予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

食べたいものがたくさん 5月11日


  8時起床。
  昨晩も夜更かししてしまって、消灯は3時半だったから寝不足だ。が、新聞屋 さんの取立てがあるので起きなければいけないのだ。眠いようとシャワーをあび る。


  3月分の集金も済んでいなかったのだ。
  4月分も以下同文だ。こんなに家にいる時間が長いのに巡りあわせが悪く、仕 方がなく「日曜の午前中に」というアポを取ったからだ。日記に書いているよう に、たいした用事でもないのにちょくちょく留守にするから、こういう

一定時間の束縛

が極めて苦痛だ。まさか寝たままでチャイムに気付かずアポを反古にする(ホゴ ニスル=ムダにすること)わけにもいかないし。

  それにしたって8時って必要もないだろ、と思うでしょ。
  のんのん(フランス語だと思う)。エントランスに新聞を取りにいくあいだに 、エントランスから呼び出されたらオジャンじゃないですか。独り暮らしという のはこの手の束縛が異常に多いのです。まさか8時半より前に来たりはしないで しょうと新聞を取りにいけた。結果的に9時半に来てくれた。


  メール。
  友人の読者様(人妻)から質問が来ていたのだ。どれどれ。

>よびわる上によく出てくる、蓮根の酒煮が、どーーしても気になる

レシピを教えろということ。ネットで検索しても、レシピが出てこない(それを 作っているという記述はたくさんあるとか)そうである。そういうこともあるん だねえ。

  ネット検索では絶対に見つからないネタを書くのは大事かもしれない。
  価値ある情報であるのに、探して見つかるわけでもないものだ。そこにしかな い、その人しか書けないコンテンツ。普遍性があるというほどでもないのに、読 んで楽しめるというもの。そういうものが書ければいいなと考えながら毎日かか さず日記をつけている。ではレシピを公開。


「蓮根の酒煮」2人前

材料
・レンコン200グラム
・酢水適量
・赤唐辛子1本
・酒カップ半分
・砂糖大さじ1
・しょう油大さじ1
・酢大さじ半分

手順
1:レンコンは薄切り(5ミリ以下くらい、お好み)にして、酢水(酢が5%く らい? 適当w)に10分つける
2:酒と赤唐辛子(小口切りにしておく)をいれた鍋に、酢水を切った1を入れ ていりつける(中火ないし弱火)
3:水分がほぼ飛んだら、しょう油と砂糖を入れてまぶす
4:火からおろす直前に酢を入れてまぶす

注意点
・レンコンは薄くきったほうが火の通りがよくなります。食感とのバランスがあ るので微妙なところかな。
・厚切りにして「まだ硬い」のに酒が飛んでしまったら、火をとめてフタをして 放置すると柔らかくなります。
・調味料は適当で大丈夫。僕は計量しないで作っています(面倒だし)。
・作った日を含めて、冷蔵庫で3日は日持ちします。まとめて作ってタッパにい れておき、常備菜にすると便利です。温かいまま(作りたて)でも旨いし、冷た いまま(冷蔵庫からジカ出し)でも旨いです。


  以上はメールに書いたこととほぼ同文。
  本で見つけたもので、僕のオリジナルではない。参考は『今さらながらの和食 修行』阿川佐和子である。レンコンの切り方や詳細以外は基本的に同じである。 僕なりに消化したレシピになれば「一膳シリーズ」に加えられる。だからこの料 理は加えられない。


  ネットで何かを読んでいると、執拗に詳しい記事(たいていはブログなのでエ ントリー)にぶつかることがある。
  変に詳しくないかと思ってその内容をウィキペディアで検索すると、

ただの再編集(パクリ)にすぎない、

なんてことがある。だったら、初めからリンクを貼ればいいじゃないか。

  そういう人って、何のために書いているんでしょう。
  他人が作ったものを改編するだけなら、やめればいいのにね。ネット上のテキ スト(文章のこと)はいくらでもコピーとペーストができて、切り貼りするだけ でオリジナルに見えるものがいくらでも作れる。まあ、お利口でもできると言っ ていいだろう。大学生のレポートなどでも問題になっていると聞く。

