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闇はいつもそばにいる |
1月15日 |
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昨晩、日記アップ後に「決戦の冬編」アップの運びとなりました。
遅れちゃってすいません。少々のミスがありまして、イラストが変わっていな
いという事情です。2年続けて見る人はいないと思いますが、いちおう謝罪して
おきます。いちおう・・・。
5時に目覚めました。
・スノーバイク型の公道用バイクが完成して試乗。普通のバイクを追い掛け回し
ていじめる。左カーブを曲がったところでスキー場のゲレンデに出たと思ったら
、布団や毛布がたくさん並んでいる。今度は毛布にくるまって滑り降りようと思
ったら、まわりにはたくさんのハトが。30羽くらいかな。色とりどり。水色とか
、白とか、黄色とか、緑とか、茶色とか。ヘンなスキー場だなあ・・・。
という夢でした。
2度寝をしようと加湿器のタイマーを「1時間後に切れる」にしたものの、も
う眠れず。昨晩は11時過ぎに寝たもんな。6時起床。計算通り(加湿器のタイマ
ーの)。
てろりんと食事をして、7時から行動。
昨日の続きでHPリニューアルのことを小1時間ほど考えてから、2年生の授
業の準備。丁寧にゆっくり進める。ときどき読書に逃避。炊飯器のスイッチを入
れてからプールへ。まだ10時です。
24分で650メートルくらい。
体重は64キロを切った。空腹時だし、病気(?)してたし、こんなものでしょ
う。食後のワインのつまみの量を減らしたのも良かったかな。
帰宅時に久しぶりの体験。
八百屋さんで買い物です。ちょうどネギを切らしていたため。7本組みたいな
ものが多いので、もっと小さいのはないのかと店員さんと交渉。
「小さい?」
「あ、少ない、です」
「バラ売りでもいいですよ」
「じゃ、1本だけ」
彼は1本のネギの重さを計量する。
そういうものなのかな。何しろたぶん30年ぶりくらいだもんな、八百屋さんで
買うなんて。結果は35円。スーパーで買うより少し安い。しかし重さの根拠はな
んだろうと、帰宅して僕も計量。90グラム。
90グラム=35円
どういうことなんだろう(@_@;)
実はもっとキッチリ計量していて、88グラムで35円とかそういうことか。しか
しいずれにしても端数が説明できない。ひょっとして、90グラム=30円で、
ビニール袋が5円
かな。今度は買い物袋を持って買いに行ってみよう。今日はプール帰りでバッグ
しかなかったから。
昼食はカレーライス。
昨晩の鍋物の残りにカレールーを投入して。ややスープカレーに近くなったけ
ど、こんなもんでしょうか。シイタケが浮いています。お味は悪いわけもない。
ダシが十分に出ています。午後はのんびりと読書。
「うそだ! 昼寝したはずだ! 本当のことを書け!」
はは、確かに昼寝しましたね。2時間くらいかな。サラリーマンの読者様が激怒
しているかと推察いたします。
『義男の青春・別離』つげ義春を読了。
独特の筆致で独特のストーリーを展開する著者による漫画14編を収録。
きわめて不気味で、なおかつおもしろい。笑えるのではない。
「夜が掴(つか)む」という23ページの短編。
アパートの和室で裸同然の男女が眠っている。
暑い夏の夜らしく、部屋の窓は開いている。
男は夢にうなされたように叫びながら目を覚ます。
窓が開いているじゃないかという寝言のような言葉のあとで。
男「寝るときは窓をあけるなといっているだろう」
女「だって暑くて眠れないからよ」
男「こんな真夜中に窓をあけたまま寝ていたら夜が入ってくるじゃないか」
女「あなたいつもそんなこといって私をいじめようとするけれど なんでもない
じゃない」
男「おきているときはなんでもなくとも無意識の状態で眠っていたらそのスキに
入ってくるじゃないか」
この男は「夜が家に入ってくる」ことを恐れているのだ。
窓を閉めておけば夜は入ってこない。窓を開けておいても自分が覚醒していれ
ば夜は入ってこない。しかし、窓を開けたまま眠ってしまえば、夜は家に侵入し
てくる。正確に言えば、夜が侵入してくるのは家ではなく、男自身であろう。
このあとで女は男に愛想を尽かし、男のもとを去る。
男は女を失ってしまったことを悔やみ、もしかしたら女が戻ってくるかもと、
アパートのドアを開けたまま眠ってしまう。そして暗闇。
本書の「解説」によれば、この作品は夢をモチーフにした作品群の1つらしい
。
その真偽はともかくとして、背筋が凍りつくようなネーム(セリフ)である。
もちろん漫画なので絵があるからこそ面白さが増すのだけど、このネームだけで
も読む価値があるな、と感じられた。
無意識と意識の境界線に夢がある。
夢はたいてい夜にみる。夢はたいてい、睡眠という無意識の領域から覚醒とい
う意識の領域にうつるとき、またはその逆のタイミングに現れる。我々がブラッ
クアウト(意識を一時的に失くしているさま)の状態にあるときに、夢が我々の
何かを持ち去ろうとしているのではないか?
