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盗ませる、働かせる? |
5月14日 |
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10時起床。
・道を歩いていたら「紙麻雀をやろうぜ」と誘われて参加。全ての牌を使ってや
ろうとするので、「おいおい、それじゃいつまで経っても上がれないだろう」と
アドバイス。手牌4枚と7枚のバージョンが超早回しでバクチ性が高まるぜとい
けない忠告も。
という夢でした。どうなっているのだか。ちなみに本当の麻雀は手牌13枚プラス
1枚の上がり牌です。手牌の数を少なくするのは、初心者に教えるときにもよく
使う手段です(早く上がれるし、役を覚えやすい)。マニアですね。
またも雨。
今日も寒くて床暖房をつける。ずいぶん珍しいと思う。そのせいで寝冷えした
のか、やや腹しぶりの午前中。HPの作業をやったり本を読んだり講習のパ
ンフレットを読んだりして時間を経過させる。
そうだ、夏期講習の話題を書いておこう。
総合講座は原則的に今いるクラスと同じレベルを受講する。例外となるのは2
つのパターンかな。
1、1Cタームからクラスアップやダウンをカンフェリーに告知・推薦された場
合
2、前回(4月末)の定例がクラスアップやダウンぎりぎりだった場合
夏期講習は、特に文法回で授業レベルが下がる。
ほとんどが復習内容になるためだ。長文も1学期の既習内容を使って設問にあ
たることになるため(Lクラス除く)、全体に授業がやさしくなるはず。だから
、成績にもよるが、無理してクラスレベルを上げて受講する生徒様もいる。
いちおうは自由選択のタテマエなので書きにくい。
しかし書けば、条件は以下の1つか。
・夏は英語に異常な負荷をかけるプランニング
があること。受験科目のどれもが中間レベルの成績で、かつ文系で、英語を切り
札科目に設定する予定の場合、ということだ。クラスレベルを自分の実力以上に
するのは、それだけリスクがある。勉強にロスが生まれ易い。リスクを取らなけ
ればリターンはない。もちろん同時に、リターンはなくリスクだけが残る場合も
ある。
また、クラスを下げようかなと悩んでいるとき。
その場合は、
・1Cから、あるいはその前から通年授業でレベルを下げておく
ことを推奨する。必要に応じたクラスダウンは大切なことだが、そのタイミング
が遅くなるほど2月の入試に間に合わない可能性が上がる。どの場合にしても、
自分できちんと考えること。相談は僕でもカンフェリーでも両方でもどうぞ。
なお、追記的に書いておく。
クラスレベルを見るためにウイングネット(市進の映像授業)を観るのは、あ
まり意味がないと思う。講師が違えば方法論は異なる。目的地が異なれば、
同じクルマに乗っていても運転の仕方は異なる
のと同じだ。悪口ではない。
講師Aと講師Bが同じテキストで同じ授業をすることはない。
それなら、ロボットが授業をすればいいし、ライブ授業の必要性がない。すべ
てウイングネットで足りるだろう。もし、受験勉強が自動車教習所と同じレベル
であるとすれば(仮定法)。
講師Aが、同じレベルの授業Yと授業Zで同じ授業をすることはあるだろうが
(それはそれで1つの達成である。僕はそうはしないだけで)。
つまり、クラスレベルを比較するなら、
同じ授業回で違うレベルで同じ講師で
受けてみれば良い。15日(木曜)から始まる「第8回」の授業を、悩んでいるク
ラスレベル(LとC、CとQ)で、僕のクラスで受けてみればいいだろう。幸い
なことに、市川校で僕はLもCもQも担当しているし。ただし、予備校的にはル
ール違反なので、カンフェリーに話を通してから他クラスしてください。例。
「これこれの事情で、クラスレベルを比べたいから、ハンサムな先生の授業を他
クラスしていいですか?」
お昼ごはんは中華丼。
炊いたご飯にレトルトをかけるだけというインチキな奴です。体に良さそうだ
なあ。雨が強くて外出できなかったため。午後もぐずぐずする。英語のことわざ
に、
Procrastination is the thief of time.