  おそらく、ネットで検索することが「調べる」ことだと思っていて

それを切り貼りするのがオリジナリティ

だと思っているのでしょう。
  読者は、もっと個人的な感想や意見を読みたくて個人ブログをあさっていると も知らないのでしょう。虎の威を借る狐じゃなくて、ウィキの威を借るブロガー ? なんて書いたら苦情メールが殺到するな。たまにはアツイことを書いてみた りしてねん(^_^;)


  1回目の昼食はラーメンを作って食べた。
  おとつい(方言または古語?;おとといのこと)作った鳥ササミとネギとシメ ジを炒めて、添付スープで煮込んだら美味しかった。2回目の昼食はどうでもい い系のパスタ(市販のタラコソース)。

  久しぶりにシメサバを作った。
  この時期のサバは脂がのっていない。しかしだからかえって旨いという文章を 読んだため。結果的にはシメかたの問題もあるのか、それほどの味でもなかった 。明日以降、味が浸みてきて変わるかもしれない。

  夕飯用に仕込んだのはキャベツの甘酢漬け。
  レシピはそのうちに書きます。


  今日は特別なことをしなかった。
  ヒミツの花園はこなした。異様に寒い一日で、昨晩から床暖房をつけていた。 桜が咲く前の温度かと思われる。もちろん読書もした。


  『わたしを認めよ!』勢古浩爾を読了。
  ひとが生きていくためには富や名声や金や異性といった世俗的欲望のほかに、 じぶんが認められたいという承認欲求があるのではないか、という自己承認を論 ずる本。
  類書を読んだ経験が少なく、理解度が低かった。そんなに悪くも良くもないよ うな気がする。

  あとがきから。

>人間はほんとうに「自分のことをわかってくれる人なんかいなくても生きて いける」のか。このような軽はずみな言説に対する批判は、本文でしつくし ているからくりかえさないが、もしわたしたちが、世界のただひとりからも「理 解されたり、認められたり、必要とされたり」しないとき、自分はなぜ生きてい るのかという意味を見失うはずである。

  引用文のカッコ内は、本書に引用された永井均の文章からの引用(ゴシック部 分も同様)。
  どうなんでしょう。人間の欲求といえばマズローの「欲求段階説」というのが 真偽はともかくとして有名だ。5段階の最上位が「自己実現の欲求」だったかな (違ってたらすいません、それこそ記憶だけで書いています。そもそもマズローなんても う古いのかしら?)。それよりも上、というより超越したところに自己承認とい う考え方があるらしい。

  ハッキリ言ってよくわからない。
  上記の引用でもわかるように、本書には他の論客の意見を否定・批判するくだ りが頻出する。そのあとで出る筆者の主張がよく読み取れなかった。悪いのはこ の本なのか僕なのかわからない、という感想。

  すこし面白かったのは引用。
  上野千鶴子・天童荒太・宮崎学・村上龍・中島義道・中沢新一・弘兼憲史・今 村仁司など、僕が知っている人も知らない人も、哲学者も漫画家も出てくる。こ の手の

「とっかかり」から読書経験が増えてくる

のはよくあることで、本質的ではないにせよ読んだ価値のある本、と言えるかも 。オススメ度としては低めかな。


  夕飯はさきのシメサバとカンパチ刺がメイン。
  サブには茹でたアスパラ(やはりこの時期の北海道産が美味!)とオクラ納豆 。いくら何でもオクラ納豆のレシピは書かなくてもわかるだろう。ポイントとし ては、

・オクラは1分程度の浅茹でに
・納豆だけの時点でよく練ること

くらいだろうか。こいつに摩り下ろしたトロロイモを加えると「ネバ3兄弟そろ い踏み」という料理名になる(のだろうか)。


  食べながら今日も大河ドラマ『篤姫』を観た。
  未来の嫁あおいは今日もキレイだった。来週も、うちに来てからもキレイだろ う。仮に来なくてもキレイだろう。きっと来ると思う。食べたい。え。しかしあ の、うちのあおいが嫁にいく「公方さま」って、ハッキリ言ってきち、が、イヤ 何でもない。

俺のあおいをあんな男のところにやるなぁぁぁ!
diary 日記  
これまでの日記はコチラ