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明日の自分のほうがきっと若い 4月29日


  10時起床。

・家から徒歩10分の校舎なので自転車出勤。35分の休み時間にいっぺん帰宅して 洗いものをしたいのだ。さあ間に合うものかね?

という夢だった。そこまでしなくても良いと思う。

  9時過ぎに目が覚めた。
  すこし二日酔いの傾向だったので二度寝したわけ。昨晩のアルコール摂取は生ビール3杯・日本酒(冷酒)2合・生レモンサワー1杯だった。量の問題より も、冷たいものばかりが良くなかったかな。もっとも、起床時には完全に抜けて いた。


  雑用の1日。
  カーテンの洗濯。新居にうつったときに、旧居から持ってきたカーテンを7年 ぶりに洗ったという話は以前に書いたと思う。網戸にあたってドロドロになった から洗ったという話も書いた。反省して1年に1回くらいは定期的に洗おうと決 心したわけだ。一般的な

「カーテン洗濯頻度」

を知らない。誰かに習うものだったのだろうか。半年に1回とどこかで読んだの は、春夏ものと秋冬ものをわけて使う場合だったかな。世の中研究家としての努 力不足かも。

  幸いにもお昼から好天気になって、2枚は完全に乾いた。
  干しているのは残り3枚、洗っていないのは残り3枚。書斎と寝室のそれらは まだやらなくてもいいのかなって、反省がイマイチですね。全て2度洗いが必要 だった。知らないうちに汚れているのは人生と同じか・・・なんてね。


  お裁縫仕事。
  ちょうどシャツのボタンも取れていたということイヤイヤながら。家事は全て 得意なほうだと思うけど、このお裁縫だけが苦手。技術的なことは小学校の家庭 科で習ったし、じっくりやればステッチ縫い(っていうんだっけ、刺繍みたいな アレ)はけっこう上手だった。今は時間をかけるという忍耐力が不足している。

  ついでに昨日のボロタオルで雑巾も縫った。
  まるで昭和時代みたい。かける時間と手間を考えれば買うほうがリズナブルな ことは明白だ。ボタンつけはともかく、雑巾を縫うなんて今の時代では趣味にカ テゴライズされるだろう。バッハを聴きながら縫った。

  たとえば、お見合いの席で。

♀「あら、昼間があいているお仕事なんですね。昼間には、何をやっているので すか?」
僕「そうですねぇ、クラシックでも聴きながら家事、かな」
♀「まあステキ。どういう曲を?」
僕「バッハの無伴奏チェロですかね、フルニエ先生で」
♀「まあなおさらステキ。どういう家事を?」
僕「雑巾縫いですね」
「ぞ、ぞうきん・・・」

破談必至と思われる(^_^;)


  HPの作業。
  夏期講習のスケジュール。昨年よりコマ増は嬉しいことだが、作業も大変。110 コマ全てが1回きり、つまり再放送がないのだ。担当講座紹介も13種類くらいに なった。

  センター英語という講座も。
  夏に必要かねこれは。どんなもんでしょう。平均点が異様に高い試験であるわ りには、ちゃんと勉強していないと得点できない設問が多いという工夫された試 験だ。夏の時点で偏差値50くらいの人だと、かえって

どこにポイントがあるのかわからない

ということが多いのではないか。営業もあるので薦めないわけにもいかないが、 本音を書けば秋以降の同系講座でカバーすればいいんじゃないか。夏に過去問を 経験しておくというのは大事なことであるにせよ。


  お昼ごはんは初めて買う中華テイクアウト。
  エビチリ丼は塩味しかしなくて、強烈にまずかった。もう買うものか。予習少 々、本も読んだ。


  『辞めることから始めよう』笠原真澄を読了。
  脱OLしたフリーライターである著者が、今の職場を退職したいのにできない という女性に語る退職のススメ。
  今年度ワーストでしょうか、参ったなぁ。

  退職したいのにできないというのは、自分がやりたいことがちゃんと見えてい ないことだ、というのが著者の主張らしい。
  退職希望を持つ人々におこなったアンケートを引いて、それに対して著者が諭 すようにコメントをつけていく形式。そのほとんどは

「みなさんのお考えはわかりますが、でも・・・」

の繰り返し。偏見と断っておくが、頭の悪い心理カウンセラーの説教を聴かされ ているようで困ってしまった。

  不思議だなと思ったのは、これだけ無内容の本が「売らんがな」の幻冬舎文庫 に収められていること。
  売り方はともかくとして、どちらかと言えば「とりあえず読んで面白い」本が 多い文庫だったので、ややビックリ。しかしおそらく、この程度で感心したり共 感したりできる人も多いのだろうな、という皮肉な感想。無理に良いところを探 せば、

「今日の自分が一番若い」

というフレーズくらいか。まあどっかで読んだなこれ、って感じもするんだけど 。汚さないようにして確実に売り飛ばさなければ(^^)


  そういえば、昨日の呑みの席でも「下らないエッセイ読みすぎ!」と罵倒され た。
  たしかにエッセイというジャンルは未開発で、ほとんどが駄作だ。小説家の片 手間仕事(または小遣い稼ぎ)ではなく、もっと良い作品があっていいと思って いる。それでもまだ、シロウトが書いているブログよりは面白いものが多いのか 、とは思う。しかしその程度で金を取っていいのか、とも。


  校舎へ。
  非受験学年の場合は、4回に1度くらいの頻度で

「××(←文法項目名が入る)のまとめ」

という授業回がある。クラスレベルが3段階あるうちの下の2つは確かに「まと め」らしい構成なのだが、我がHクラスはただ英文が羅列されているだけ。しか もやたらに量が多い。ふだんの3倍くらいか。今さら説明するべき文法項目もな く、生徒様は現実的に単語がわからず、しかも量をこなすしかない、というヘレ ンケラー的三重苦の授業になってしまった。実は、このあたりに

生徒数を増やすポイント

があるはずなのだが、ここでは書かないようにしておこう。わざとわかりにくく 書くのがクセになっているかも。 


  何かに取り組むときに大切なこと。
  今の自分にはちょっと厳しい、くらいのことに挑戦することだ。今の自分には 厳しいから、ちょっとレベルを落とそうというのが一般的な考えで、一般的な考 えに従うと一般の人と同じような結果を迎える。つまり、ほとんど価値がない達 成を得る。

  少しツライな、だから少し楽な方法を選ぼう。
  新しき「より適切な」方法は、自分のレベルに合わせたものである。快適だ。 これで良かったと誰でも考える。実は、自分のレベルに合わせたがゆえに、今の 自分を大きく変えるチャンスを逸している。機会喪失という。

  もちろん、それでも少しの進歩はある。
  さすがにゼロということはない。まあ3%くらいは能力が増進するだろうか。 しかし実は、10%伸びる機会を3%にしてしまったのだから大きな損失をしてい る。このあたりのギリギリの境界線を見極めるのが何かにチャレンジすることで 、挑戦者が子どもであれば、その援助をするのが大人であり友人だろう。


  そんなことを考えながら夕食を取った。
  特別な示唆はないし、自戒を込めて書いてみた。日記は日誌ではないというこ とだ。明日は美味しい食材を用意しよう。今週末は来客もあることだし・・・。
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