予備校講師でわるかったな！

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全ては虚像

２月２日

  10時に目覚めて最初におもったのは、

「ああ今日からまた日記を書かなくては」

ということ。
  事実上まる２日も書かなかったから、いい休養になった。24時間ごとに書くのはなかなか大変。

  昨晩夜更かしになったのは、メールのお返事のため。
  今日書いて送信したものを含めれば、15通くらいかな。基本トーンは

「習慣になってたのに困るじゃないか」

というもの。内容が秀でている、ということでないのは良かった。習慣という名前の恐ろしい鎖というものもある。返事を書くのはけっこう大変だったけど、楽しい交流だった。ありがとうございます。この話題はまたそのうち。

  午前中というかお昼過ぎまでは、会員ページの調整作業。
  ２月３日付けの日記（実質は４日です）の時点から会員募集になりそうです。公開はその翌日から。「会員とは？」のページに間違いがありました。「語る」シリーズの新作は今年度からスタートです。修正してお詫びペコリ。

  ２月の遊びの予定を立てるため、あちこちにメールを入れる。
  もちろん人と会うため。仕事は火曜日と17日の日曜だけ。調整がけっこう面倒になりそう。下らないが外せない用事のある日もあって、暇な日は隙間だらけ。予備校講師だから平日でも大丈夫だろうと踏むと全員が空いている日がなく、サラリーマンは週末しかあいていない。うまくいくかしら。

  お昼ごはんはタイカレーの缶詰。
  野菜が含まれているので、鶏肉を入れて暖めるだけ。肉は煮込む前に軽くフライパンで焼くと香りが出て美味しくなる。なお、前にも書いたはずだけど、僕はカレーをゼロ地点から作ることはしない。出来合いで充分だし、作業と味を考えると、時間とお金のコストパフォーマンスが悪いから。

  午後は書店２軒。
  古書店で６冊、普通の書店で１冊。後者は時刻表。ふふふふふ。もちろん旅行の準備だ。前述のように隙間的なスケジュールしか取れないから、２泊３日になりそう。予算はフンパツして７万円くらいかな。わりに地味なフンパツだとは思う。

  フンパツするのは、日記を休んでいるあいだの事情による。
  もちろん旅行に出ることはそれと別に考えていたけれど、意味不明なほどにパチンコで勝ったため。例の「エヴァ」（ヒマここ日記）ですね。確率変動しか引ける気がしません。お気に入りのアスカさん（14歳のオテンバ娘）が

＞エーストゥゥ！

とか叫びまくってました。セリフは違ってたかも（エトゥーカ！だったかな）。

  ３連続予告で、３回目に確実なのか知りませんが大当たり、当たり前のように確変で大騒ぎでした。
  えーと、２日で福沢諭吉さんで数えると、１×人ほど勝ちました。素数で、ぞろ目じゃなくて、金曜日とも無関係で、19では割り切れません。２日単位だと人生ベストかな。すいません、いまヒンシュク買いました。

  夕方は旅行の検討または時刻表との甘いひととき。
  昨日読み終えた本の感想は以下の通り。

  『サラ金嬢のないしょ話』小田若菜を読了。
  某中堅サラ金に勤務して２年目のサラ金嬢によるサラ金の実情本。
  ゴーストライターがいると思われるが、記述が具体的でおもしろい。

  今でこそサラ金と聞けば明るい（か？）イメージが喚起されるけれど、30代以上の人にとっては良いイメージのない世界だろう。
  過剰融資や激しい取立てやマンガ『ナニワ金融道』の世界を連想してしまう。もちろんそういう部分が完璧になくなったとは思えないにせよ、実情はそんなものでもない。返済を促す電話は１日２回までとか、サラ金嬢は顧客に道で出会ってもアイサツできないとか、のんびりとした実情が語られる。

＞この本を読んで、サラ金のイメージが変わった人もいるでしょう、サラ金が身近になった人も、サラ金が嫌いになった人もいるでしょう。どんな読後感をもたれようとも、読み終わって、ぽいと投げ出して、こんな本のことなんて、すっかり忘れてしまう人が大多数でしょう。
  だけど、（後略）。

  このような柔らかい口調で淡々と記述が進んでいくのも良い。
  本書の内容で僕が知らなかったのは、「ホワイトリスト」の存在。ブラックリストは聞いたことがあるだろう。多重債務者などの個人情報を管理る金融機関のシステムのことだ。本書によれば「延滞や弁護士介入の事故情報」となる。」

  一方「ホワイトリスト」とは、サラ金よりもマシ（失礼）な借金の情報である。
  銀行のローンやクレジットカードといった、普通の市民（なおさら失礼）が借りているお金の情報である。完済したサラ金からの借金も含まれる。これはサラ金業者ももちろん閲覧する。たとえサラ金で滞納したことがなくても、借金の経験があれば「ホワイトリスト」に記載される。今度は逆に、たとえば住宅ローンなどを銀行で借りようとすると、銀行はキッチリと「ホワイトリスト」をチェックしているということ。

  この手の軽い本が文庫で読めるのはありがたいことだ（本書は文庫オリジナル）。
  興味のある人はチラリ立ち読みなぞどうぞ。

  夕食のメインは鰤（ブリ）の塩焼き。
  塩は３種類使い分けている。伯方の塩（これが基本）、フランスの岩塩（ステーキ専用）、沖縄の塩（パウダー状）。本当はもっと凝るべきなのだけど、基本食材にお金をかけすぎると、生活レベルが上がりすぎて苦労する。これも経験でわかってくること。ブリは沖縄の塩で。うまい。

  明日は雪の予報。
  受験生はバッグに予備の靴下を入れておくこと。履き替えるだけでも、ぐっと気分はラクになる。濡れた靴下で靴の水分を取るとベター。新しい勝負が始まった。さて最後に、この日記の感想は何だろうか？

「先生、Ａ型なのにオテンバが好きなんですかっ」

  虚像とリアル社会は異なるものですから(^^)/~~~

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