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濃淡の重要性 1月22日


  6時過ぎに目が覚めたけど、もちろん真っ暗。
  部屋の灯りをつけて、寒いなあ起きたくないなあ起きるべき用事もないなあで ももう眠れないなあ、と思っていたら7時を過ぎた。ちゃんと寝てるじゃないで すか(^_^;)

・検見川浜校舎での代講は3回目だ。ウワサのごとく電車が来ないな。あ。来た 来た、武蔵野線と湘南新宿ラインの合成車両だ、珍しいなあ・・・。

という夢でした。今日は2年生の授業がありますよ、という神様の思し召しでし ょう。オボシメシと読みます。神は信じていません。


  もちろん起きるべきときは暖房をタイマーで入れる。
  しかし用事もないのにそんなことはしたくないし、電気代ももったいない。だ からと言って、こうやって8時間近くも眠る必要があるのか(ないよな)と自責 しつつ朝食。

  新聞に市進学院の広告が折り込まれていた。
  姉妹機構としての市進予備校の宣伝も含まれていて、松戸校と赤羽校が開校す るというニュース。松戸はだいぶ前から知ってたけど、赤羽の話は最近になって から聞いた。で、赤羽校はもともと・・・あ、これは書いちゃダメですね。どち らの校舎も小規模なものとして運営するのでしょう。


  午前中は予習。
  こつこつ。お昼前に外出してトンカツ屋さんで昼食。トンカツ屋さんは、おお むね2種類に分けられる。庶民的なものと、値段が高いもの。今日のチョイスは 後者。敷居も少し高いのだが、それはどうでも良くて、問題は値段ですね。

  値段が高い店は、どれを選んでも4桁。
  意図的としか思えないほど、

「1,000円札でお釣りがこない」

設定にしているのが高級トンカツ屋さん。わかりやすいと言えばわかりやすい2 段階ヒエラルキーですね。都内だと「1,500円以下はない」という店も多い。談合 なのかも。オロシロースかつランチ定食を注文。

  異様に旨いのな。
  肉がじゅわっとしてるのな。ジュウシィなのな。脂がうまくて、油がいいのな 。4桁ぶんの味がきちんとするのな。貧乏人は来るなってことなのな。泣けるく らい美味しかったよ。嫌味ではない。しかし、昼メシに4桁ってのはちょっとキ ツイですな。


  ついでに書店に寄る。
  村上春樹の新刊『村上ソングズ』が出ていた。和田誠のイラストということで 、装丁が凝っている。ざっと見たところイラストは全てカラーで、2,300円くらい 。たしか、『ポートレイト・イン・ジャズ』という本もこのコンビだった。

  僕は音楽そのものに関する村上春樹の本が好きではない。
  文章が多ければ買うのだけど、本書も『ポートレイト』と同様に文章が少ない 。歌詞の引用がほとんどで、エッセイとして楽しめる可能性が低いとみて購入を 見送り。文庫になってからで充分だ。コレクションという趣味もない。

  そう言えば、『ポートレイト』も同じようにして文庫になってから買った。
  でも、まだ読んでいない。知っている音楽がほとんど出てこないというのもあ る。音楽を語ることは難しく、語られたものを味わうことも非常に難しい。 僕に限った感慨でもないだろう。他の本を1冊買って、酒屋さんに寄ってから帰宅。


  プールへ泳ぎに行く。
  受験の英語で言うと、

go swimming in the pool

だ。前置詞を to にしないように。「おお!」と新鮮な驚きを持った受験生がいな いといいけど、たぶんいるね。すごく寒い。冷蔵庫の中のように。つまらない比 喩だと思った人がたくさんいるね。僕も仲間に入れてください。


  帰宅して悩んで2回目の昼食はパス。
  代わりに検見川浜駅前でパンを2つ買う。クロックムッシュとイチゴの何とか かんとか。いつになってもパンの名前が覚えられない。クロックムッシュなんて 10年前は怪獣の名前かと思っていた。ところで、ウグイスパンって何が入ってい るのだろう?

  授業は順調に。
  2年生ながらも、生徒様も少しずつ入試に向かう雰囲気が出てきたかな、とい うところ。短文と長文の授業が1つずつで、長文の授業のほうがスムーズに流れ るというのも上位クラスらしい。


  この時期になると、「受験ハイ」になる受験生もいるだろう。
  勉強の調子が出てきて、睡眠時間が1日4時間になってしまうというたぐいの ものだ。若くて体力があるから無理ができるし、無理をしたくもなる。個人差は あるにせよ、1日くらい徹夜しても翌日もそれほど体調の変化を意識しないで勉 強が続けられる、なんていう人もいるだろう。

  そういう人は、概して入試の結果がふるわない
  個人差はあるだろう。だから「概して」と言ったのだ。その睡眠不足ペースを 維持していって、いつか体調を崩し、平常に戻るまでに長い時間が必要になる。 まぁ、1月末におかしくなって、2月初旬を棒にふる、くらいが基本パターンか 。

  ご存知のように、その時期にいわゆる「滑り止め」の試験がある。
  ひどい例では当日欠席、良くても頭モーローで受験して、失敗。何とかなるさ 、これだけ勉強しているからというのが勘ちがいで、簡単な大学に受かっていく ということで整うペースを作れない。それでも体力が回復すれば、睡眠時間を省 みずに、ただひたすら勉強する。

  そして素晴しい結果を手にしてボーゼンとする。
  いったい、自分の何がいけなかったのかと思う。非常によくある。手にしたのは自己満足感と第6志望の合格通知。


  ペースを作らないことが敗因だ。
  体調を崩したことではない。風邪なんか、体調に注意してもひく時はひくもの である。大切なのは、崩れてからどれだけ早く回復するか。順調な生活をしてき た人は、長くても3日だろう(それが若さというものだ)。

  どんなに勉強の調子が良くても、あるいは良いと思っても、最低限の体調管理 はしなければいけない。
  調子が良くてオーバーワーク、というのは愚かだ。受験生でなくてもいいが、 ハイテンションが続くとそうなりやすい。受験は精神論ではないし、むしろ大切 なのは

一定期間にわたって能力の8割くらいを発揮し続ける

ための準備である。無理をして失敗するのも、長い目で見て良い人生訓かもしれ ないが、少しでも振り返ってみてほしい。あ、そんな「受験生ハイ」の人はここ を読んでいないかも。


  帰宅。
  実に寒い。ためらわず風呂を沸かし、ゆっくり暖まる。この時期にシャワーだ けはいただけない。ちゃんと気を抜く瞬間を用意しないと、気を張り詰める準備 ができない。もちろん朝青龍のことを書いている。書いているのかな?

  ヌル燗は秋田県の『太平山 生もと純米 神月』。
  太平山の名前を見ないで買って、開封するときに気がついた。ヌル燗修行はま だ1年に満たないほどで、かなり初期に普通の「純米」を呑んだ記憶がある。こ れは期待。

  まずは常温で。
  スベリのいい味。やや辛口か。続いてヌル燗。香りはたいしたことがないが、 旨味が前面に出てくる。僕は旨い酒の辛みを感じないほうなので、やや辛口くら いかなという印象は変わらない。どちらかと言えば濃厚なのだろうか。全体にバ ランスのいい酒で、どちらかと言えば常温か冷やだろうか。ヌル燗道はむずかし い。


追記:センター試験(英語:筆記)速報をアップ中。
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