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一般化の危険性 |
2月19日 |
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10時起床。
・京成電車の特急に乗ろうとしたら大混雑で、「え、昼間からこんなに混んでい
るのかよ」と独りごちていたら、「いやキミ、特急じゃないと時間がかかってし
ょうがないからね」と言われた
という夢だった。東中山駅で追い抜かれるときの寒さったらないよね。
それにしてもひどい寝坊だ。
生活時間が不規則で、睡眠時間が一定しないということを1週間前くらいに書
いた。だから昨晩は
「これからは睡眠時間を(せめて)把握しよう」
と思って、消灯時間を確認した。0時30分だった。昨日の激戦で疲れていたにし
ても、9時間半も寝るかね、わし。
ああ昨日の激戦。
反省しようと自分の日記を読む。正確には習慣として前日のぶんを読み返して
いる(どうしてもミスがあるから)。おいおい、1日で8万も負けてんのかよ昨
日の俺。ま、今日の俺ではないからいいのだが。家計簿を取り出し、今月分のパ
チンコ収支決算。
34,500円プラス。
ふー良かった(とりあえず、だが)。
勝った場合、日記にはほとんど書かない。読者を不愉快にさせてもしょうがな
い。読者は人の不幸を読んで喜ぶものだからだ。それはともかく、僕のようなドシロウトがパチンコで勝ち越すのは相当に難しいね。原則的に2月から3月の時期にしか打たないので、この話題は3月6日あたりまでチロチロと出てくるだろう。できるだけ打たないように、打っても日記に書けない日が続くことを希望。
そうだ、今日が年度仕事納め。
明日から16連休。これは少なくとも「よびわる」がスタートした2004年度から
同じパターンだ。たぶん10年くらい同じ。高校の学年末試験とかぶる時期でもあり、体験授業などの設定もない。3月の2週目から新学年がスタートする予備校は珍しく、たいていは中旬から下旬の春期講習から年度が始まる。
ときどき、予備校業界に無関係の人からメールを頂く。
それらを拝読すると、誤解が生じているようなので少し書いておく。僕の日記
はあくまで
予備校講師の一例
に過ぎないということを承知してもらいたい。上記のように3月からスタートす
るのは珍しいし、いわゆる非常勤講師がふつうは2年生を担当しない、というの
も一般化できるものではない。だから、あくまで
「こういう例もあるのだな」
というくらいで読んでもらいたい。前々から書いているように、個別の例から一
般を推測することは可能だが、その一般化が正しいものであるとは決め付けられ
ないからだ。最近の話題で言えば、
駐留米軍兵士はみんなレイプしている
なんて、言えるわけがないでしょう。ないですよね? だから、
予備校講師はみんな布団干しの偏愛者
なんてこともありません。おわかりいただけますでしょうか。
少し雲がかかっていて布団が干せなかった。
寝坊した以外は普通の生活。今年度ラストの検見川浜校へ。なんと1年だけで
撤退することになった。ただの講師配置都合だが残念。簡単に感想を残しておこう。
授業そのものの運営は順調だった。
9年ぶりくらいの2年生で、しかも初めての非受験学年ハイレベルということ
でどうなるかと思ったけれど、言わば試運転としては上出来だったと思われる。
講習の受講率も、年度を通した出席率も良かったし、どうでもいいけどアンケー
トも良かった。
良くないところは2つか。
1つは生徒数を増やせなかったところ。具体的には書かないし書けないが少人
数なので、生徒様が生徒様を呼んでくるという流れになる以前だった。これは僕
のクラスに限ったことではなくて、もともと高校生人口の少ない京葉線沿線で予
備校が校舎を運営する難しさでもあるだろう。
高校生の母集団があまりに小さいということだ。
まだ沿線のコミュニティー自体が新しすぎる、というのが原因だろう。京葉線
が全通してまだ18年。仮に18年前に新婚夫婦がマンションを沿線に買った
として、やっと高校1年生のご子息がいるかいないか、ということである。あと
10年くらいすれば、高校生も増えてくるかと思われる。
良くなかったことの2つ目は、成績。
少人数であるから成績が伸びる、なんていうことはなかった。もちろん、成績
が伸びるには色々な要素が複合する必要があるから、一般化はできない。が、生
徒数が少ないということは、切磋琢磨の環境がないということでもあって、何と
なくダラダラと1年間が過ぎてしまった(過ごさせてしまった)ような気がする
。
オンデマンドという考えが予備校業界にも入ってきた。
直接には書かないが(実はよく書いているのだが)、個人指導のシステムであ
る。非常に響きの良い言葉だが、あれ(どれだってw)は子どもの教育には実は
向かないものだと思う。本質的な正しさはともかく、
隣の奴に負けない、負けたくない
という気持ちが学力増進の大きな原動力になっていることは否定できない。自分
の要求に合わせたものを入手すれば、その要求はどこまで行っても今の自分を超
えるものではない、ということでもある。
人は弱いものだ。
子どもはとりわけ弱いものだ。弱い自分だけを相手にする弱い自分が、強くな
ることは、まず、できない。自分との戦いというのが、どれほど難しいことかは
誰でも知っていることだろう。僕だって、「マンションのローンがあるんだから
パチンコなんかやってはいけない」という自分と戦って、上記のようによく負け
ている。自分と戦うより、他人と戦うほうが実ははるかにたやすい。
そういう意味で、成績を伸ばせなかったのは残念だ。
新年度はもう少し人数の多い市川校で同じ条件のクラスを担当するので、今年
の教訓を活かしたいと思う。この意味でも、新年度への試運転となってしまった
かもしれない。悪い意味でも良い意味でもない。もちろん、商売としてのオンデ
マンドの必要性は別の話になる。
最後の授業も普通に。
特別なアイサツもなし。ただ、
「ご存知のように来年度はこの校舎に来ないから」
とだけは言っておいた。これをもって一応の別れの挨拶とさせてもらう。感傷的
になるのは禁止。いつも書くが、授業はビジネスだ。
しかし。
せっかく非受験学年で担当させてもらったのだから、最後まで面倒を見たいと
いう気持ちは当然ある。これは残念だ。何しろ、98年度の3年生が非受験学年→
受験学年とお世話させていただいた最後の世代だ。これは、お互いにマンネリな
がらも(小学生時代にカタツムリを飼っていたという余談など)面白いことなの
だ。涙は全くないが、せっかく1年間やってきたのにね、という心残りはある。
来年度、つまり2008年から2009年からはどうなるだろうか。
2008年は2年生を市川校で担当する。2009年の3年生も市川で担当できるか、
ということだ。持ち上がりという快感とマンネリと楽しさを味わえるかどうか。
今後のお楽しみですな。
スタッフには軽くアイサツ。
講師にもスタッフにも年度代わり校舎移動があるので、こちらには感慨なし。
じっさいに、スタッフの×人は、以前に他の校舎でご一緒させてもらったメンツ
だった。いちばん古い「同じ現場」の人だと、9年前になる。そのくらい長くや
ってきたのだなとは思う。またどこかで会うだろう。そのときはヨロシクとここ
で挨拶してもしょうがないか・・・。
さてこれで年度が完全に終了。
事実上のヒマヒマ期間も後半に入り、徐々に新年度に向けて準備を進めること
になる。物理的にも、精神的にも、という意味だ。休むときはきっちり休むとい
うのも、働く上で大切なことだろう。ほどよく休める職種で良かったと思う。あ
、サラリーマンの声が。
「おめぇ、いつまで休むんだよぉぉぉ!」
だから16連休だってばさ(^_^)/~
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