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わりにあうかどうか |
4月22日 |
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8時起床。
・僕の勤めるカラオケ店は今日開店ダっ。張り切っちゃうぞぉと毛布を干そうと
したら、全裸だった。偉い人に「いくら何でもお前それはないだろう」と言われ
て、確かにそうだなと思ったものの、とりあえず毛布は担いじゃってるし・・・
という夢でした。それはないよな、いくら何でも。
朝食を終えれば、将棋名人戦の第2局がスタート。
7番勝負の第1局は森内名人の勝ち。挑戦者の羽生はここで負けると永世名人
が遠くなりそう。2人のここ9回の対戦は全て先手勝ちで、この第2局は羽生が
先手という意味でも大事な1局になりそう。もっとも、各9時間持ちの最初の1
時間のTV中継なので手はさほど進まず。
今年2回目の衣替え。
4月11日に引き続き、段ボール箱から半袖シャツとポロシャツが21枚発掘され
た。これで合計62枚ですか。ちょっと多すぎるな。ここでカウントしているのは
授業に着ていけるもののみ。どれを普段遣いに「下ろす」か考えないと。
高価な服で困るのはこういうところだ。
生地はわりにヘタっているけれど、それなりに着られる期間が長すぎる。安物
は劣化のペースが速いから、
「はいこれでサヨウナラ」
と決断しやすい。ところが1着2万円くらいのアロハシャツなんてものもあって
、「まだOKかな」と決断が遅くなってしまう。
物持ちが良いとも言えるし、ケチとも言える。
ちょうどこの「よびわる」を始めた2004年からは服を新調しないようになって
(収入が減ったため)、廃棄処分が進んできてはいる。そろそろ高価なものと安
物でバリエーションを増やしていきたいところ。いくら服装に無頓着な僕でも、
5年以上も着ていれば飽きてくるし・・・。
1回目の昼食はラーメン屋さん。
2月だったか、体調が悪いときに試したことがある。味がどうだったのかハッ
キリしなかったので、体調の良いいまに再検査という目的。読まれすぎて膨らん
だマンガ雑誌が置いてあるような雰囲気の店。たぶんそんなに美味しくないんで
しょうか。
ひさしぶりにマンガを読んだ。
週刊モーニングだったと思う。『僕の小規模な生活』という3流漫画家の実情
マンガがなかなか面白かった。マンガというのは読む習慣がついていると速読し
てしまうものだけど(1ページ数秒という説がある)、あまりにも久しぶりなの
で熟読するしかなかった。食べながら読んだということもあって、たぶん1ペー
ジ20秒くらいかけて読んだと思う。
漫画家って基本的にわりにあわない稼業なんだろう。
丁寧に読めば線とか絵とかが極めて巧妙に描かれていることがわかるけれど、
そんなに丁寧に読むことは普通はない。むしろ、読み慣れた、
練れた読者こそ多読・速読してしまう
だろう。だから創作物としては異常に労働単価が少なくなるし、全体的な作品の
数も増えすぎて競争率も高くなる。全員が大ヒット作を描けるわけもなく、苦し
い業界の1つかも。ギョウザはまずまずでラーメンはなんだかな、というところ
。
帰宅してヒミツの花園。
きょうは朝から晴れた。湿度も低いし、温度もたぶん20℃くらいで非常に快適
。布団干しも久しぶり。洗濯物をバルコニーに干すのさえ久しぶり。道路ではツ
ツジの花が咲きかけているし、やっと初夏らしくなってくるのだろうか。ただし
夜は少し肌寒かった。
プールは600メートル。
体重は64.1キロ。クロールは上達しないし、特別な変化はない。それはそれで
いいことだ。出勤前にはカレーライスを食べた。冷蔵庫のご飯を使ったので、エ
リンギを細かく切ってご飯と炒めて、ゆるめのドライカレー風にした。本も読ん
だ。
『青インクの東京地図』安西水丸を読了。
都心散歩のエッセイ。
街を歩きながら自分の過去や歴史を回顧するという定番もの。良い意味で平凡
。
著者の安西水丸はイラストレーターである。
村上春樹とお友だちということで、村上のエッセイによく登場するし、その本
にイラストをつける(正確には共著となっている本がほとんど)ことが多い。非
常に特徴のあるイラストで、デザインやイラストのセンスに大きな欠落がある僕
でも「あ、水丸さんの絵だ」とわかる。
散歩するのは深川や新橋や八王子や府中など。
イラストレーターの書く文章をたくさん読んだという経験はないのだけど、何
となく視覚に訴える文章がうまいように思える。
>子供だった頃、母の銀座への買い物について行く時は、新しい洋服に着がえる
のがうれしかった。渋谷や新宿とはちがい、銀座への時はとびきりいいものを見
につけた。
特にわかりやすいというわけではない。
描写もしないし、色も出てこないし、比喩も使わない。でも、「とびきりいい
もの」というだけでスッと読者がイメージを作れるような文章だ。文庫の出版で
すら1990年ということで入手が難しいとは思われるにせよ、どこかで出あったら
立ち読みでも試してみてください。一般に、散歩もののエッセイはそんなにハズ
シがないとも言えるし。
2年生の授業は順調。
成績下位の生徒様をどうしようかな、と考えているところ。3段階の最上位の
クラスなので授業レベルを落としたくないし、単純にクラスダウンしてもらうに
はちょっと早い。文法をゼロ地点から説明するのは簡単だけど、それでは最上位
クラスの存在意義がなくなる。5月の模試の結果が出るあたりで動くつもり。つ
まり、
5月末からは授業のスタンスを変えていく
ことになる。昨年度のある種「失敗」を踏まえて、わずかでも改善策を用意するつ
もり。
授業後に、3年生の生徒様が質問に来た。
Lクラスの♀2人。内容は、4月に実施済みの模試について。先週の授業で説
教した甲斐があった。やはり、やっている生徒様はこの時期から動いている。
模試の解答解説は、受験初心者が多いこの時期には不親切だ。
低学年の模試はそうでもないが、受験学年の模試の説明は非常にわかりにくい
。いちばん解説を必要とする生徒層が、いちばん理解しにくいというパラドクス
を抱えている。初心者には「何を言っているのだか?」という感想を抱かせる記
述ばかりだ。会員の皆様は、
「語る」の初級編をよく読んでから解説にあたるといい
だろう。それで全部がわかることは絶対にないと思うが、現時点で偏差値50前後
だと、模試の解説だけ読んでも理解できることはまずない、と思われる。ゼロの
能力を40くらいの段階に上げるのが会員ページの設置目的だ。
ところで、なぜ模試の解説は不親切なのだろうか?
念のために書いておくが、僕はそれが悪いとは全く思わない。受験初心者に不
親切で良いと真面目に思う。今の記述に皮肉や含意はない。僕は浪人する前にそ
れに気がつかなかったし、浪人してから存分に悟った。ここでその理由は書かな
い。裏切るような行為で申し訳ない。
ここで一発。
いつまでも、そうやって答えを提示してもらうことを待っているから、自分で考える能力が育たないのでは。
ああ、今の一言で読者様が減った。お利口
はウェブに答えを探し、そうでない人はウェブで答えを探す。
帰宅して地味な夕食。
はじめて買った卵でしょう油漬けを作ったが、味の優劣は不明。ちゃんと皮が
むけるか、漬け込みのタレが何かという基本がフラフラしていたかも。セロリと
キュウリとキャベツをかじって、ヤマイモを下ろして食べ、出来合いの松前着け
と自作の西京味噌漬け焼き(今日は鰆)を食べた。わりに平和で平凡な1日だっ
た。 |
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