というようなことを考えてしまう不思議に文学的な漫画。
何かの機会がったら立ち読みしてみてください。
つまらぬ弁当をやっつけて(これは常套句?)から校舎へ。
最上位のHクラスだけ別カリキュラム。この6週12回は過去問のみ。今日の長文は神戸大と山形大医学部なんていう、
なかなかキワドイところ。
長文にプラシーボ( placebo )という単語が出てきた。
外来語としてそろそろ認知が高まってきたかなと僕は思っていたけれど、生徒
様は誰も知らず。まだそのくらいか。ときどき新聞の記事にも
プラシーボ(偽薬)
くらいの表現は見られるかな、というくらい。『医龍』とか『ブラックジャック
によろしく』とか『白い巨塔』とか、ちょっと固有名詞に自信はないけれど、そ
のての医療マンガだの小説だのドラマだのが(詳細は知らん)流行してはいるよ
うだけど、外来語の認知って時間がかかるからね。
もちろん placebo の和訳を先に与えるなんてことはしない。
そこで
「何かの薬に見えるけど実は何の薬でもない、薬の効果を調べるときにつかうニ
セの薬」
という内容を文脈で理解してもらってから、適切な日本語を脳内検索してもらう
。テキパキと指名。
しかし、偽薬(ぎやく)という日本語も皆様ご存じない。
むむむ。やはりそんなもんか。言われると「ああそんな言葉あったな」くらい
の顔色。このままで帰すわけにはいかない(何の授業なんだよw)。
じゃあ、偽薬が使われるのはどういう時か?
テキスト本文みたいな薬の試験ではなく、医者が偽薬を処方するのはどういう
患者か。
どういう病気のときなのか。わざわざニセの薬を与えるんだぞ。
患者本人には効き目があるように思わせる局面だぞ。
指名。
♂「うつ病!」
なんでそんなのだけわかるんだよ(^_^;)
抗うつ剤や精神安定剤を与えるフリをして、実は偽薬ってパターンですね。医
療業界的に correct なのかどうかは知らないけど、ありがちだなあ。
ここで「うつ病」という答が出たことは大きい。
流行している(とされる?)病気を知っていることになるし、極端な話、解熱
だ下痢止めだといった薬に直接の効果を期待する病気を除外しなければならない
。
「その必要がないかもしれない(ということが多そうな)」
病気を連想しなければいけない。脳の検索能力はこういう思考訓練で育まれてい
るのでは、というのは僕の勝手な思い込みかも。
帰宅。
ネギを買ったからには鍋。今日は豚ロース。けちって薄切りではないロース肉
を買っておいた。これでもなかなか旨い。豚肉は100グラム200円あたりを越える
と良い肉が多いのか。400円までなると下手な牛肉より圧倒的に旨いことは知って
いる。まだ研鑚が足りない。
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