「ぐずぐずするのは時間泥棒(思い立ったが吉日)」
というのがある(入試には出たことがないと思われる)。これを知っていても
「盗ませるのも快感だよな」
というマゾヒズムがあったりする。
そうも言っていられず、夕飯の仕込みをしておく。
モーツァルトのディベルティメントを聴きながら。料理と音楽には似ていると
ころがある。
1、ゴーヤとミョウガの酢の物
2、油揚げと切干大根の煮物
3、カブとゆずの浅漬け
3品で20分ちょっとかかってしまった。やっぱりグズグズしているかも。プール
へ。腹しぶりなれど順調に600メートル。
校舎に着くやいなや、某講師から質問。
「あの、チャーシューの件なんですが・・・」
なんだよいったい、と思ったものの、料理の話をできる相手というのは貴重で、
グダグダと料理ネタで盛り上がる。
「そのまま煮るんですか」
「焼いてからです」
「肉はタコ糸巻きしてあるやつ?」
「えぇ、昨日は。自分で巻くときもありますね」
「焼くと味が閉じ込められるけど」
「硬いんですよね、どうすればいいのかなあ」
「光沢とか出すんですか?」
「まさか、どうやって出すんですか」
「水あめをぬるとか」
「(水あめなんてどこで売ってるんだよ!)いや、自分で食べるし」
「売ってるのよりは旨いですかね」
「微妙ですねぇ」
「日持ちはどのくらい?」
「3日は大丈夫かな、まあ炒めれば5日くらいは」
「チャーハンに入れたりしてね」
「そうそれそれ」
「カタマリだと食べきれないでしょう」
「3日に分ければそれほどの量でもないっす」
以上はかなり省略した会話。
実際はいわゆる rapid fire 、日本語でいう「矢継ぎ早の会話」だった。一般に
、料理に関してウンチクを語れる男性は少なく、僕も某講師もこの種の会話に飢
えていたのだろうか。しかし、こんな会話を誰かに、たとえばスタッフなどに聞
かれていたら恥ずかしいよね。そして実際に聞かれているだろう。これを
予備校の講師室、みんな耳ダンボ
の法則と言う。
授業は順調か、やや苦戦くらいかな。
タームの変わり目ということで、新入生もやや多く、分詞という最難関項目の
1つでもあり、非常にきつい流れでもあった。講習の申し込みが近いことを踏ま
えて、かなりハードに。授業は営業ではない。1コマに2,000円前後を払う価値が
あるのか、それだけの準備と努力を(生徒様が)しているのかどうか、問う場所
でもある。
授業を受動的に受けて力が付くことは絶対にない、
これが僕の方針だ。
スタッフに聞いた話。
1Cタームから、生徒様(正会員)の「お友だち紹介システム」に変更があっ
たとか。お友だちを紹介し、彼・彼女が入会して初回授業を受けたあとに、
紹介者と被紹介者に1,000円の図書カード
をプレゼント、ということ。
個人的には、つまり市進の講師という立場を離れれば、ちょっとエゲツナイか
な、とは思わなくもない。
ケータイ会社の情宣活動みたいだし。しかしまあ、現実に紹介者にメリットが
あるのは良いことだし、サービス業としてはそういうのもアリかもな、と思う面
もある。授業をする僕の立場からしても、教室の生徒数が多いほうが盛り上がる
し、生徒様だって
切磋琢磨するほうが楽しい
かと思われる。読みは「セッサタクマ」で、仲間同士で勉強して励ましあいなが
ら向上をはかること、くらいの意味。夏からスタートというお友だちがいれば誘
ってみてください。
帰宅して夕食。
さきおととい(=おとといの昨日)のシメサバは期待に反して味が良くなかっ
た。サバ自体の品質なのか(血合いが非常に多かったし、そもそも安すぎた)、
シメかたの問題なのか、保存の問題なのか、やはりサバは秋の魚なのか、不明。
まだまだ研究が必要だ。
昼間に作った3品はグッド。
昨日のチャーシューの残りタレで作ったゆで卵は味がしみて、絶品のデキにな
った。やはり肉のエキスが味をよくしてくれるのだろう。時間は、
盗ませるものではなく働かせるべきもの
ではないか、と。うまくまとめたつもり(^^ゞ
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