暮 らしているくせに、なんでそんなに金になるのだ、という嫉妬。よくある話だ。

  全体を見れば、著者はフリーランスとしてかなりの成功を修めているほうだろ う。
  もちろん僕の偏見で、僕としてはもっと

「本当に生きていけるのかよ」

とハラハラしたかった、というところだ。脱サラしてフリーランス、なんていう 酔狂なことを考えている人には一読くらいの価値はあるでしょう。


  7時半から夕食。
  鮭の麹漬け。昨日までの体調不良の原因はこいつではないかと思うが、今日で 期限切れなので人体実験も兼ねて食べてみる。メバチマグロの中落ち。思ったほ どは旨くなかった。マグロの刺身は高くて食べられないから妥協してみたが、妥 協は妥協か、というところ。他にはキノコと野菜の鍋ものなど。

  今週の仕事は明日と明後日のみ。
  そろそろ2月のバカンス旅行の計画も立てなくては、という休日でした。


後刻追記:「冬アド」アップです!  
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