予備校講師でわるかったな！

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セレモニーの虚実

３月４日

  10時起床。
  寝坊。基本的に晴れ、くらいの天気。

  昨晩の将棋の話の続き。
  残留は佐藤二冠に決定。全５局のうち、最後から２番目の終局が佐藤・木村戦。佐藤優勢だったはずが秒読み（１手１分以内に指す）に追い込まれ、何とか佐藤がしのぎきるという激しい将棋になった。

  終わったのは午前１時40分くらいだったか。
  とにかく佐藤が勝ったことで、まだ指し直し局を指している久保八段の陥落が決まった。その将棋が終わらないうちにＴＶ放映は終了。指し直しとはいえ、朝の10時から翌日の午前２時になっても勝負がつかなかったわけだ。

  寝たのは２時過ぎだった。
  挑戦者だけ先に確定したから最後まで観る必要もなかったけれど、佐藤・木村戦はそれだけ目が離せない好勝負だったということ。もろもろの話題は省略して、今日は遅い午後から都内へ。

  市進予備校の「新年度体制説明会」というものに出席する。
  どこの予備校でも大差はないと思われるが、毎年この時期に行われる全体会である。会場に講師とスタッフを集めて、偉い人が~~ピーッ！~~、あっ、大切なお話をしてくれる会である。~~ピーッ！~~、じゃなくて、重要だ。あまりに重要なので、この７年くらい欠席を続けてきた。

  何がつまらんかと言えば、お話が一般論すぎて、特に学びがないこと。
  今世紀に入ってからの予備校業界のことだから、生徒（様）集めが大変だ、生徒（様）の通学期間が短くなっている、生徒（様）の講座単位取得数が減っているなどなど、景気の悪い話がえんえんと続くはず。

  まあそれは事実だから仕方がないのだけど、具体的にどのくらい景気が悪いのか伝わってこないのが、正直なところ面白くない。
  正確には、つまらない。景気が悪いとか生徒数が減っているということはもちろん現場でもヒシヒシと感じている。全体としてどうなのか、具体的にどうすればいいのか、それが知りたい。とは言うものの、偉い人だって

「それがわかりゃあ苦労しねえ」

と思っているようで、かつ当然であり、結果として、

「なんだかショッパイ話だなあ」

というのを聞かされることになる。

  宗旨替えして出席したのはいくつかの理由がある。
  スタッフの大きな人事異動があったことと、もう１つはここには書けないアレである。本当のことを言うと、たまにはこの手の会議に顔を出さないと、

「信原？　そんなヤツいたっけ？」

と思われかねないからだ。すでに思われているかもしれない。もっと本当のことを言うと、全体会のあとに食事会とやらがあるので、

タダ飯・タダ酒を味わってこよう

という理由。本音を書きすぎだよ(^_^;)

  会場は都内の某ホテル。
  １室で１時間くらい全体会、その隣の会場で立食パーティーですね。全体会、早く終わらないかなぁ。偉い人がお話なされているときに、居眠りするとか隣の講師とエロ話するとか爪垢ほじるとか、やっちゃダメなんだろうなあ。長いなあ。そういえば、こういうセレモニー嫌いだったんだよな、俺。

  と、ここまで書いたのは出席前です。
  ではここから実況（じゃないけど）です。と思ったけど、長くなりそうなので今日は簡単に感想でまとめましょう。後日にエッセイにするかどうかは考え中です。もちろんスーツで出席です。これは仕事なので。

・わりに全体会は面白かった

上記のように一般論に終始する人も多かったけれど、本音を話してくれる人も多かったように見えました。どこまで本音かはともかくとして。でも、１時間はちょっと長いですかね。校舎長のアイサツってのもキリがないから、紹介だけで終わらせてくれてもいいような。

・パーティーはつらかった

これも詳しくいつか書きたいんですが、とにかく知ってる講師が少ないんですよ、もう。「もう」というのは、新年度で13年目を迎える僕あたりで、ベテラン度は上から20％以内に入ってますから。講師全てが出席しているわけじゃないから難しいところですが、昔の教え子様が講師になってたりして、汗かきました。

  他にもいろいろあったけど省略。
  講師２人と千葉県に戻り、モツ焼き屋さんで反省会。ここでもいろいろエロエロと情報を交換する。実際のところ、あまり大きな声では話せないネタを拾ってくるのがこの手の会議の目的でしょうかね。

  なんだか凄く疲れましたね。
  たまにはこういう「社交」もやっておくべきかな、という印象です。うまいこと日記のネタにならんかなと思って出席したわけですが、あんまり濃いのもネタになりにくい、というところです。こんなことを書くと、

「なんだお前！　ブログのネタにするためにタダ酒飲んだんかぁ！」

と言われかねないですね。だからブログじゃないってば(-_-;)

  全体としては楽しかったかな、というのも本音。
  １年に１回、今のようなヒマな時期に限定すれば、やはり出席する価値のあることでしょうか。市進予備校自体は６日に開幕、僕は７日に開幕です。それはそれで、１つの精神的な区切りになったような気もします。来年はどうするかな、どうなるかな。とりあえず、

来年も呼んでもらえるべく

頑張りたいですね。では。

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